トップ 2分で読む 【全国】北海道,茨城,千葉,京都で相次ぐ地震(2020/02/23)

【全国】北海道,茨城,千葉,京都で相次ぐ地震(2020/02/23)

2020/02/23は北海道・茨城・千葉・京都で小規模な有感地震が相次ぎました。有感地震の発生頻度的に珍しいのは北海道南西沖および京都府南部。いずれも小規模なものです。また茨城県沖ではM4以上が増加、今月に入りM5.6の地震も発生しています。

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2020/02/23:北海道,茨城,千葉,京都で相次ぐ地震

2020/02/23は北海道・茨城・千葉・京都で小規模な有感地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【択捉島付近】
2020/02/23 21:57頃, 震度2, M4.8, 深さ160km, 北緯:45.2, 東経:148.5

【茨城県沖】
2020/02/23 21:13頃, 震度2, M4.2, 深さ30km, 北緯:36.6, 東経:141.2

【千葉県南部】
2020/02/23 18:49頃, 震度1, M3.8, 深さ80km, 北緯:35.2, 東経:140.0

【北海道南西沖】
2020/02/23 00:55頃, 震度1, M3.7, 深さ10km, 北緯:41.3, 東経:139.8

【京都府南部】
2020/02/23 00:32頃, 震度1, M3.2, 深さ10km, 北緯:35.1, 東経:135.5

 

有感地震の発生頻度的に珍しいのは北海道南西沖を震源とする地震です。
前回の有感地震は2019/06/28 07:57頃, 震度1, M3.0。
年数回程度、有感地震は小規模なものが起きる程度です。

 

もう1つ、発生頻度的に珍しいのは京都府南部。
こちらの前回の有感地震は2019/10/30 04:32頃, 震度3, M3.8。
過去10年で見ても、最大震度4以上の地震は1度しか観測されていません。

 

他の震源は比較的発生頻度高めで、特に茨城県沖ではM4以上が増加、今月に入りM5.6の地震も発生しています。
茨城では沖合いだけでなく内陸部の北部・南部でも多数の地震が発生しており、東日本大震災以降は地震活動が活発に起きている領域ですが、やや気になるのは2020年に入ってからM4以上の地震が続いている点です。

2020年に入り、茨城県沖での地震の規模がやや大きめに
2020/02/06 20:20頃 M5.6 最大震度2
2020/01/25 20:01頃 M4.3 最大震度1
2020/01/21 19:18頃 M4.3 最大震度4
2020/01/15 08:19頃 M3.8 最大震度2
2020/01/14 13:25頃 M4.9 最大震度3

もとより茨城県内は「小〜中規模地震の巣」と言えるくらい地震が頻発するエリアであり、今後の情報には注意しつつ備えだけはしっかりと。

昨年後半から茨城県での地震活動の活発化を感じさせるような動きがありますが、同様の活動例はこれまで全国各地で見られます。こうした動きが次の巨大地震などの前兆かどうかは、現代科学の力では残念ながら確度の高い予測としては判断できない現実があります。

 

2019年末の茨城県と栃木県での地震に関して、一部のメディアが首都直下型地震の前兆の可能性的な報じ方をしたこともありますが、必要以上に不安に感じる必要はありません。

「正しく恐れ、備える」

ということが重要で、これは日常の生活の一部として取り入れておく要素でもあります。
首都直下型地震や南海トラフ巨大地震がいつ起きるのか、という点を気にするよりも、次の大きな自然災害が起きた時に、命さえ無事ならその後を乗り切っていくための備えがあるかどうかが重要です。

また、2/23は環太平洋火山帯の各地でM4以上の地震が相次ぎました。環太平洋火山帯では毎日、数多くの地震が起きていますので特別な現象ではありませんが、やはり備えだけはしっかりとしておきたいものです。

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