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【長野】長野県北部で連続した小規模地震(2019/03/23)

2019/03/23は長野県北部で午前中に4連続で震度1〜2の小規模地震がありました。特に7時台のものは2分間隔です。 長野県北部は糸魚川静岡構造線の起点に地殻、また長野盆地西縁断層帯(信濃川断層帯)も存在し比較的地震が多い領域です。 断層帯の長さは約74kmにも及び、野沢温泉村から千曲市に至る長さ約59kmの飯山〜千曲区間と、千曲市から筑北村に至る長さ約15kmの麻績区間に区分されます。 記録が残る過去の大きな地震としては、1847年に起きたM7/4の「善光寺地震」が目立つでしょうか。 近年の大きな地震としては、東日本大震災の1月後の2011/4/12に震度5弱・M5.5があり、その後も2014/11/22には震度6弱・M6.7が発生。最近では2018/5/25に震度5強・M5.2という大きな地震が発生しています。 内陸部の断層型地震は予測が難しいため、結果的に「発生してから対応」という形になりがちです。もし大型地震が発生してしまった時、備えがあるかどうかがその後の生活再建に直結します。 ちょうど3/21の春分の日を使って4連休とい方もいらっしゃると思います。この機会にぜひ、諸々の備えを進めてみてください。

【長野】長野で震度1が群発地震化?中央構造線・糸魚川静岡構造線の交差域付近(2018/11/25)

2018/11/23から長野県中部、中央構造線と糸魚川・静岡構造線が交差する領域の西側で発生している連続地震は、この投稿時点では11/25の15:44が最後となっていますが、今後どのように推移しているかが気になるところです。 今年の前半には沖縄近海で数日間に20回以上も地震が連続していたこともありますが、沖縄付近で大きな被害が出るような地震の発生には至りませんでした。 また2018年の秋には東海〜近畿地方において、中央構造線沿いの地震が頻発しています。 ただし、このあたりは前述の通り中央構造線と糸魚川・静岡構造線が交差している領域になり、プレートとしては北米プレートとユーラシアプレートがぶつかり合う場所でもあります。 11/20の国際研究チームによる「2017年メキシコ沖巨大地震がプレート全体を破壊」という発表にもありましたが、プレート境界で発生した大地震により大規模なプレート破壊が実際に起こることが判った今、日本列島全域が4プレートの境界にあることを考えるとこうした小さな地震が群発化した後に大きな地震が発生する可能性も考えられます。 逆に、熊本地震や大阪府北部地震、北海道胆振東部地震などの場合は前兆無しに発生していますので、今後いつどこで大きな地震が起きるかは「神のみぞ知る」と言う他ないという現実もあります。 いつどこで起きても生き残っていればなんとか対応できるように、備えだけは無理のない範囲でしっかりとしておきたいところです。

【長野】長野県北部での震度3は、中央構造線と糸魚川静岡構造線の交差領域(2018/09/21)

2018年9月21日の9時29分頃、長野県北部で震度3、M3.4の地震がありました。 本州を東西に分ける「糸魚川・静岡構造線」に近い場所であり、かつ、本州を横断する巨大断層帯「中央構造線」と糸魚川・静岡構造線が交差するポイントに若干近くもあります。 今回の震源付近では今年の5/12に震度5弱、M5.2の地震が発生。その後5月はかなり頻発。6〜7月は終息傾向、8/20を最期に起きていませんでしたが、1ヶ月ぶりの発生です。 糸魚川・静岡構造線北端部には「神城断層(長さ約30km)」があり、今から4年前の2014/11/22にはこの断層を震源とした震度6弱が地震が発生。家屋の倒壊などの被害が出ました。この際、神城断層の北側20kmが動いたとされています。 9/21に起きた環太平洋火山帯における大きな地震としては、フィジーでのM5.8とM5.9。そして、沖縄本島近海でも継続して小規模な地震が群発化しているようです。 季節はすっかり秋となり、気温も低い日が増えてきました。万が一の停電時でも暖が取れる手段は早めに備えておきましょう。