2019/04/04:十勝沖で震度2、M4.0の地震
2019/4/4は、北海道の十勝沖で小規模な有感地震がありました。十勝沖は目立って有感地震が多い震源ではありませんが、2008年9月にはM7.0・最大震度5弱の地震が太平洋プレートと陸のプレートの境界で起きています。
特に2008年9月の地震は、その5年前の2003年9月に起きたM8.0の「十勝沖地震」の震源の近くで発生したものです。
2017年12月の政府地震調査委発表では、北海道の千島海溝沿いでM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、20m以上の大津波が起きる可能性があるとのこと。
この千島海溝沿いでの発生が予測されている大規模な地震に関しては発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。
なお十勝沖・根室沖・釧路沖で発生している有感地震の規模推移を2008年あたりから10年間で見てみると、十勝沖と釧路沖は緩やかな微減傾向になりますが、根室沖に関しては逆に緩やかな微増傾向となっています。
最近の北海道では胆振地方東部での地震が多い印象がありますが、千島海溝沿いでの発生が見込まれる地震に関しても今後、留意はしておきたいところです。
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