2020/03/21:青森,福島,茨城,長野,豊後水道,種子島で相次ぐ小規模な地震
2020/03/21は青森,福島,茨城,長野,豊後水道,種子島で小規模な有感地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
【福島県沖】
2020/03/21 18:03頃, 震度2, M4.3, 深さ30km, 北緯:37.2, 東経:141.5
【長野県南部】
2020/03/21 13:58頃, 震度3, M4.2, 深さ10km, 北緯:35.7, 東経:137.7
【長野県南部】
2020/03/21 13:55頃, 震度1, M3.1, 深さ10km, 北緯:35.7, 東経:137.7
【青森県東方沖】
2020/03/21 12:38頃, 震度2, M3.8, 深さ70km, 北緯:41.5, 東経:142.1
【豊後水道】
2020/03/21 06:19頃, 震度1, M3.6, 深さ60km, 北緯:33.3, 東経:132.0
【種子島近海】
2020/03/21 04:47頃, 震度1, M3.4, 深さ40km, 北緯:30.6, 東経:131.3
【茨城県南部】
2020/03/21 00:53頃, 震度1, M3.2, 深さ50km, 北緯:36.2, 東経:140.1
いずれも有感地震の頻発域と言って良いでしょう。
長野県ではほぼ同じ位置で二連続、このあたりでの地震は今年1〜2月はそれぞれ1回程度でしたが、3月に入ってすでに4回目とやや頻度高めです。
この日の有感地震は総じて小規模ではありますが、長野ではM4.2・最大震度3を記録しています。近年において長野県内で発生した目立った地震としては、2014年の「長野県神城断層地震」や2011年の東日本大震災の翌日に起きた「長野県北部地震」があります。
■長野県神城断層地震
2014/11/22 22:08ごろ、長野県北部・北安曇郡白馬村を震源として発生したM6.7、最大震度6弱の地震です。
神城断層の活動による地震で、46人の負傷者が出ました。
地震学的には、1995年から整備された「高感度地震観測網(Hi-net(ハイネット))」の稼働以降に、活断層と認識されていた断層で発生した初の被害地震となりました。
■長野県北部地震
2011/03/12 03:59ごろ、長野県北部と新潟県中越地方との県境付近で発生した地震。
逆断層型の内陸地殻内地震でM6.7、最大震度6強を観測。
本震に続いてM5以上の2回の余震が2時間内に相次いで発生しました。
この地震によって、死者3人・負傷者は46人にのぼっています。
長野周辺では4つのプレート(ユーラシアプレート、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート)の動きで形成されたとされる日本アルプスの西側で地殻活動が活発であるゆえ、多数の断層が存在し火山もあります。御嶽山噴火など、ほぼ前兆無く大規模な噴火が発生したことによる深刻な被害が生じたことも記憶に新しいでしょう。
2020年3月の満月〜新月期:3/10〜3/24、月の潮汐力は「地球潮汐」とよばれる現象として地表面は1日2回、20〜30cmもの大きさで上下運動を繰り返しており、満月〜新月期は地震が起きやすいとされます。
2020年前半は新型コロナウイルスによる感染拡大が続いており、特にマスクが入手困難、トイレットペーパーやティッシュペーパーなども在庫は復活してきたものの購入時の個数制限なども続いており、どうしても目の前の問題に目が行きがちですが、大きな自然災害はある日突然発生するものです。
備蓄品に関しても、トイレットペーパーだけでなく大震災などを想定した避難時や被災生活に必要なものを各ご家庭の状況に応じて備えておきましょう。