2019/03/11:東日本大震災から8年目の3.11に愛媛県南予でもM4級の地震
東日本大震災から8年目の3/11は、愛媛県南予でも久しぶりにM4級の地震がありました。
M4以上は2015/7以来、前回の有感地震としてもほぼ1年ぶりのようです。
このあたりは南海トラフ巨大地震の想定震源域で、以前から長期的なスロースリップ現象が継続して確認されている場所でもあります。
スロースリップとは、通常の地震によるプレートのすべり(スリップ)よりもはるかに遅い速度で発生する滑り現象で、海溝などの沈み込み帯ではよく見られる現象です。
「スロー地震」「ゆっくりすべり」などとも呼ばれます。
南海トラフでは、ユーラシアプレート(アムールプレート)の下にフィリピン海プレートが沈み込んでおり、比較的広範囲で継続的なスロースリップが観測されています。
南海トラフ巨大地震の発生する可能性がもっとも高まると考えられているのは、地震研究の最前線では2030年代に入ってからと言われています。
(とは言え、政府 地震調査研究推進本部の公式見解は「科学的に高確度な予測は不可能」となっています)
このような大きめの地震があったからと言って、すぐに「前兆では?」と必要以上に怖がる必要はありません。これまでも繰り返されていることでもあります。
ただし安心してしまってはいけません。日頃からの備えをしっかりとおこなっておきましょう。
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