トップ２分で読む宮城沖でM3.8、宗谷地方でM2.7、岐阜飛騨・トカラ列島でも小規模な地震（2023/8/13〜8/15）

宮城沖でM3.8、宗谷地方でM2.7、岐阜飛騨・トカラ列島でも小規模な地震（2023/8/13〜8/15）

2023/8/13〜8/15にかけて宮城沖でM3.8、宗谷地方でM2.7、岐阜飛騨・トカラ列島でも小規模な地震が発生。ちょうど台風が近畿地方へ上陸・縦断している状況で、翌8/16は地球・月の間の潮汐力が最大となる新月、強い低気圧は地震を誘発するという説もあるため、土砂災害含めて十分な警戒が必要です。

2023/8/13〜8/15：宮城沖でM3.8、宗谷地方でM2.7、岐阜飛騨・トカラ列島でも小規模な地震

2023/8/13〜8/15にかけて宮城沖でM3.8、宗谷地方でM2.7、岐阜飛騨・トカラ列島でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです（記事公開時点までの最新順）

発生日時	震源	震度	規模	深さ	北緯, 東経
2023/08/15 20:26頃	トカラ列島近海	1	M2.0	ごく浅い	29.9, 130.0
2023/08/13 09:38頃	宗谷地方北部	2	M2.7	約10km	45.1, 141.9
2023/08/15 09:08頃	宮城県沖	2	M3.8	約60km	38.9, 141.7
2023/08/15 01:14頃	岐阜県飛騨地方	1	M2.1	ごく浅い	36.0, 137.5

ちょうど台風が近畿地方へ上陸・縦断している状況で、翌8/16は地球・月の間の潮汐力が最大となる新月、強い低気圧は地震を誘発するという説もあるため、土砂災害含めて十分な警戒が必要です。

気になる揺れの地震が起きた場合は収まったからといって油断せず、万が一に備えて家族で最低限１週間は孤立しても何とか生活できるようにしておきましょう。水や食料、モバイルバッテリー・懐中電灯・携帯ラジオなどに意識が行きがちですが、極めて重要な備えが「トイレ対策」です。
簡易トイレはしっかりと備え、何もない平時に実際に使って処理方法を把握しておくことをオススメします。

女性・高齢者・乳幼児に合った備えも必要ですし、特に備蓄食料に関してはアレルギーのある方は必ず自分で備蓄しておく必要があります。避難所で配布される食料には、アレルギー表示は無い場合もあるからです。

南海トラフ巨大地震にせよ首都直下地震にせよ「秒読み」と言われて何年（数十年）も経ちますが、むしろ他の、今までノーチェックだった場所での大きな地震が数年おきに発生するなど目立つようになってきました。

「そろそろ巨大地震が来そうだから備える」という意識は長くは維持できません。むしろ日常生活の中で、地震などの大災害が起きて電気・ガス・水道などが止まっても命さえ無事なら１〜２週間は生活を維持するための備えを普段から組み込んでおくことが重要でしょう。そして事前に備える「備災」が、いざ大きな地震が起きた際の「減災」につながります。