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【全国】北海道,大阪,京都,種子島で相次ぐ小規模な地震(2020/3/19〜3/20)

2020/3/19〜3/20にかけて、北海道,大阪,京都,種子島で小規模な有感地震が相次ぎました。 それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)   【京都府南部】 2020/03/20 04:50頃, 震度1, M2.5, 深さ10km, 北緯:35.0, 東経:135.6 【種子島近海】 2020/03/20 03:22頃, 震度1, M3.2, 深さ30km, 北緯:30.6, 東経:131.1 【大阪府北部】 2020/03/19 10:21頃, 震度1, M2.6, 深さ10km, 北緯:34.9, 東経:135.6 【苫小牧沖】 2020/03/19 01:32頃, 震度2, M3.9, 深さ30km, 北緯:42.1,...

【近畿】大阪府でM3クラスの有感地震・2連続(2019/11/12〜11/13)

2019/11/12〜11/13にかけて大阪府でM3クラスの有感地震が2回発生しました。 最大震度はそれぞれ1および2で小規模なものですが、そのうちの1つの震源は2018/06/18に発生した「大阪府北部地震」の震源にほど近い場所となっています。 大阪府北部の地震の震源は内陸側ですので南海トラフとの直接つながっているわけではありませんが、フィリピン海プレートの潜り込む先であり、中央構造線の北側・有馬-高槻断層帯の近くではあります。 位置的に「有馬 – 高槻断層帯」あたりが震源でしょうか。 「有馬 – 高槻断層帯」では、文禄5年7月13日(1596年9月5日)に「慶長伏見地震」が発生し、地震の規模はM7.25〜7.75と推定されています。 ここしばらく、南海トラフ巨大地震の想定震源域の中央構造線沿いでは複数の有感地震が頻発しているように見えます。 しかし、体感しないレベルの小規模な地震を含めればこのような地震は日々、日本全国で起きているので特段の心配は不要でしょう。南海トラフ巨大地震の発生時期に関しては、現時点では科学的に確度の高い予測は不可能というのが実情ですが、確率論的には今後30年以内の発生確率は70%、さらに50年以内まで範囲を広げると90%という高い数値となっています。 ネット上の情報に関して特に極端なもの(「X月X日に起きる」という予言的な話し等)については、必ずその情報源が公式なものか、科学的な根拠にもとづいたものかどうかを確認してください。オカルトネタ的なものに関しては「そういう話もある」という程度の受け取り方で構いません。 その上で、こうした小規模な地震は「備えのキッカケ」として活用しましょう。 大阪だけでなく、他の地域の方も今のうちに改めて防災用品や備蓄品の用意と、ご家族との緊急連絡手段や連絡先・集合場所などを確認しておいてください。 重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。防災よりも「備災」を念頭においた行動を。

【近畿】和歌山県北部と大阪府北部で小規模な地震(2019/10/27)

2019/10/27は、和歌山県北部と大阪府北部で小規模な地震が続きました。震源と規模は次の通りです。 【大阪府北部】 2019/10/27 19:03頃, 震度2, M3.2, 深さ10km 【和歌山県北部】 2019/10/27 11:59頃, 震度1, M1.8, 深さ10km 前日の10/26には京都府南部でも最大震度2の地震が2連続で発生しています。 【京都府南部】 2019/10/26 21:32頃, 震度2, M3.6, 深さ10km 2019/10/26 22:10頃, 震度2, M2.9, 深さ10km 特に今回の震源で気になるのは大阪府北部。2018/06/18 7:58ごろ、ほぼ同じ震源で「大阪府北部地震」が発生しています。 この地震での大阪府内での死亡者は6名、2府5県合計で負傷者462名(うち重傷者62名)、住宅の全半壊多数という大きな被害を出した地震であり、併せて「阪神淡路大震災」を経験されたかたは、10/27の地震で緊張されたかと思います。 西日本にお住まいの場合、「もしや南海トラフ巨大地震の前兆か?」と感じられてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、10月の気象庁発表の「南海トラフ周辺の地殻活動」に関しては、従来どおり 「南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 https://www.jma.go.jp/jma/press/1910/07b/nt20191007.html となっていますので、基本的にいつもどおりの地震活動と言えると考えられます。 大阪府北部の地震の震源は内陸側ですので南海トラフとの直接つながっているわけではありませんが、フィリピン海プレートの潜り込む先であり、中央構造線の北側・有馬-高槻断層帯の近くではあります。 南海トラフ巨大地震の発生時期に関しては、現時点では科学的に確度の高い予測は不可能というのが実情ですが、確率論的には今後30年以内の発生確率は70%、さらに50年以内まで範囲を広げると90%という高い数値となっています。 ただし、ネット上の情報に関して特に極端なもの(「X月X日に起きる」という予言的な話し等)については、必ずその情報源が公式なものか、科学的な根拠にもとづいたものかどうかを確認してください。オカルトネタ的なものに関しては「そういう話もある」という程度の受け取り方で構いません。 その上で、こうした小規模な地震は「備えのキッカケ」として活用しましょう。 大阪だけでなく、他の地域の方も今のうちに改めて防災用品や備蓄品の用意と、ご家族との緊急連絡手段や連絡先・集合場所などを確認しておいてください。 重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。防災よりも「備災」を念頭においた行動を。

【南海トラフ】巨大地震の想定震源域内で続発する小規模な地震(2019/9/7〜9/16)

南海トラフ巨大地震の想定震源域内の小規模な地震は9/12まで既報ですが、続く9/16にかけても地震が続発しています。   ここ数日、想定震源域内の中央構造線沿いでは活発な地震活動が続いているものの、既報の通り本記事執筆時点での南海トラフ巨大地震に関する気象庁の9月上旬時点での最新見解はこれまでどおり 「大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 としており、南海トラフ巨大地震の前兆ではないか?といった心配は備えがあれば基本的に不要、しかし何の備えも無い状態で突然発生した場合は、文字通り命に関わる状況に陥ります。 ほんの数分前までは平和で何の不自由も無かった生活が、大震災規模の地震が起きた以降は一変してしまいます。 近年でも熊本地震、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震などが短い期間で立て続けに起きており、都度、市民生活としては大きな不便を強いられる状況となりました。 ちょうど季節的には台風シーズンであり、なおかつ地震が起きやすいとされる満月〜新月期間である9/14〜9/29に差し掛かります。南海トラフ南海トラフ巨大地震の発生時期に関しては、現時点では科学的に確度の高い予測は不可能というのが実情ですが、確率論的には今後30年以内の発生確率は70%、さらに50年以内まで範囲を広げると90%という高い数値となっています。 近年では四国中西部でプレートのスロースリップによる地殻変動が起きており、南海トラフのプレート境界で発生している地震は東海〜九州までの広範囲に渡ります。 当該地域だけでなく他の地域の方も今のうちに改めて防災用品や備蓄品の用意と、ご家族との緊急連絡手段や連絡先・集合場所などを確認しておいてください。 ただし、ネット上の情報に関して特に「極端なもの(「X月X日に起きる」という予言的な話し等)」については、必ずその情報源が公式なものか、科学的な根拠にもとづいたものかどうかを確認してください。 オカルトネタ的なものに関しては「そういう話もある」という程度の受け取り方で構いませんし、その「ネタ」から災害や防災・備災に対して関心を持ち、備えるキッカケとして使うことは十分に有効です。 ともあれ、万が一に備えて水・食料・トイレ対策などの備えが必要です。 次に大きな災害が発生して断水した場合に備えて、ミネラルウォーターの買い置きを(1人・1日あたり、1.5〜2Lの水があると良いでしょう)。 【最低限、すぐに備えておきたいもの】 ・家族、身内、職場関係者の連絡先をメモに書き出し ・災害用伝言ダイヤル「171」を覚えておく ・ミネラルウォーター ・簡易トイレもしくは簡易トイレ代わりに使えるもの ・モバイルバッテリー(懐中電灯代わりになるスマホの予備電源、百円ショップでも売っています) ・就寝時、枕元にスリッパと軍手 【余力があれば備えておきたいもの】 ・ポータブル電源(大容量のもの) ・ソーラーチャージャー(高出力のもの) ・アウトドア用の携帯浄水器 ・テントやブルーシート 断水時は水洗トイレが使用不可能となりますので、念のため簡易トイレとして使えるゴミ袋や古新聞紙などがあると便利です。 重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。防災よりも「備災」を念頭においた行動を。