東日本大震災から10年、映像で振り返るあの日の記憶

2011年3月11日 14時46分。M9を観測した超巨大地震「東北地方太平洋沖地震」が発生、東北地方を中心に巨大津波が襲った東日本大震災。死者19,747人、行方不明者2,556人、負傷者6,242人。数多くの人命と財産を奪い丸ごと壊滅した地域も発生するなど、現代の日本では他に類を見ない激甚災害となりました。

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2011年3月11日 14時46分。M9を観測した超巨大地震「東北地方太平洋沖地震」が発生、東北地方を中心に巨大津波が襲った東日本大震災。死者19,747人、行方不明者2,556人、負傷者6,242人。数多くの人命と財産を奪い丸ごと壊滅した地域も発生するなど、現代の日本では他に類を見ない激甚災害となりました。被害総額は震災被害のみで16〜25兆円。

 

「あの日」からちょうど10年目。1つの節目とはなりますが、あの日のまま心の時計が止まったままの方もいれば、新たな歩みを進められている方もいるでしょう。

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言われますが、多くの皆さんの記憶に強烈に焼き付いているあの日の光景。今後の備災・減災につなげるためにも、あの日の気持をいま一度、記録映像で振り返ってみます。

※ これ以降の動画には、東日本大震災当日の地震や津波の映像が多く含まれます。視聴される際はその点をご了承の上、御覧ください。

※ なお各動画は、報道機関各社がyoutubeで公開している動画をyoutubeの利用規約に従った形で引用したものです。

地震の発生から津波の到達まで(提供:一般社団法人大船渡津波伝承館)

釜石市役所付近に押し寄せる津波 【視聴者提供映像】

2011年3月11日 東日本大震災 宮古市を襲った"黒い"巨大津波【まいにち防災】*この動画には津波映像が含まれています / Great East Japan Earthquake, Tsunami

[3.11]津波が川を逆流する宮城・仙台市【JNNアーカイブ 311あの日の記録】

2011年3月11日 東日本大震災 仙台空港での地震発生の瞬間~押し寄せる津波【まいにち防災】*津波映像が含まれています / Great East Japan Earthquake, Tsunami

[3.11]津波が押し寄せ火災が起きている福島・南相馬市【JNNアーカイブ 311あの日の記録】

南相馬市に押し寄せる津波【視聴者提供映像】

[3.11]巨大な津波が防潮堤を乗り越える岩手・釜石市【JNNアーカイブ 311あの日の記録】

[3.11]津波が押し寄せる岩手・宮古市の沿岸部【JNNアーカイブ 311あの日の記録】

千葉県旭市 走行中の車を襲った津波【視聴者提供映像】

津波直後の大洗港・空撮[震災当日]

10メートルの大津波を乗り越える巡視船「まつしま」=東日本大震災

巡視船「きたかみ」 釜石港を襲う津波の中緊急出港

釜石海上保安部撮影 釜石港を襲う津波映像

都内で帰宅困難者が続出 新宿駅付近

都内で帰宅困難者が続出 JR新橋駅付近

[3.11]研究報告会の最中に激しく揺れる宮城・仙台市【JNNアーカイブ 311あの日の記録】

地震発生時 国会内

最後に

あの日から「もう10年」と捉えるか「まだ10年」と感じるかは、あの瞬間から今日までの10年間を皆さんがどのように生きてこられたかで様々な受け止め方があるかと思います。
しかしその10年間にも日本では多くの大震災規模の地震が幾度も発生しており、今後も南海トラフ巨大地震や首都直下地震、北海道根室沖巨大地震など、新たな震災の脅威にさらされています。

 

次の巨大地震がいつ・どこで・どのくらいの規模で発生するのかに関しては、現代の最先端の科学力をもってしても確度の高い予測は不可能という結論が出ている以上、「いつ起きるのか?」を問うても回答はありません。重要なことは「次が起きた時、命が無事ならその後を乗り切るための備えがあるか?」ということです。

 

この10年間で防災用品や非常食なども充実し、災害時に使える様々なノウハウや道具や仕組みの整備も進んできましたが、特に南海トラフ巨大地震や首都直下地震に関しては想定被害規模が巨大であるため、政府や行政による「公助」だけを頼るわけにはいかない現実があります。

 

まずは自分自身や家族単位で乗り切るための「自助」、次にご近所や地域単位で助け合う「互助・共助」が機能するようにあらかじめ備えておくことが重要です。まずは備えましょう。次の「Xデー」は必ずやってきます。

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