2019/06/04:鳥島近海で最大震度4、M6.1の地震
2019/6/4は鳥島近海で最大震度4、M6.1の地震がありました。
震源の深さは440km、フィリピン海プレート内での深発地震です。
このあたりで発生する地震は深く規模が大きなものが多く、鳥島近海では2012/01にM7.0、近辺では小笠原諸島西方沖で2015/05にM8.5という大規模なものが深さ590kmで起きています。
深発地震は震源の深さが深い地震ですが明確な定義はなく、200km以深で発生する地震を深発地震と言っています。
また深さ約670km以深ではほとんど発生しないとされていますが、小笠原海溝やトンガ海溝など一部の地域では、これを上回る深さの深発地震も少数ながら発生しています。
緊急地震速報は2006年から震源の深さが150kmより深いと推定された地震について、震度の予測が難しいため震度を発表しないことになっています。
ただ、深発地震で日本で被害が出た例では、2014/05の伊豆大島近海地震(深さ約162km、M6.0)があり、緊急地震速報の対象とならない150km以深でしたが東京都で最大震度5弱の地震を観測。
前述の小笠原諸島西方沖における2015/05のM8.5では、関東地方を中心に停電、エレベーターの緊急停止による高層難民、交通機関のマヒなどの大きな影響が出ました。
この時、東京の六本木ヒルズは「円描くよう」に揺れたとのこと。
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