2018/12/18:口永良部島の新岳火口で火砕流を伴う爆発的噴火が発生
2018/12/18の16:37頃、鹿児島県・屋久島の西にある「口永良部島」の新岳火口で火砕流を伴う爆発的噴火が発生し、屋久島町では全島民に自主避難を呼びかけました。
下記は気象庁及び報道各社の記事へのリンクです:
[気象庁] 口永良部島の活動状況
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/509.html
[tenki.jp] 口永良部島で噴火 火砕流が西へ流下
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2018/12/18/3024.html
[日経] 口永良部島・新岳で噴火 煙2千メートルまで上昇
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3909377018122018000000/
[yahoo/共同] 噴火に伴うけが人なし、自主避難呼び掛け
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181218-00000146-kyodonews-soci
[livedoor] 火山 口永良部島で火砕流を伴う噴火が発生
http://news.livedoor.com/article/detail/15758140/
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噴火発生時、本村東観測点で29Paの空振を観測、噴煙は火口縁上2000mで雲の中へ。
火口周辺では大きな噴石が飛散しているのが確認されています。また火砕流が火口から西側へ約1km流下したとのこと。
火口周辺警報としては、噴火警戒レベル3の入山規制が継続しています。
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口永良部島の噴火で近年目立ったものは、2015/5/29に発生した「マグマ水蒸気噴火」です。噴煙高度は火口から最大約1万メートル上空まで到達。このときも、新岳からの噴火でした。
今回は「自主避難の呼びかけ」ですが、2015年の噴火では噴火からおよそ16分後には屋久島町が島全域に島外への避難指示を出し、気象庁の見解として島民の避難期間が年単位に及ぶ可能性が指摘されました。(実際にはこの年の12/25に避難指示が解除されています)
2015年の噴火では、噴火警戒レベルが避難を意味する「5」に引き上げられましたが、12/18の噴火ではレベル3のままとなっています。
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近年、活発化している感のある環太平洋火山帯。12/18も南西太平洋〜南太平洋あたりではM4〜M5クラスの地震が相次いでいました。大きな被害が出ない地震は、日本国内でも連日発生しています。
枕詞的に「地震大国」日本とは言われますが、大きな被害の出ない地震にはすっかり慣れてしまっているのが私たちの生活です。しかし、日本国内でこの先の大地震が起きないことが保証できる「安全地帯」はどこにも無いと言って差し支えはありません。
次の大震災が起きるのは30年後か、それとも100年後の次の世代かもしれませんが、もしかしたら来月や来年かもしれません。
現在の科学技術をもってしても、それを正確に予測することが不可能である今、「いつ・どこで起きるのか」を必要以上に気にしてもあまり意味はありません。
「起きた時に備えはあるかどうか」が、もっとも重要な問題となります。まずは、無理のない範囲で備えてください。