2020/07/04:福島県沖でM3.7・震度1の地震
2020/07/04は福島県沖でM3.7・震度1の地震がありました。
詳細情報は次の通りです。
【福島県沖】
2020/07/04 15:20頃, 震度1, M3.7, 深さ30km, 北緯37.4度, 東経141.4度
福島県沖を含む青森〜千葉沖は東日本大震災以降、いまだに活発な活動を続けている震源域となっています。
ここでは福島県沖での近年の最大震度5弱以上の地震をピックアップしてみます。
【福島県沖を震源とする近年の地震】
発生日時 | 最大震度 | マグニチュード | 深さ | 北緯, 東経 |
---|---|---|---|---|
2019/08/04 19:23頃 | 5弱 | 6.4 | 約50km | 37.7, 141.6 |
2017/10/06 23:56頃 | 5弱 | 5.9 | 約50km | 37.1, 141.2 |
2017/02/28 16:49頃 | 5弱 | 5.7 | 約50km | 37.5, 141.4 |
2016/11/22 05:59頃 | 5弱 | 7.4 | 約30km | 37.4, 141.6 |
2013/05/18 14:47頃 | 5強 | 6.0 | 約50km | 37.7, 141.6 |
2012/04/01 23:04頃 | 5弱 | 5.9 | 約50km | 37.1, 141.3 |
2012/01/23 20:45頃 | 5弱 | 5.1 | 約50km | 37.1, 141.2 |
2011/09/29 19:05頃 | 5強 | 5.6 | ごく浅い | 37.1, 141.0 |
2011/08/19 14:36頃 | 5弱 | 6.8 | 約20km | 37.6, 141.9 |
2011/08/12 03:22頃 | 5弱 | 6.0 | 約50km | 37.0, 141.2 |
2011/07/31 03:54頃 | 5強 | 6.4 | 約40km | 36.9, 141.3 |
2011/07/25 03:51頃 | 5弱 | 6.2 | 約40km | 37.7, 141.6 |
2011/06/04 01:00頃 | 5弱 | 5.6 | 約20km | 37.0, 141.2 |
2011/04/23 00:25頃 | 5弱 | 5.6 | 約20km | 37.2, 141.3 |
2011/03/12 22:15頃 | 5弱 | 6.0 | 約40km | 37.1, 141.4 |
2011/03/11 17:41頃 | 5強 | 5.8 | 約30km | 37.5, 141.3 |
2010/06/13 12:33頃 | 5弱 | 6.2 | 約40km | 37.4, 141.8 |
2010/03/14 17:08頃 | 5弱 | 6.6 | 約40km | 37.7, 141.9 |
東日本大震災が発生した2011年は特に顕著でしたが、それ以降も継続的に大きめの地震が起きていることが判ります。
特に
【福島県沖】
2016/11/22 05:59頃, 震度5弱, M7.4, 深さ30km, 北緯:37.4, 東経:141.6
の地震はM7.4という、最大震度こそ5弱でしたが規模自体はかなり大きめのものが観測されました。
東北地方の巨大地震としてすぐに思い起こされる東日本大震災は、北海道〜房総沖にかけて存在する日本海溝沿い、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む部分で発生しましたが、この時に動いたのは宮城沖〜福島沖のみ。
その他の部分が「動き残り・割れ残り」となっている可能性は十分残っており、東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内に、M7級の大地震の発生確率がかなり高いと予測されています。
(当該報道は2019年2月26日に政府の地震調査委員会によって公表されています)
東日本大震災は1000年に1度と言われましたが、確かにM9クラスの巨大地震はとうぶん発生しないと考えられています。しかし、M7〜8クラスのものは今後も複数の発生が予想されています。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、何も無い平常な状態が続くとかつての震災の記憶も薄れ、備えもおざなりになりがちです。
環太平洋火山帯の範囲で見た場合はM4〜5クラスの地震が高い頻度で起きても、ある意味では「いつもどおり」とも言えますので必要以上に不安に感じる必要はありませんが、備えはしっかりと。
また月に1度は、備災・防災用品や備蓄品の使いかた・消費期限や入れ替え期限などを確認してみてください。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ