2020/5/2〜5/4:長野・岐阜の地震は減少傾向、北海道,茨城,千葉,和歌山,佐賀,鹿児島で小規模な地震
2020/5/2〜5/4にかけては、長野・岐阜の地震は減少傾向・北海道,茨城,千葉,和歌山,佐賀,鹿児島で小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
【薩摩半島西方沖】
2020/05/03 21:01頃, 震度2, M4.7, 深さ10km, 北緯:31.4, 東経:128.8
【薩摩半島西方沖】
2020/05/03 20:54頃, 震度3, M6.0, 深さ10km, 北緯:31.3, 東経:128.7
【和歌山県北部】
2020/05/03 19:55頃, 震度1, M2.2, 深さ10km, 北緯:34.1, 東経:135.2
【佐賀県北部】
2020/05/03 18:17頃, 震度2, M3.2, 深さ10km, 北緯:33.3, 東経:129.9
【長野県中部】
2020/05/03 14:13頃, 震度1, M3.2, 深さ10km, 北緯:36.2, 東経:137.6
【岐阜県飛騨地方】
2020/05/03 11:32頃, 震度1, M3.2, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6
【茨城県北部】
2020/05/03 05:55頃, 震度2, M3.6, 深さ10km, 北緯:36.7, 東経:140.7
【長野県中部】
2020/05/03 00:56頃, 震度1, M2.8, ごく浅い, 北緯:36.2, 東経:137.6
【浦河沖】
2020/05/02 13:32頃, 震度1, M3.6, 深さ70km, 北緯:41.9, 東経:142.5
【千葉県東方沖】
2020/05/02 11:26頃, 震度2, M3.7, 深さ30km, 北緯:35.4, 東経:140.4
4月後半から続いていた長野県中部の地震は1日あたりの発生回数としては減少傾向、そこから20km程度西の岐阜県飛騨地方での連続地震も同様に減少傾向のようです。
ただし累積発生回数としては多めであることと、過去の発生事例としては東日本大震災の2週間前に岐阜県飛騨地方での連続地震がありましたので、しばらくは警戒を緩めず電気・ガス・水道が止まってしまった場合でも自宅が無事であれば生活を維持できる備えを。
また今回注目したのは佐賀県北部で発生した震度2・M3.2の地震です。
佐賀県は北部・南部ともに有感地震は少なめで、気象庁の地震データベースに記録されている情報も2002〜2006年までは年に2〜3回程度発生し、2006/06/14に小規模な地震が起きた以降は2018/07/08までの12年間程度は目立った有感地震は発生していませんでした。
その後は2018/07/09に2度、2019/8/19と2019/11/20にそれぞれ1度発生し、今回の発生となりました。いずれも佐賀県内における有感地震は最大震度は3、マグニチュードもこれまでのところ最大でM4.2程度となっています。
歴史的に佐賀県内の地震を見ると、1703年に小城付近で発生した地震によって、古湯(ふるゆ)温泉の城山が崩れて温泉が埋まったという記録があります。
また、1831年には現在の佐賀市付近でM6.1と推定される地震があり、佐賀城の石垣が崩れて民家が潰れた事例があります。
熊本地震の例を見ても、過去100年以上に渡って大きな地震は無かったところにいきなり巨大地震が発生することがありますので、「今まで起きていないから今後も大丈夫だろう」とは考えず、備えはしておきましょう。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ