トップ 2分で読む 茨城北部でM5.2、和歌山沖でM5.1、青森沖・石川能登でM3クラス(2021/11/01)

茨城北部でM5.2、和歌山沖でM5.1、青森沖・石川能登でM3クラス(2021/11/01)

2021/11/01は茨城北部でM5.2、和歌山沖でM5.1、青森沖・石川能登でM3クラスの地震が発生。注目は茨城県北部。茨城県では内陸部と沖での地震が頻発する傾向にあり、特に県南部を震源とする地震は関東地方の下に沈み込むフィリピン海プレートや太平洋プレートに関するもので、関東地方のなかでも最も活発な地域と言えます。

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2021/11/01:茨城北部でM5.2、和歌山沖でM5.1、青森沖・石川能登でM3クラス

2021/11/01は茨城北部でM5.2、和歌山沖でM5.1、青森沖・石川能登でM3クラスの地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/11/01 08:27頃青森県東方沖2M3.8約100km40.7, 141.7
2021/11/01 06:14頃茨城県北部4M5.2約60km36.5, 140.6
2021/11/01 05:35頃和歌山県南方沖2M5.1約10km33.2, 135.6
2021/11/01 00:41頃石川県能登地方2M3.6約10km37.5, 137.2

注目は茨城県北部。茨城県では内陸部と沖での地震が頻発する傾向にあり、特に県南部を震源とする地震は関東地方の下に沈み込むフィリピン海プレートや太平洋プレートに関するもので、関東地方のなかでも最も活発な地域と言えます。

茨城県に被害を及ぼす地震は主に、

 

・関東地方東方沖合や相模湾〜房総半島南東沖にかけての「プレート境界付近」で発生する地震
・陸域のやや深い〜深い場所で発生する地震

 

となっており、特に県南西部の地表下、30〜70kmあたりの深さの領域では定常的に活発な地震活動が起きており、茨城県内で近年でもっとも大きかった地震は

 

【茨城県北部】
2016/12/28 21:38頃, 震度6弱, M6.3, 深さ10km, 北緯:36.7, 東経:140.6

 

となり、県内では負傷者2名などの被害が出ています。

 

また茨城県内では「確実に活断層」であるとされるものは知られておらず、県内に被害を及ぼす可能性のある海溝型地震としては

 

・茨城県沖で発生する地震
・青森県東方沖から房総沖にかけての海溝寄りの領域で発生する地震
・相模トラフ沿いで発生する地震

 

となります。

 

茨城県の特に南部は「地震の巣」と呼ばれるほど地震が多い領域です。日頃からの十分かつ継続的な備えが必要であり、備えを進めておくのは何もない平時こそ。いざ震災級の地震が起きてしまってからでは、水や食料を始めとする被災生活を乗り切るために必要な物資は、すぐに売り切れてしばらく入手困難になることは、過去の事例を見ても明らかです。

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