2018/12/10:三重県南東沖震源の地震で揺れたのは関東地方
2018/12/10の00:22頃、三重県南東沖を震源とした、震度2・M5.3の地震がありましたが、揺れたエリアが三重県からはかなり距離がある「関東地方」という現象がありました。最も震度が大きかったのは栃木県です。
この現象は、小笠原諸島付近などでしばしば起こるM7.0以上の大きな深発地震による「異常震域」が、三重県南東沖でも発生したと見ることができるかもしれません。
「異常震域」とは、通常ならば揺れは震源地(震央)で最も大きくなり、中心から同心円状に広がりながら小さくなるはずの地震が、震源地から離れたところで震度が高くなる現象のことを言います。
例えば、2007/7/16に京都沖日本海で起きた「深発地震」では、京都では小さな震度でしたが、距離的に遠い北海道では大きな揺れを観測しました。逆にプレート境界をまたいだ中京関西地方や中部地方での揺れは小さいという状況です。
「異常震域」は震源の深さが深い「深発地震」で起きる傾向があるようで、海洋プレートがマントル内に沈んでスラブ(地球の地殻とマントル最上部の固い岩盤を併せた部分)となる過程で、深さが数百km付近まで沈んだところで熱や圧力により構造などが変化した時に発生すると考えられています。
今回と同じパターンで、三重県南東沖の深い震源で関東・東北が揺れた異常震域ケースはこれまでに複数回、起きています。確認できるのが近年なので、「南海トラフが起動」ということにならないといいのですが。
いま備えておくべき「備災アイテム」をamazonで見る!
【防災用品をamazonでチェック!】
【食べたら出ます。水食料は意外となんとかなります。しかし災害時に繰り返されるトイレ問題の解決は個人や家庭での備えがベストです。まずはこれを備えましょう】
【簡易トイレは個包装よりも必要資材をまとめ買い!「真夏・常温の空いたサバ缶」や「うんち」のニオイすら封じ込める防臭袋「BOS」は備災用品のマストアイテム】
【災害時の簡易トイレで「おしっこ」の処理の必需品。1gで300ml以上の水分を吸収して燃やすゴミ化】
【手持ちの懐中電灯などは片手が塞がるため夜間の避難や作業時に不便。そこでオススメは頭にかぶる「ヘッドライト」です】
【アウトドア派には馴染みの「ケリーケトル」。小型の焚き火コンロとヤカンがセットになって、木切れや古新聞・ダンボールなど手頃な「燃えるもの」を燃料に、ガスや電気が無くてもお湯が沸かせる便利アイテム】
【いきなりの停電時にも1〜2日は家電が使えるポータブル電源があれば安心。キャンプにも重宝します】
【災害時にも意外と大活躍のスマホもバッテリーが切れたら使えません。太陽光で充電できるソーラーチャージャーは1つ備えておきましょう】
【断水時で給水車も来ない!そんな場合はこの携帯用浄水器で河川の水を濾過、沸かせば飲めます】
【備蓄用燃料としても最適な「カセットガスボンベ」で使える暖房用ストーブ。災害時にも暖を取れ秋冬キャンプでも大活躍。編集部スタッフも愛用中です】
【リビングと寝室が備わった「2ルーム・テント」なら家族3〜4人で快適に過ごせます。被災時にも使う想定なら、熊本地震でも大活躍した2ルーム・テントがオススメです】