2018/11/25:徳島県南部で震度3・M4.1の地震、震源的には揺れの増加傾向?
2018/11/25の18:19頃、徳島県南部で震度3・M4.1の地震がありましたが、南海トラフ巨大地震の想定震源域内とは言え南海トラフの固着域の範囲外、これまで起きているスロースリップ領域にも該当せず、徳島での活断層帯にも該当しない模様ですが、この10年間で今回の震源では年に数回程度の地震はコンスタントに発生しています。
直近では11/23に、2ヶ月ぶりの地震として震度1・M2.7が発生しています。
強いて言えば中央構造線に近いという点でしょうか。中央構造線に近い地震と言えば、11/23から続く長野と岐阜の境界近く、中央構造線と糸魚川静岡構造線の交差領域の西側での地震です。
ただ、2018年においては徳島県南部での地震は例年に無く発生回数が増えています。今年は九州四国にかけて、南海トラフ周辺でのスロースリップも多く観測されているので、その影響もあるのでしょうか。
この震源付近では、2015/2/6に震度5弱・M5.0(深さ10km)の比較的大きな地震が起きており、その際には緊急地震速報も発令されています。
南海トラフ巨大地震の想定震源域では着々と「歪み(ひずみ)」は蓄積され続けていることに変わりは無いので、(緊張感を常に持続することは困難ですが)各ご家庭でもしっかりと備えていただきたいと思います。備えた上で、平穏な状況が長く続くことが望まれます。
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