2020/5/16〜5/17:紀伊水道でM4.5を含め2連続・岩手でもM4.5他、全国で小規模地震が相次ぐ
2020/5/16〜5/17にかけて、紀伊水道でM4.5を含め2連続・岩手でもM4.5他、全国で小規模地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
【紀伊水道】
2020/05/17 20:38頃, 震度4, M4.5, 深さ40km, 北緯:33.6, 東経:134.8
【内浦湾】
2020/05/17 12:29頃, 震度2, M3.9, 深さ10km, 北緯:42.2, 東経:140.6
【種子島近海】
2020/05/17 04:00頃, 震度2, M3.0, ごく浅い, 北緯:30.2, 東経:130.5
【神奈川県西部】
2020/05/16 08:33頃, 震度2, M2.2, 深さ10km, 北緯:35.2, 東経:139.1
【茨城県沖】
2020/05/16 06:27頃, 震度3, M3.9, 深さ50km, 北緯:36.3, 東経:140.8
【紀伊水道】
2020/05/16 05:02頃, 震度1, M2.4, 深さ10km, 北緯:34.1, 東経:135.1
【岩手県沖】
2020/05/16 01:48頃, 震度1, M4.5, 深さ30km, 北緯:40.1, 東経:142.5
紀伊水道では2019/03/13にM5.2・最大震度4の地震がありましたが、それ以来の規模の地震となります。また岩手県沖では5/14にもM4.5・最大震度3の地震が発生しているので、今後の地震情報には注意してください。
2019/5/14〜5/15にかけての地震情報でもお伝え済みですが、長野県中部・岐阜県飛騨地方で続いていた地震がこの2日間はまったく発生していません。
前提として、地震の発生はパターン化できるものではありませんが、既報のとおりこのあたりで連続地震が発生した場合、その直後から数ヶ月内には東日本の主に東北地方あたりで規模が大きめの地震が発生しているように感じられます。
もちろんこれは「乱暴なこじつけ」と言って良く、規模(マグニチュード)が大きめの地震は他にも多く発生しているので、直近で発生した連続地震についても「これから数カ月後以内に、同様の規模大きめの地震が起きる」と予測するだけの根拠にはなりません。
しかし、こうした現象を「備えるためのキッカケ」としては使えます。過去の震災や豪雨災害などの例を振り返ってみても、事が起きてから備蓄品などを揃えようとしても店頭には長蛇の列ができ、支援などもなかなか手が届かなかったりします。今のうちに改めて防災用品や備蓄品の用意と、ご家族との緊急連絡手段や連絡先・集合場所などを確認しておいてください。
重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。今回起きている連続地震が収まった後に、実際に大きな地震が発生する可能性はゼロではありません。防災よりも「備災」を念頭においた事前の行動を。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ