2022/03/31:千葉北西部でM4.7、沖縄北西沖でM4.5、栃木北部でM3.2、南太平洋でM7クラスの巨大地震が2回
2022/03/31は千葉北西部でM4.7、沖縄北西沖でM4.5、栃木北部でM3.2、南太平洋でM7クラスの巨大地震が2回発生しました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)
発生日時 | 震源 | 震度 | 規模 | 深さ | 北緯, 東経 |
---|---|---|---|---|---|
2022/03/31 20:52頃 | 千葉県北西部 | 4 | M4.7 | 約70km | 35.6, 140.1 |
2022/03/31 15:52頃 | 栃木県北部 | 1 | M3.2 | 約10km | 36.7, 139.5 |
2022/03/31 14:44頃 | 南太平洋 (ローヤリティー諸島南東方) | -- | M7.2 | 約10km | -22.7, 170.3 |
2022/03/31 08:40頃 | 沖縄本島北西沖 | 1 | M4.5 | 約30km | 26.8, 126.3 |
2022/03/31 05:57頃 | 南太平洋 (ローヤリティー諸島南東方) | -- | M7.0 | 約10km | -22.7, 170.2 |
沖縄本島北西沖では2022/02/09あたりから中規模な地震が頻発する状態が続いています。この日は南太平洋でもM7クラスの巨大地震が2回発生、同じ環太平洋火山帯に属する日本列島でも今後大きな地震が発生する可能性があるため、今一度の備えと警戒を。
日本を含む環太平洋火山帯としてはニューギニア・バヌアツ・フィジーなどの南太平洋地域やフィリピン・インドネシアなどの東南アジアもつながっており、さらに西側を見れば南米や北米の太平洋側、アラスカなども環太平洋火山帯に含まれます。
この地球上で発生する地震の約90%が環太平洋火山帯で発生、活火山の75%もこの範囲に点在しており、環太平洋火山帯の成因はプレート・テクトニクス理論における岩盤間の相互作用によるものと考えられています。
「赤道を超え日本から遠く離れた地域での地震だから日本には無関係だろう」というわけではありません。周囲が約4万kmという途方もなく大きな「蹄鉄状」の環太平洋火山帯ですが、1つの巨大な地殻下活動体とも言え、日本における地震や火山活動にも影響が考えられます。
同じ環太平洋火山帯に属する国としての日本でも改めて大きな地震が発生する可能性がゼロでは無いため、今後の情報には注意してください。
ただ環太平洋火山帯の南側であるパプアニューギニアを含むこのあたり(フィリピン〜インドネシア〜パプアニューギニア〜フィジー諸島など)は、基本的にM7以上の大きな地震が頻発する「大地震の巣」とも呼べる領域でもあり、M7規模の地震は珍しくないのも事実です。
過度に不安を感じる必要はありませんが、備えだけはしておきましょう。備えた上で何も起きないことが、現状は最善とも言えます。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ