トップ 2分で読む 釧路沖でM5.0, 三陸沖でM4.7、福島, 茨城, 愛知でも小規模な地震相次ぐ(2020/12/16)

釧路沖でM5.0, 三陸沖でM4.7、福島, 茨城, 愛知でも小規模な地震相次ぐ(2020/12/16)

2020/12/16は釧路沖でM5.0, 三陸沖でM4.7、福島,茨城,愛知でも小規模な地震が相次ぎました。注目は北海道釧路沖を震源とするM5.0の地震です。また、東北〜関東地方の太平洋側でも引き続き活発に地震活動が起きています。

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2020/12/16:釧路沖でM5.0, 三陸沖でM4.7、福島, 茨城, 愛知でも小規模な地震相次ぐ

2020/12/16は釧路沖でM5.0, 三陸沖でM4.7、福島, 茨城, 愛知でも小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2020/12/16 13:59頃福島県沖1M3.8約40km37.5, 141.7
2020/12/16 12:55頃愛知県西部1M2.9約40km35.2, 136.7
2020/12/16 10:28頃釧路沖3M5.0約60km42.7, 144.2
2020/12/16 02:51頃茨城県沖1M3.4約50km36.6, 141.0
2020/12/16 00:35頃三陸沖2M4.7約10km39.2, 143.7

注目は北海道釧路沖を震源とするM5.0の地震です。また、東北〜関東地方の太平洋側でも引き続き活発に地震活動が起きています。

 

北海道で特筆すべき地震情報としては、2017年12月の政府地震調査委の発表では、北海道の根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波が押し寄せる可能性があるという予想です。

北海道沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。

 

自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません。

 

これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。

 

とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。また、備災・防災用品の準備と使い方の確認や備蓄用の水・食料などの確保は何もない平時におこなっておきましょう。いざ大きな地震が起きた後では必要な物資を十分に確保できなくなります。

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