トップ 2分で読む 【東日本】岩手・宮城・茨城沖と伊豆で小規模地震(2019/12/30〜12/31)

【東日本】岩手・宮城・茨城沖と伊豆で小規模地震(2019/12/30〜12/31)

2019/12/30〜12/31は、静岡県伊豆地方・岩手県沖・茨城県沖・宮城県沖と父島近海で小規模な有感地震が相次ぎました。いずれも最大震度は1。ただし、宮城県沖はM4.0・父島近海ではM5.4という規模で発生しています。

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2019/12/30〜12/31:岩手・宮城・茨城沖と伊豆で小規模地震

2019/12/30〜12/31は、静岡県伊豆地方・岩手県沖・茨城県沖・宮城県沖と父島近海で小規模な有感地震が相次ぎました。
いずれも最大震度は1。ただし、宮城県沖はM4.0・父島近海ではM5.4という規模で発生しています。

時系列で新しい順に列挙すると次の通りです。

【静岡県伊豆地方】
2019/12/31 10:47頃, 震度1, M1.7, 深さ10km

【岩手県沖】
2019/12/31 02:14頃, 震度1, M3.3, 深さ50km

【茨城県沖】
2019/12/30 19:27頃, 震度1, M3.6, 深さ30km

【宮城県沖】
2019/12/30 13:32頃, 震度1, M4.0, 深さ40km

【父島近海】
2019/12/30 13:11頃, 震度1, M5.4, 深さ10km

静岡県伊豆地方の震源は相模トラフの西端あたりかつ、首都直下地震の想定震源域の西端あたりでもあり、南海トラフ巨大地震の想定震源域の東端あたりに位置するので気にはなるものの、近年で最大の地震は

2015/03/15 23:44頃, 静岡県伊豆地方, 震度2, M3.5, 深さ10km

という小規模なもののみ。現状、特段の心配は無いと見て良いでしょう。

他の震源は比較的活発なものばかりとなります。

【岩手県沖における近年の最大震度5弱以上】
2015/02/17 13:46頃, M5.7, 最大震度5強
2014/07/05 07:42頃, M5.9, 最大震度5弱
2012/03/27 20:00頃, M6.4, 最大震度5弱
2011/06/23 06:51頃, M6.7, 最大震度5弱
2011/03/24 17:21頃, M6.1, 最大震度5弱
2011/03/11 20:37頃, M6.4, 最大震度5弱

【宮城県沖における近年の最大震度5弱以上】
2015/05/13 06:12頃, M6.8, 最大震度5強
2013/08/04 12:28頃, M6.0, 最大震度5強
2013/04/17 21:03頃, M5.8, 最大震度5弱
2012/10/25 19:32頃, M5.6, 最大震度5弱
2012/08/30 04:05頃, M5.6, 最大震度5強
2011/07/23 13:34頃, M6.5, 最大震度5強
2011/04/09 18:42頃, M5.4, 最大震度5弱
2011/04/07 23:32頃, M7.4, 最大震度6強
2011/03/31 16:15頃, M6.0, 最大震度5弱
2011/03/28 07:24頃, M6.5, 最大震度5弱
2011/03/13 08:25頃, M6.2, 最大震度5弱

【茨城県沖における近年の最大震度5弱以上】
2012/03/01 07:32頃, M5.4, 最大震度5弱
2011/03/14 10:02頃, M6.2, 最大震度5弱
2011/03/11 15:15頃, M7.4, 最大震度6弱

【父島近海における近年の規模大きめの地震】
2015/03/14 01:15頃, M5.1, 最大震度3
2010/12/23 06:50頃, M6.5, 最大震度3
2010/12/22 02:20頃, M7.4, 最大震度4
2010/08/14 10:34頃, M5.5, 最大震度3
2009/11/04 03:04頃, M5.5, 最大震度3
2009/10/21 20:35頃, M4.5, 最大震度3

岩手沖・宮城沖・茨城沖は特に活発に地震が発生しており、ときどき規模の大きな地震が発生しています。
最大震度が「そこそこ」の大きさであることが多いため震災クラスの被害には至っていませんが、やはり継続的な警戒は必要です。

東日本大震災以降、東北〜関東の日本海溝沿いでは依然として活発な地殻活動が継続中です。
しかしデータを見ると、「地震の空白域」とみられる領域がいくつか存在します。東北〜関東であれば仙台や鹿島の陸に近い沖合、房総半島の南東沖など。

特に東日本大震災の震源域では「割れ残り」と言われる領域が存在しており、そうした部分が今後のプレートの動きによって改めて破壊される可能性は十分あります。

東日本大震災は「1000年に1度の大震災」と言われましたが、それはM9クラスの規模という意味での「1000年に1度」です。
たしかにM9クラスは当分発生しないと考えられていますが、M7〜8に関しては比較的高い発生確率となっています。

地震が多く起きている場所だから今後想定される巨大地震は規模が軽減されるのではないか?とは考えず、個人レベルでも(可能な範囲ではありますが)備えておくことが必要です。

特に最近は首都直下地震の発生が懸念されていることもありますので、何もない平時にこそ、次の大規模地震災害への備えをしておきましょう。

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