トップ 2分で読む 【全国】石垣島・与那国島近海でM5クラスの複数地震、他全国的に小規模な地震が相次ぐ(2020/6/15〜6/16)

【全国】石垣島・与那国島近海でM5クラスの複数地震、他全国的に小規模な地震が相次ぐ(2020/6/15〜6/16)

2020/6/15〜6/16にかけて石垣島・与那国島近海でM5クラスの地震が複数発生、他にも全国的に小規模な地震が相次ぎました。今回着目すべきは石垣島周辺および与那国島近海におけるM5クラスの複数地震でしょう。このあたりでは6/14にも与那国島近海でM5.5、奄美大島北西沖でもM6.3という規模の地震が発生しています。

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2020/6/15〜6/16:石垣島・与那国島近海でM5クラスの複数地震、他全国的に小規模な地震が相次ぐ

2020/6/15〜6/16にかけて、石垣島・与那国島近海でM5クラスの地震が複数発生、他にも全国的に小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【根室半島南東沖】
2020/06/16 15:36頃, 震度2, M4.0, 深さ80km, 北緯:43.2, 東経:146.1

【千葉県南部】
2020/06/16 08:27頃, 震度3, M4.2, 深さ50km, 北緯:35.1, 東経:139.9

【茨城県沖】
2020/06/16 07:28頃, 震度2, M3.8, 深さ50km, 北緯:36.4, 東経:140.7

【福島県沖】
2020/06/16 01:55頃, 震度3, M4.6, 深さ80km, 北緯:37.8, 東経:141.7

【石垣島近海】
2020/06/16 00:24頃, 震度1, M4.4, 深さ20km, 北緯:24.9, 東経:123.4

【島根県東部】
2020/06/15 22:50頃, 震度1, M2.2, 深さ10km, 北緯:35.2, 東経:133.1

【石垣島北西沖】
2020/06/15 22:47頃, 震度1, M5.4, 深さ10km, 北緯:25.0, 東経:123.4

【大阪府南部】
2020/06/15 17:42頃, 震度1, M2.8, 深さ10km, 北緯:34.3, 東経:135.2

【石垣島北西沖】
2020/06/15 12:01頃, 震度1, M5.1, 深さ10km, 北緯:25.0, 東経:123.3

【与那国島近海】
2020/06/15 04:26頃, 震度1, M5.5, ごく浅い, 北緯:24.9, 東経:123.3

【与那国島近海】
2020/06/15 02:28頃, 震度1, M4.9, 深さ30km, 北緯:24.9, 東経:123.3

【日向灘】
2020/06/15 02:28頃, 震度1, M3.6, 深さ20km, 北緯:32.0, 東経:132.1

 

今回着目すべきは、石垣島周辺および与那国島近海におけるM5クラスの複数地震でしょう。
このあたりでは6/14にも与那国島近海でM5.5、奄美大島北西沖でもM6.3という規模の地震が発生しています。

遡ることおよそ2ヶ月近く前の4/22から、本州の岐阜と長野の県境で群発地震が発生していましたが、5月後半になりようやく終息。過去の発生事例としてはこのあたりで地震が発生した直後〜しばらく経ってから、別の場所で比較的大きめの地震が起きるということがありました。特に、2011/03/11の東日本大震災が発生する前の2011/02/27〜2011/03/07にかけても、岐阜・長野の県境では群発地震が発生しています。

 

直近では5月下旬頃まで岐阜と長野の県境で群発地震が発生しており、概ね終息したと思われるのが5月末頃。その2週間後に沖縄周辺で中規模の地震が連続して発生するようになった感があります。もっとも、地球の46億年の歴史から見れば人類時間の数週間〜数年程度は「まばたき」する時間にも満たない小さなものです。発生する地震のパターンを見い出したりや意味付けをするのは難しいことは、最先端の科学力をもってしても大地震の発生予知が困難であることからも理解できます。

 

だからこそ「あらかじめ備える」ということが重要になるわけです。当然、国(政府)や自治体レベルでも備えはおこなわれていますが、今後発生が見込まれる南海トラフ巨大地震や首都直下型地震などが現実化した際には、公助として備えてある避難所や水食料は圧倒的に不足します。

 

「何かあったら避難所へ行けばいい、いざというときには国が助けてくれる」と言うことが十分に機能しないことは、2020年前半の「新型コロナウイルスのパンデミック」での対応を見ても明らかです。個人や家庭で備えていなかった人たちが、マスクやトイレットペーパーや食料を買い溜めに奔走したことは記憶に新しいところでしょう。

 

個人や家庭レベルで備えた上で何も起きなければそれで良いのです。しかし、いざ起きたときに命が無事で備えがあれば、その後を乗り切れる可能性が十分に高まります。まずは今のうちから備えましょう。

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