トップ 2分で読む 【全国】宮城・茨城・熊本・硫黄島近海などで地震(2020/01/04〜01/05)

【全国】宮城・茨城・熊本・硫黄島近海などで地震(2020/01/04〜01/05)

2020/01/04〜01/05の12:00にかけて宮城県沖・茨城県南部・熊本県天草・芦北地方・硫黄島近海などで地震がありました。硫黄島近海での地震は2019/09/16に発生したM5.4から約4ヶ月ぶり、茨城県南部の地表下50〜60kmあたりはフィリピン海プレートが沈み込んだ先の先端部分にあたります。

223

2020/01/04〜01/05:宮城・茨城・熊本・硫黄島近海などで地震

2020/01/04〜01/05の12:00にかけて、宮城県沖・茨城県南部・熊本県天草・芦北地方・硫黄島近海などで地震がありました。
それぞれ時系列で次の通りです。

【熊本県天草・芦北地方】
2020/01/04 03:28頃, 震度1, M1.7, 深さ10km

【宮城県沖】
2020/01/04 07:50頃, 震度1, M3.6, 深さ40km

【茨城県南部】
2020/01/04 13:35頃, 震度2, M3.1, 深さ50km

【宮城県沖】
2020/01/05 06:15頃, 震度1, M3.4, 深さ50km

【硫黄島近海】
2020/01/05 11:11頃, 震度1, M5.7, 深さ130km

今回注目した地震は、硫黄島近海のM5.7と茨城県南部のM3.1。

硫黄島近海でのM5.7

画像出典:Wikipedia

硫黄島(いおうとう)は東京都小笠原村に属する火山島で、ご存知の通り太平洋戦争時の激戦地として知られています。

このあたりの震源としては、2019/09/16に発生したM5.4の地震からおよそ4ヶ月ぶりとなります。
今回は震源の深さは130kmと深めですが、その時どきで深さは異なり、10km程度の場合やさらにごく浅い場合もあります。

硫黄島近海における近年の最大震度2以上
2016/08/05 01:24頃 M6.3 最大震度2
2015/11/20 14:31頃 M6.0 最大震度2
2015/08/29 00:31頃 M5.8 最大震度2
2014/06/29 14:56頃 M6.2 最大震度3
2014/05/03 19:57頃 M5.9 最大震度2
2012/05/01 14:33頃 M5.4 最大震度2
2010/11/08 04:27頃 M6.0 最大震度2

伊豆・小笠原・マリアナ島弧は、伊豆半島・伊豆大島〜ミクロネシア連邦のヤップ島にかけて、実に2800km以上にも及び、島弧としては世界的に見ても大規模なものです。
太平洋プレートがフィリピン海プレートの下へ潜る「沈み込み帯」に伴うもので、火山活動も活発で火山島が多く存在します。この島弧に沿った海溝で発生する地震は、中〜大規模のものが多い傾向にあります。

硫黄島近海においては、2000/03/28の20:00頃に大きなスラブ内地震「硫黄島近海地震」が発生、最大震度は3だったもののマグニチュードは7.9を観測しました。
このときの震源の深さは約128kmであり、震源から遠く離れた日本海溝沿いでも震度1〜2の揺れを感じる顕著な異常震域を観測しています。

茨城県南部でのM3.1

茨城県南部も地震の多いエリアで、南部で発生する地震は震源の深さが50〜60kmのものが多い状況となっています。
この茨城県南部の地表下50〜60kmあたりは、フィリピン海プレートが沈み込んだ先の先端部分にあたります。

太平洋プレートがフィリピン海プレートと北米プレートの下に沈み込み、フィリピン海プレートが北米プレートやユーラシアプレートの下に沈み込んでいる複雑な構造となっています。

茨城県南部における近年の最大震度5弱以上
2016/05/16 21:23頃 M5.5 最大震度5弱
2014/09/16 12:28頃 M5.6 最大震度5弱
2013/11/10 07:37頃 M5.5 最大震度5弱
2011/07/15 21:01頃 M5.5 最大震度5弱
2011/04/02 16:56頃 M5.0 最大震度5弱
2011/03/24 08:56頃 M4.9 最大震度5弱

地震の多い茨城県内においては、意外なことに「確実に活断層である」とされるものはこれまでに知られていません。
日本有数の大断層である「棚倉断層」は存在していますが、これは活断層ではないのです。
(棚倉断層:茨城県常陸太田市と福島県棚倉町の間を北北西から南南東方向へ通る約60キロメートルの横ずれ断層)

棚倉断層は棚倉西縁断層と棚倉東縁断層から構成されていて、その中間に破砕帯があります。これらを含めて「棚倉構造線」も呼ばれ、従来は東北日本と西南日本の境界線と考えられてきました。
(別途、東北日本と西南日本の境界線は利根川構造線であるという見解もあります)

また茨城県の北部の陸から沖合にかけては、棚倉構造線と同様の走向を持つ長さの短い断層が多数分布しています。
東日本大震災以降、これらの断層に次々と正断層型の地震が生じて破損等の被害が発生しているという状況もありますので、今後も長期的な警戒と備えが必要です。

もとより茨城県内は「中規模地震の巣」と言えるくらい地震が頻発するエリアであり、今後の情報には注意しつつ備えだけはしっかりと。

いま備えておくべき「備災アイテム」をamazonで見る!

このサイトや記事が気に入ったらシェアしましょう!