ホーム しょみグル 【しょみグル】総本家田中屋の「蜂蜜生せんべい」~ 昭和の懐かしオヤツ・シリーズ

【しょみグル】総本家田中屋の「蜂蜜生せんべい」~ 昭和の懐かしオヤツ・シリーズ

キミは「生せんべい」を食べたことがあるか!?「せんべいなのに生??」と感じるかもしれませんね。焼かずに食べる愛知県知多半島銘菓の「生せんべい」、今回はこの繊細で上品な甘さの歴史あるローカル和菓子をご紹介します。

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こんにちは。ITOITO-STYLE編集部で「しょみグル・お菓子担当」のRです。今回は、愛知県は知多半島、半田市のローカルおやつである「生せんべい」をご紹介します。

せんべいという名前ではありますが、ういろう、からすみ(岐阜県中津川が有名)、すあま(関東地方)に近いお菓子で、米粉を蒸した柔らかい和菓子です。せんべいは硬い米菓子という私たちの常識からすると、あれって思いますよね。そういえば、「オランダせんべい」という根室と山形の銘菓もせんべいという名称ですが、小麦粉を焼き上げた柔らかいお菓子です。こちらについても別の機会にご紹介したいと思います。

しょみグル』は「一般庶民のためのグルメ情報」です。お手頃外食から缶詰1個まで、安くて旨くてちょっと楽しい情報を発信しています。

さて、そのルックスですが、のし餅の小さい版という感じです。この点、筒状で丸みを帯びているういろう、からすみ、すあまとは異なり、せんべいという名称にもちょっと納得いく感じです。

これまでの名だたたる品評会での受賞歴がパッケージ裏側に記載されています。近年は「モンドセレクション金賞受賞」を名乗る商品が多く見受けられますが、あちらは一定クオリティの食品であれば基本的に受賞できないことは無いと言われるもの。対してこちら、特に「全國菓子大博覽會」は明治44年(1911年)から続く歴史ある品評会の内閣総理大臣賞を受賞しています。

では、なぜ「せんべい」なのでしょうか。この疑問については、生せんべいを作っている田中屋さんのホームページの「生せんべいものがたり」というコーナーが解決してくれています。簡単に言うと、徳川家康が岩滑城(半田市)を訪れた際に立ち寄った農家の庭先に干してあるせんべいを生のまま食べて気に入り、その後も生のままのせんべいを献上させたことが名前の由来とのことです。

原材料となる素材はこのように極めてシンプル。味の基本はほんのり甘い白としっかりとした黒砂糖風味の黒の2種類ですが、2006年このふたつの伝統の味に新たに西尾の抹茶を100%使った抹茶味が登場して、現在では3種類の味が楽しめます。西尾の抹茶も愛知県が誇る伝統の味、田中屋さんの地域や伝統へのこだわりを感じます。

今回、筆者は都内の交通会館(有楽町)の1階にある「むらからまちから館」という全国の名産品を集めたアンテナショップで購入しており、抹茶味を入手することはできませんでしたが、機会があったら直接お店に出向いて購入してみたいと思います。抹茶味に限っては、金曜日と土曜日のみの販売となっています。また、田中屋さんのホームページからも注文できるようになっているので、手軽に入手してしまうことも可能ですよ。

さて、袋を開けてみましょう。原材料は順に米・黒糖・上白糖・蜂蜜・食塩・小麦粉のみです。黒砂糖の甘い香りがただよってきます。

緑茶も合いますが、紅茶や台湾茶あたりとの相性も抜群。

まずは白い部分からいただきます。ほんのりと優しい甘味とねっとりとした歯触り、「これこれ!」とすあま好きの筆者が期待した通りのおいしさです。

さて、黒砂糖味の方ですが、こちらは思っていたよりも黒砂糖の味がしっかりとしてパンチのある感じです。どちらもおいしいのですが、筆者としてはシンプルな白の方が好きかもしれません。シンプルな原材料からは、シンプルでやさしい味が生まれるということがよくわかるお菓子ですね。

まとめ

今回、生せんべいを取り上げるにあたって、似ている和菓子として名古屋銘菓の「ういろう」を思い浮かべたこともあり、「ういろう」についてちょっと調べてみました。すると、ういろうは、名古屋に限らず全国各地で銘菓として売られていること、しかも、ういろうの発祥の地は小田原ということがわかりました。「ういろう=名古屋の銘菓、名古屋土産」ではなかったことに気づいた瞬間でした。

さて「生せんべい」といえばもう1つ、岩手県山田町の「菓子工房 川最」さんが製造販売している「山田の生せんべい」というお菓子があります。岩手県山田町のソウルフードと呼ばれているものですが、こちらもいずれご紹介したいと思います。

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