トップ 2分で読む 沖縄周辺で連続中規模地震、ほか各地でも小規模ながら活発な地震活動(2023/05/01)

沖縄周辺で連続中規模地震、ほか各地でも小規模ながら活発な地震活動(2023/05/01)

2023/05/01は沖縄周辺で連続中規模地震、ほか各地でも小規模ながら活発な有感地震が発生。注目は沖縄周辺で発生している連続的な中規模地震で、特に沖縄本島近海では4月から頻発傾向にあります。地震の規模が大きくなってきているような動きですが、今後の状況推移や気象庁が発表する情報には留意しておきましょう。

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2023/05/01:沖縄周辺で連続中規模地震、ほか各地でも小規模ながら活発な地震活動

2023/05/01は沖縄周辺で連続中規模地震、ほか各地でも小規模ながら活発な有感地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2023/05/01 17:56頃トカラ列島近海1M2.4約10km29.9, 130.0
2023/05/01 16:59頃沖縄本島近海2M5.4約10km26.1, 128.7
2023/05/01 16:09頃トカラ列島近海2M2.7ごく浅い29.8, 130.1
2023/05/01 15:35頃石川県能登地方1M2.7約10km37.5, 137.3
2023/05/01 13:43頃沖縄本島近海1M2.8約20km26.6, 127.9
2023/05/01 13:02頃沖縄本島近海1M5.0約10km25.9, 128.6
2023/05/01 12:56頃トカラ列島近海1M2.3約10km29.9, 130.0
2023/05/01 12:56頃福島県沖1M4.1約60km37.7, 141.6
2023/05/01 12:51頃沖縄本島近海1M4.4約10km26.1, 128.9
2023/05/01 12:22頃沖縄本島近海2M6.2約10km26.0, 128.8
2023/05/01 11:22頃沖縄本島近海1M5.2約10km26.0, 128.7
2023/05/01 08:58頃浦河沖2M4.3約60km42.0, 142.4
2023/05/01 08:51頃茨城県沖2M4.3約10km36.2, 141.2
2023/05/01 07:15頃徳島県北部2M3.4約50km34.0, 134.2
2023/05/01 05:04頃茨城県沖3M4.2約50km36.4, 140.8
2023/05/01 04:58頃父島近海1M3.8約70km27.0, 142.6
2023/05/01 01:37頃奄美大島近海2M3.3約10km27.6, 128.8

注目は沖縄周辺で発生している連続的な中規模地震で、特に沖縄本島近海では4月から頻発傾向にあります。地震の規模が大きくなってきているような動きですが、ここで沖縄本島近海を震源とする直近の地震情報を見ておきます。

【沖縄本島近海を震源とする直近の地震】
発生日時震源最大震度マグニチュード深さ北緯, 東経
2023/05/01 16:59頃沖縄本島近海25.4約10km26.1, 128.7
2023/05/01 13:43頃沖縄本島近海12.8約20km26.6, 127.9
2023/05/01 13:02頃沖縄本島近海15.0約10km25.9, 128.6
2023/05/01 12:51頃沖縄本島近海14.4約10km26.1, 128.9
2023/05/01 12:22頃沖縄本島近海26.2約10km26.0, 128.8
2023/05/01 11:22頃沖縄本島近海15.2約10km26.0, 128.7
2023/04/30 00:49頃沖縄本島近海14.5約10km26.0, 128.8
2023/04/28 07:09頃沖縄本島近海24.3約40km26.4, 128.3
2023/04/27 16:43頃沖縄本島近海25.4約10km26.1, 128.7
2023/04/18 17:03頃沖縄本島近海13.2約50km26.7, 127.8
2023/04/10 15:03頃沖縄本島近海13.2約60km26.3, 127.3
2023/04/01 05:28頃沖縄本島近海13.0約40km27.4, 128.7

今後の状況推移には注意が必要です。

 

このあたりは南西諸島に属し、琉球海溝と沖縄トラフに挟まれた「弧状の列島」で南西諸島海溝の北端は南海トラフと繋がっています。

 

南西諸島近海から日本海や東シナ海を経て中国・ユーラシア大陸に至る広大な領域は1つの「陸のプレート」と呼ばれ、この下にはフィリピン海プレートが沈み込む構造になっています。この「陸のプレート」上にある南西諸島では南東や南向きの地殻変動が見られ、フィリピン海プレート上にある南大東島および北大東島は北東方向に動き続けています。

周辺ではフィリピン海プレートと「陸のプレート」の境界面などで発生する地震や、トカラ列島近海と西表島付近で火山活動との関連が指摘される群発地震が発生する傾向があります。

 

歴史的には複数の巨大地震の記録が残っており、1771年4月24日に発生した「八重山地震」は推定マグニチュードでM7.4〜8.7となり、この地震が引き起こした大津波によって周辺地域では大きな被害を受けました。

 

また、2010年2月27日には「沖縄本島近海地震」が発生、沖縄本島南東沖の琉球海溝付近のユーラシアプレート内で発生した地震となりM7.2を記録しています。

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