トップ 2分で読む 【九州四国】豊後水道での震度3・M4.3の地震はスロースリップ発生領域内(2019/01/21)

【九州四国】豊後水道での震度3・M4.3の地震はスロースリップ発生領域内(2019/01/21)

2019/01/21に豊後水道で震度3・M4.3の地震がありましたが、九州〜四国における南海トラフ固着域でのスロースリップ発生領域内に位置します。豊後水道での体感できる大きめの規模の地震は、頻度は高くありませんが比較的活発な印象があります。

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2019/01/21:豊後水道での震度3・M4.3の地震はスロースリップ発生領域内

2019/01/21に豊後水道(ぶんごすいどう)で震度3・M4.3の地震がありましたが、九州〜四国における南海トラフ固着域でのスロースリップ発生領域内に位置します。

豊後水道での体感できる大きめの規模の地震は、頻度は高くありませんが比較的活発な印象があります。
2015年あたりまでは、体感できる地震としては震度1を中心に震度3程度までのものが多かったようですが、2016年あたりからは大きめの地震も増えてきた感があります。2017年06月20日には震度5強が発生しています。体感しない地震は、もちろん日々多数発生しています。

九州〜四国にかけての南海トラフ固着域では、プレート境界面におけるスロースリップ(ゆっくり滑り)が繰り返し確認されており、NHKでも昨年、特集番組が放送されました。

南海トラフ巨大地震に関しては、確度の高い予測は困難との判断が下されていることはご存知の通りで、近年、警戒警報の発令は凍結され、代わりに震源域で異常な現象を観測した場合に「臨時」の情報が発表されることになっています。

難しいのは、この臨時情報が出た際に、私たち個人レベルではどう対応すべきかという点。実際に起きてしまった場合の想定被害は過去類を見ない甚大なものになる試算がなされていますが、逆に臨時情報が出たとしても何も起きないことも考えられます。

最終的な行動の決断は、想定震源域に住むかたがた一人ひとりに委ねられることになります。100%確実な答えは無く、「空振り」を覚悟の上で事前避難をおこなうか、とどまるかを自分自身で決めなければならなくなるでしょう。

万が一の場合には、まずは生き残ること。次に生き延びることを念頭においた「備災」を個人やご家庭レベルでも考えておく必要があります。

被害が大きいほど、国や自治体の対応は後手に回り行き届かなくなります。まずは「自助」、次に「共助」ができるような横のつながりをあらかじめ作れたらいいですね。

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