トップ 2分で読む 【全国】長野, 紀伊水道,奄美大島で小規模な地震(2020/03/22)

【全国】長野, 紀伊水道,奄美大島で小規模な地震(2020/03/22)

2020/03/22は長野, 紀伊水道,奄美大島で小規模な地震がありました。ここ最近は、長野を中心とした地震が続いていることと、南海トラフ巨大地震の想定震源域内での地震も増えているように感じます。ただ、いずれも群発化しているような状況ではありません。

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2020/03/22:長野, 紀伊水道,奄美大島で小規模な地震

2020/03/22は長野, 紀伊水道,奄美大島で小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【紀伊水道】
2020/03/22 20:52頃, 震度2, M3.1, ごく浅い, 北緯:34.1, 東経:135.1

【奄美大島近海】
2020/03/22 10:00頃, 震度1, M3.2, 深さ20km, 北緯:28.1, 東経:129.2

【長野県北部】
2020/03/22 02:34頃, 震度1, M2.6, 深さ10km, 北緯:36.6, 東経:138.4

 

ここ最近は、長野を中心とした地震が続いていることと、南海トラフの想定震源域内での地震も増えているように感じます。ただ、いずれも群発化しているような状況ではありません。

 

2011/03/11の東日本大震災の際は、前々日の3/9あたりから三陸沖を中心とした群発地震が発生していた状況に比べると「通常運転」と言えるレベルです。

今回は奄美大島近海でも小規模な地震が起きていますが、このあたりも比較的小規模な地震は多い震源域です。奄美大島〜沖縄あたりは地震が少ないイメージがあり、歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないのが現状ですが、M4〜5クラスの地震は発生しています。

 

また近くの震源としては近年、沖縄本島近海で2010年にM7.2・最大震度5弱、2016年にもM5.6で最大震度5弱の大きめの地震が発生。過去100年内あたりに奄美大島〜沖縄周辺で発生した大規模な地震をピックアップすると、次のようなものとなります。

 

2011/11/08:沖縄本島北西沖, M7.0, 震度4
2010/02/27:沖縄本島近海 , M7.2, 震度5弱
2002/03/26:石垣島近海  , M7.0, 震度1
2001/12/18:与那国島近海 , M7.3, 震度4
2001/12/09:奄美大島近海 , M6.0, 震度5強
2000/10/02:トカラ列島近海, M5.9, 震度5強
1998/05/04:石垣島南方沖 , M7.7, 震度3
1966/03/13:与那国島近海 , M7.8, 震度5
1958/03/11:石垣島近海  , M7.2, 震度5
1947/09/27:与那国島近海 , M7.4, 震度5
1938/06/10:宮古島北西沖 , M7.7, 震度4
1926/08/07:宮古島近海  , M7.0, 震度4
1926/06/29:沖縄本島北西沖, M7.0, 震度4
1923/07/13:九州地方南東沖, M7.3, 震度4
1926/06/29:沖縄本島北西沖, M7.0, 震度4
1915/01/06:石垣島北西沖 , M7.4, 震度4
1911/06/15:奄美大島近海 , M8.0, 震度6

 

意外と多く、頻度としては数年〜30年くらいの間隔であることも判ります。
余談ですが、地震の規模を示す「マグニチュード」は、値が「1」上がると地震のエネルギーは約30倍になります(厳密には31.6倍)。
例えば、M5を「1」としましょう。M6〜M9を考えると、単純計算して


M5:1
M6:約30倍
M7:約900倍
M8:約27,000倍
M9:約810,000倍

となるのです。乱暴に言うと、M5クラスの地震でM9クラスの巨大地震のエネルギーを開放するにはM5が81万回(以上)発生する必要があります

 

「地震が多発している場所では、エネルギーの開放が進んでいるのではないか?」

 

と思われるかもしれませんが、そうではないことが解ると思います。私たち一般庶民にできることは、国や行政などの支援だけを期待するのではなく、個人や家庭や地域でもしっかりと備えること(備災)。いざというときには、備えたモノや知識やネットワークを活用して互助・共助をおこない、被害を減らす試みをする(減災)ことです。

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