トップ 2分で読む 【東日本】岐阜県飛騨地方で再び連続地震・長野でも3連続、北海道,青森,岩手,宮城,神奈川でも小規模な地震(2019/5/14〜5/15)

【東日本】岐阜県飛騨地方で再び連続地震・長野でも3連続、北海道,青森,岩手,宮城,神奈川でも小規模な地震(2019/5/14〜5/15)

2019/5/14〜5/15にかけて岐阜県飛騨地方で再び連続地震・長野でも3連続、北海道,青森,岩手,宮城,神奈川でも小規模な地震。やはり気になるのは岐阜の連続地震です。岐阜県飛騨地方とすぐ近くの長野県中部では過去たびたび連続地震が発生、やや乱暴にこじつけると連続地震の数カ月後以内に比較的大きめの地震が起きているように見えます。

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2019/5/14〜5/15:岐阜県飛騨地方で再び連続地震・長野でも3連続、北海道,青森,岩手,宮城,神奈川でも小規模な地震

2019/5/14〜5/15にかけて、岐阜県飛騨地方で再び連続地震・長野でも3連続、北海道,青森,岩手,宮城,神奈川でも小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/15 18:09頃, 震度1, M2.6, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【青森県東方沖】
2020/05/15 17:37頃, 震度1, M3.4, 深さ70km, 北緯:41.4, 東経:141.7

【長野県中部】
2020/05/15 08:21頃, 震度1, M2.4, 深さ10km, 北緯:36.2, 東経:137.6<br />

【宮城県沖】
2020/05/15 06:40頃, 震度3, M4.5, 深さ40km, 北緯:38.7, 東経:142.3

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/15 01:57頃, 震度1, M2.7, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【神奈川県西部】
2020/05/15 01:50頃, 震度1, M2.4, 深さ10km, 北緯:35.3, 東経:139.1

【日高地方西部】
2020/05/15 01:15頃, 震度1, M3.5, 深さ20km, 北緯:42.8, 東経:142.6

【長野県中部】
2020/05/15 00:34頃, 震度1, M2.4, 深さ10km, 北緯:36.2, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/15 00:24頃, 震度1, M3.1, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/14 10:58頃, 震度1, M2.6, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/14 09:54頃, 震度1, M2.5, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/14 09:39頃, 震度2, M2.9, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【長野県中部】
2020/05/14 07:36頃, 震度1, M2.4, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.7

【岩手県沖】
2020/05/14 04:30頃, 震度3, M4.5, 深さ10km, 北緯:40.1, 東経:142.0

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/14 00:29頃, 震度1, M3.4, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

 

やはり気になるのは昨日5/13から岐阜県飛騨地方で発生している連続地震です。

 

岐阜県飛騨地方とすぐ近くの長野県中部ではこれまでにもたびたび連続地震が発生していますが、今回は気象庁が公開している「震度データベース検索」からデータを取得し、傾向的なものが無いかと検証してみました。

 

結果、やや乱暴な「こじづけ」にはなりますが、連続地震が収まった直後〜数カ月後には比較的大きめの地震が起きているように見えることが判りました。

上の図はHi-net自動処理震源マップによる過去1ヶ月間の岐阜県内における震央分布図ですが、体に感じないものも含めれば無数の地震が発生していることがわかります。

 

■岐阜県飛騨地方でこれまで発生した連続地震と、その後の大きめの地震

・1998/08/14〜1998/08/18にかけて計35回の連続地震
→ 1998/08/20:小笠原諸島西方沖でM7.0地震(深さ467km)

・1998/08/22〜1998/08/27にかけて計10回の連続地震
→ 1998/09/03:岩手県内陸北部でM5.9、最大震度6弱の地震(長野県中部でも同時期に連続地震)

・2011/02/27〜2011/03/07にかけて計36回の連続地震
→ 2011/03/11:東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)

・2018/11/23〜2018/11/26にかけて計45回の連続地震
→ 2019/06/18:山形県沖でM6.4、最大震度6強の地震

・2020/05/13〜2020/05/14にかけて計16回の連続地震
→ ???

■長野県中部でこれまで発生した連続地震と、その後の大きめの地震

・1998/08/24〜1998/11/03にかけて計85回の連続地震
→ 1998/09/03:岩手県内陸北部でM5.9、最大震度6弱の地震(岐阜県飛騨地方でも同時期に連続地震)

・2011/06/30〜2011/07/02にかけて計19回の連続地震
→ 2011/07/02:三陸沖でM7.0、最大震度4の地震(東北地方太平洋沖地震の余震)

・2020/04/22〜2020/04/30にかけて計68回の連続地震
→ ???

 

こうして見てみると、岐阜県飛騨地方や長野県中部で連続地震が発生すると、その直後〜数カ月後あたりに東日本の主に東北地方あたりで規模が大きめの地震が発生しているように見えます

 

ただ、これは前述の通り少々乱暴にこじつけたものです。規模(マグニチュード)が大きめの地震は他にも多く発生してきているので、今起きている連続地震についても「これから数カ月後以内に、同様の規模大きめの地震が起きる」と予測するだけの根拠にはなりません

 

しかし、こうした現象を「備えるためのキッカケ」としては使えます。過去の震災や豪雨災害などの例を振り返ってみても、事が起きてから備蓄品などを揃えようとしても店頭には長蛇の列ができ、支援などもなかなか手が届かなかったりします。今のうちに改めて防災用品や備蓄品の用意と、ご家族との緊急連絡手段や連絡先・集合場所などを確認しておいてください。

 

重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。今回起きている連続地震が収まった後に、実際に大きな地震が発生する可能性はゼロではありません。防災よりも「備災」を念頭においた事前の行動を。

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