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【2分で読む】大分県中津の耶馬溪町で山崩れ

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2018年4月11日の午前3時40分ごろ、大分県中津市耶馬渓町金吉で集落の裏山が幅約100メートルにわたって崩落し、数軒の住宅が土砂に埋まりました。

大分県によると午前5時40分には災害警戒本部を設置、また災害派遣要請を受けた陸上自衛隊員も出動しているとのことです。

直近でまとまった量の雨の観測は無いと言うことで直接的な原因はまだ判明していませんが、周辺ではこれまで杉の植林などが行われてきたものの、過疎化・少子高齢化により森林の維持・管理が危惧される状況だそうで、山の手入れが行き届かないことも原因の1つかもしれません。

参考情報:『豊かな水を流域住民で守る!~第 19 回「耶馬の森林」植樹の集い~』より

また歴史的に見た場合、大分県西部の九重山北方には猪牟田カルデラ(ししむたカルデラ)という埋没カルデラがあり、100万年前にここから大規模な火砕流が発生しました。

このときの堆積物は九州中部に広く分布し、火砕流台地となっています。この火砕流は耶馬溪火砕流(やばけいかさいりゅう)と呼ばれていますが、耶馬渓はこの台地が浸食されて形成されたものです。

この堆積物は侵食されやすいため、これまで長年の雨や植林したものの管理が行き届かなくなったために脆くなった山の表層、近年の地震等の地下変動による刺激などが複合的に重なって今回の山崩れに繋がった可能性も考えられるでしょうか。

山崩れの現場では現場の山の上部に新たな亀裂が確認されたそうで今後、状況によっては再度崩落が発生する可能性もあるということです。まだ原因が特定できないためか本格的な重機作業はできていないようですが、72時間の人命リミット内になんとか被災者の救出を祈るばかりです。

現地ストリートビュー

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