【岐阜】岐阜県飛騨地方で再び連続地震、長野でも２連続、日向灘でM3.6の地震（2020/05/13）

2020/05/13は岐阜県飛騨地方で11連続の地震があり、すぐ近くの長野県中部でも2連続の地震が発生、日向灘でもM3.6の地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです（最新順）

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 15:15頃, 震度3, M3.7, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【日向灘】
2020/05/13 13:39頃, 震度2, M3.6, 深さ30km, 北緯:32.0, 東経:131.7

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 11:06頃, 震度1, M2.7, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 10:28頃, 震度3, M4.6, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 09:40頃, 震度2, M4.5, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 09:16頃, 震度1, M2.6, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 08:19頃, 震度1, M2.6, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 07:31頃, 震度2, M3.5, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【長野県中部】
2020/05/13 07:21頃, 震度1, M2.8, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.7

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 07:07頃, 震度2, M3.2, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 07:04頃, 震度2, M4.5, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 05:42頃, 震度1, M2.9, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【長野県中部】
2020/05/13 05:28頃, 震度1, M3.0, ごく浅い, 北緯:36.2, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 03:44頃, 震度1, M2.8, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

岐阜の震源としては長野との県境付近で発生しており、長野県中部の震源と20km程度しか離れていません。
特に長野県中部では4/22あたりから同様の連続地震が5月上旬まで続き、月またぎのタイミングでは岐阜県飛騨地方でも4連続程度の地震が発生した後に徐々に終息傾向にありましたが、5/13に再び活発化の動きとなります。

このあたりは中央構造線と糸魚川・静岡構造線が交差する領域の西側で、このあたりは４つのプレート（ユーラシアプレート、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート）の動きで形成されたとされる日本アルプスの西側で地殻活動が活発であるため、多数の断層が存在し複数の火山もあります。

過去の発生事例として東日本大震災の2週間前に岐阜県飛騨地方で連続地震が発生していました。もちろん、地震の発生はパターン化できるものではないので、あくまで「過去の発生事例のひとつ」の範囲に留まるものですが、警戒は必要でしょう。

前述のとおり、このあたりは４つのプレートが重なり合う地殻活動が活発な領域であり、2014年に噴火した御嶽山噴火のようにほぼ前兆無く大規模な噴火災害が発生した事実があります。内陸部の断層型地震は予測が難しいため、結果的に「発生してから対応」という形になりがちです。もし大型地震が発生してしまった時、備えがあるかどうかがその後の生活の維持や再建に直結します。

「備えあれば憂いなし」とはよく言いますが、まだ本気で備えるには至っていないかたもいらっしゃるのでは。大きな災害はある日突然発生し、起きた直後には備えようと思っても店頭からすぐに物資は無くなります。備えは何もない平時にこそやっておきましょう。

【釧路沖】
2020/05/13 22:46頃, 震度3, M4.1, 深さ80km, 北緯:42.9, 東経:145.1

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/13 22:20頃, 震度1, M3.1, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【浦河沖】
2020/05/13 21:29頃, 震度1, M3.4, 深さ70km, 北緯:41.9, 東経:142.3