2020/05/08:長野, 京都, 千葉, 周防灘, 種子島で小規模な地震が相次ぐ
2020/05/08は長野県中部, 京都府南部, 千葉県東方沖, 周防灘, 種子島近海で小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
【種子島近海】
2020/05/08 11:07頃, 震度1, M3.0, 深さ20km, 北緯:30.3, 東経:131.0
【京都府南部】
2020/05/08 10:42頃, 震度1, M2.8, 深さ10km, 北緯:35.2, 東経:135.5
【周防灘】
2020/05/08 09:56頃, 震度1, M2.9, 深さ10km, 北緯:33.8, 東経:131.5
【長野県中部】
2020/05/08 03:26頃, 震度1, M3.4, ごく浅い, 北緯:36.2, 東経:137.7
【千葉県東方沖】
2020/05/08 00:30頃, 震度1, M3.1, 深さ40km, 北緯:35.2, 東経:140.4
発生頻度的にやや珍しいのは、周防灘と京都府南部。
周防灘は1/29以来、京都府南部は4/14以来の有感地震となります。これらを含めても、いずれの震源の地震も小規模なもので「通常運転」と言える状況です。
京都府における地震は南部・北部に分けられますが、発生傾向としては基本的に頻度低めで規模も小さく、最大震度も目立って大きいものはほぼありません。ただ歴史的に見ると、1927年前半は京都府北部において規模大きめの地震が頻発していました。
特に1927/03/07 18:27頃に発生した「北丹後地震」は、M7.3・最大震度6を記録した大規模な地震となります。死者2,925人、負傷者7,806人もの被害を出しました。
この地震による被害は広範囲に及び、震源から150km以上も離れている鳥取県の米子でも倒壊家屋が出たり、当時の大阪市内では液状化現象と考えられる地割れからの泥水噴出が発生し、家屋が浸水したという記録があります。
近年で見た場合はほとんど目立った地震は無い地域でも、過去にはこのような大きな被害を出した地震が起きていることがあります。特に地震や噴火のような自然災害は事前の予測ができないものが多く、発生パターンも確定できません。よって、事前に備えつつ情報収集を怠らないことが重要です。
近年は少し大きめの地震が続いたりすると、ネット上で「○○月△△日に、大地震が起きる」という話しが拡散されたりしますが、基本的にこうした期日や場所を指定した「いかにも地震予知風なネタ」は、ほぼ100%根拠の無いデマですので、オカルトの範疇として扱って構いません。
ただし、こうしたデマやオカルトネタであっても「備えなければ」というキッカケには十分使えます。このような話しをネットで目にしたら、鵜呑みにする必要はまったくありませんが、使えるキッカケとして備災用品や備蓄品のチェックや緊急連絡先や連絡手段、避難経路の確認などをおこなうようにしてください。場合によっては「嘘から出た真(まこと)」となる場合もあるかもしれません。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ