トップ 2分で読む 日向灘でM7.1・最大震度6弱、周辺ではその後も継続的にM4〜3クラスの地震(2024/08/08)

日向灘でM7.1・最大震度6弱、周辺ではその後も継続的にM4〜3クラスの地震(2024/08/08)

2024/08/08は日向灘でM7.1・最大震度6弱、周辺ではその後も継続的にM4〜3クラスの地震が発生。運用開始以降、今回が初めてとなった「南海トラフ地震臨時情報」の発表は、調査検討結果によっては特に高齢者や要支援者への事前避難を促すことで発災時に亡くなる命を低減させる意味もあります。

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2024/08/08:日向灘でM7.1・最大震度6弱、周辺ではその後も継続的にM4〜3クラスの地震

2024/08/08は日向灘でM7.1・最大震度6弱、周辺ではその後も継続的にM4〜3クラスの地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2024/08/08 20:01頃日向灘1M3.8ごく浅い31.7, 131.9
2024/08/08 19:04頃日向灘1M4.2ごく浅い31.5, 131.9
2024/08/08 18:00頃日向灘2M4.4約10km31.5, 131.9
2024/08/08 17:49頃日向灘1M4.1約20km31.7, 131.9
2024/08/08 17:46頃日向灘1M3.4約10km31.8, 131.7
2024/08/08 17:35頃日向灘2M4.6約10km31.7, 131.8
2024/08/08 16:43頃日向灘(宮崎東南東30km付近)6弱M7.1約30km31.7, 131.7
2024/08/08 14:23頃静岡県中部1M3.2約30km34.9, 138.2
2024/08/08 05:07頃石川県能登地方1M1.7約10km37.5, 137.2
2024/08/08 00:17頃福島県会津1M2.5約10km37.1, 139.5
2024/08/07 03:02頃長野県南部1M2.8約10km35.3, 137.7

南海トラフ巨大地震の想定震源域の南西端に位置する日向灘で過去20年では初となるM7.1・最大震度6弱を観測する地震が発生し、気象庁からは「南海トラフ地震臨時情報」が運用開始後で初めて発表されました。

 

続く評価検討会の評価結果は「巨大地震注意」となっており、「巨大地震が1週間以内に誘発される可能性が従来よりも高くなった」ことを意味します。

 

ただし南海トラフ巨大地震の発生確率が劇的に高まったわけではありません。いつ起きても対応できるように、家族との避難先やと集合場所へのルートや連絡方法、備蓄品や防災用品の確認を。

気象庁は南海トラフ地震の想定震源域となる対象エリアに住む人々に対し、「地震への備えの再確認と警戒を1週間は継続、その後も地震発生の可能性がゼロになるわけではないため、引き続き大きな地震の発生に注意しながら生活してほしい」と呼びかけています。

 

今回発表された「南海トラフ地震臨時情報」の意義は、調査検討結果によっては特に高齢者や要支援者への事前避難を促すことで発災時に亡くなる命を軽減させる意味もあります。
特に南海トラフ巨大地震が実際におきた場合、地域によっては大津波が3分程度で到達する地域もあり、臨時情報を受けて事前に避難しておくことで助かる命が増える見込みです。

 

今回も前兆となるような地震が無く発生した日向灘でのM7.1。巨大地震はある日突然に発生し、発生に関して科学的に高確度な予測や予知は不可能です。
地震を含む大規模自然災害は時として取り返しのつかない被害を生み出すことを改めて認識し、今後に備えていくことが重要です。

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