2018年4月9日に島根県西部で発生した最大震度5強の連続地震(1日に27回)の震源と、近年に周辺で発生した地震、断層帯等を図に起こしてしてみました。プレート境界地震ではなく京都大学防災研によれば山陰地方には「ひずみが集中している領域がある」とのことです。
◆参考情報(NHKニュース):『京大防災研 西村准教授「山陰では地下の岩盤にひずみ集中」』
被害に関しては、大田市で1100戸余りが断水、負傷者も出ています。
◆参考情報(NHKニュース):『島根県で震度5強 1100戸余りが断水 大田市』
連続地震は現在、一応の収束のようですが、気象庁によれば今回の震源周辺では1週間程度の間に同規模の地震が繰り返されるケースが過去の地震の例でも確認されていると言うことです。
島根・鳥取周辺では2000年以降、鳥取県西部地震・鳥取県中部地震を含め、複数の大きめの地震が発生した記録があります。
- 2000/10/6:M7.3、震度6強(鳥取県西部地震)
- 2002/9/16:M5.3、震度4
- 2011/6/4:M5.2、震度4
- 2016/10/21:M6.6、震度6弱(鳥取県中部地震)
震度5強を観測した大田市では市内の小中学校を中心の50箇所の避難所が開設、188人の方々が一次避難され、また重軽傷者が5名いらっしゃるとのことなので、早期復旧と回復を祈るばかりです。
余談ですがフィリピン海プレート自体は、島根県までには到達していない(到達する前にユーラシアプレート下へ沈降)というデータもあるようです。
またオカルトの域を脱しませんが、新燃岳の噴火後には大きめの地震が起きるという説がありますが、該当するのではないかな?などと感じてしまいます(確たる根拠はありませんが)。
なお、島根県西部の地震に関してはその後の調査で「長さ5キロ程度の断層がずれ動いて起きたと推定」というニュースがありました。
◆参考情報(NHKニュース):『島根県西部の地震「長さ約5キロの断層か」政府 地震調査委』
該当する断層がどの断層なのかに関する記述はありませんが、既存のものでなければ未発見の断層帯が存在するということかもしれません。
いずれにせよ次の大震災はほぼ確実に起きると予測されているため、日頃から備えは怠らないようにしておきたいものです。