トップ 2分で読む 東海道沖でM5.5、三陸沖でM5.1、沖縄近海でM4.6、宮城沖・岩手沖・豊後水道でも小規模な地震(2024/02/24)

東海道沖でM5.5、三陸沖でM5.1、沖縄近海でM4.6、宮城沖・岩手沖・豊後水道でも小規模な地震(2024/02/24)

2024/02/24は東海道沖でM5.5、三陸沖でM5.1、沖縄近海でM4.6、宮城沖・岩手沖・豊後水道でも小規模な地震が発生。今回の注目は東海道南方沖での深発地震と異常震域の同時発生です。深発地震も異常震域も稀有な現象ではなく必要以上に不安を感じる必要はありませんが、こうした地震を「備えるキッカケに」。

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2024/02/24:東海道沖でM5.5、三陸沖でM5.1、沖縄近海でM4.6、宮城沖・岩手沖・豊後水道でも小規模な地震

2024/02/24は東海道沖でM5.5、三陸沖でM5.1、沖縄近海でM4.6、宮城沖・岩手沖・豊後水道でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2024/02/24 21:09頃豊後水道1M3.2約40km33.2, 132.2
2024/02/24 19:17頃三陸沖2M5.1約10km39.5, 143.6
2024/02/24 16:44頃沖縄本島近海1M4.6約10km25.8, 129.5
2024/02/24 12:58頃宮城県沖2M4.2約60km38.4, 141.8
2024/02/24 08:11頃東海道南方沖1M5.5約440km32.0, 137.7
2024/02/24 06:33頃茨城県沖1M3.7約40km36.2, 141.0
2024/02/24 04:53頃岩手県沖1M3.5約30km39.6, 142.4
2024/02/24 01:54頃宮城県沖1M3.4約60km38.5, 141.7

今回の注目は東海道南方沖での深発地震と異常震域の同時発生です。深発地震は震源の深さが深い地震ではありますが、明確な定義はされていません。おおむね深さ60kmまでの地震を浅発地震、60kmから200kmまでの地震を稍(やや)深発地震、200km以深で発生する地震を深発地震と位置づけています。

 

この深発地震が起きた際には、震源から遠く離れた場所で大きな揺れを観測する「異常震域」が発生することがあります。異常震域とは、地盤の状態やプレート構造等により震源地より遠方で震度が高くなる震度分布・現象です。

【東海道南方沖を震源とする近年の地震】
発生日時震源最大震度マグニチュード深さ北緯, 東経
2024/02/24 08:11頃東海道南方沖15.5約440km32.0, 137.7
2023/11/12 02:24頃東海道南方沖14.6約10km33.7, 138.5
2021/10/21 17:37頃東海道南方沖35.8約380km32.1, 138.5
2021/09/14 07:46頃東海道南方沖36.2約450km32.2, 138.2
2020/11/18 10:01頃東海道南方沖15.1約450km32.0, 138.1
2019/11/22 07:32頃東海道南方沖14.9約410km32.5, 137.4
2018/12/24 04:22頃東海道南方沖13.8約10km33.7, 138.5
2018/12/06 04:48頃東海道南方沖14.3約10km33.7, 138.5
2018/01/27 15:00頃東海道南方沖14.4約10km33.6, 138.6
2017/09/25 05:45頃東海道南方沖14.1約390km32.9, 137.9
2015/05/18 01:33頃東海道南方沖14.6約10km32.0, 138.3
2014/08/21 04:38頃東海道南方沖25.3約310km33.3, 138.4
2013/02/18 19:59頃東海道南方沖14.9約10km32.2, 138.6
2012/12/26 02:08頃東海道南方沖15.1約390km32.0, 138.2
2011/10/26 04:34頃東海道南方沖25.0約20km32.1, 138.3
2010/08/19 08:34頃東海道南方沖15.2約380km32.0, 138.2
2009/08/10 01:02頃東海道南方沖14.9約320km33.1, 138.5
2009/08/09 19:56頃東海道南方沖46.9約340km33.1, 138.5
2009/01/02 16:43頃東海道南方沖15.2約350km32.7, 138.4

「異常震域」は震源の深さが深い「深発地震」で起きる傾向があるようで、海洋プレートがマントル内に沈んでスラブ(地球の地殻とマントル最上部の固い岩盤を併せた部分)となる過程で、深さが数百km付近まで沈んだところで熱や圧力により構造などが変化した時に発生すると考えられています。

深発地震も異常震域も決して稀有な現象ではないので必要以上に不安を感じる必要はありません。これを機会として備災・防災用品の確認や備蓄品の消費期限のチェックと補充などをおこなっておきましょう。

 

また、緊急時の家族の連絡手段や集合場所の選定なども。イザというときにはネットやスマホが使えなくなるものです。公衆電話が自宅周辺のどこにあるのか、また公衆電話と伝言ダイヤルサービスの使い方なども把握しておくと良いでしょう。

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