トップ 2分で読む 【栃木】栃木県北部でM3.7の震度4(2018/10/15)

【栃木】栃木県北部でM3.7の震度4(2018/10/15)

2018/10/15は、熊本県天草・芦北地方で2016年6月以来の震度3の後、東京都の父島近海では午前と午後に渡って2度の震度2、その後に栃木県北部でM3.7の震度4が発生しました。

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2018/10/15:栃木県北部でM3.7の震度4

2018/10/15は、熊本県天草・芦北地方で2016年6月以来の震度3を観測しました。2016年4月の熊本地震の震源は、もう少し北部の熊本県熊本地方です。断層で見ると、いずれもほぼ中央構造線に一致するので(時間は経ちましたが)熊本地震の余震と思われます。

また同日、東京都の父島近海では午前と午後に渡って2度の震度2の地震が発生。それぞれM4.7、M4.5となります。震源はフィリピン海プレートと太平洋プレートの境界となる伊豆・小笠原海溝付近です。この海溝を北上すると、房総沖のプレート境界で近年発見された超巨大断層帯が2本存在しており、スロースリップなども確認されている領域になります。

その後に栃木県北部でM3.7の震度4が発生しました。「もう1つの白根山」、火山である日光白根山のすぐ近くですが、現状、日光白根山では特段の火山活動の報告はありません。今後に影響があるかどうかが気になるところではあります。

白根山といえば噴火したイメージがありますが、今年1月に噴火した白根山は群馬の「本白根山」です。訓練中の陸自隊員が1名死亡、11名重軽傷という痛ましい事故となりました。

国内に「白根山」はいくつか存在し、草津白根山、本白根山、日光白根山(奥白根山)など、単に「白根山」だけではまったく異なる山を示す場合があります。

秋の登山シーズンで山へ行かれる方も多いと思いますが、特に活火山である山へ行く場合は気象庁や現地の情報を事前に確認しましょう。(本白根山の噴火は前兆現象がほとんどありませんでしたが)

また、登山の場合は必ず「登山届」の提出を。万が一の遭難の際に、登山届の有無が生死を分ける場合があります。

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