トップ 2分で読む 【全国】岩手県沖でM4.5を筆頭に連続地震、茨城・日向灘でも小規模な地震が相次ぐ(2020/5/9〜5/10)

【全国】岩手県沖でM4.5を筆頭に連続地震、茨城・日向灘でも小規模な地震が相次ぐ(2020/5/9〜5/10)

2020/5/9〜5/10にかけて、岩手県沖でM4.5を筆頭に連続地震、茨城・日向灘でも小規模な地震が相次ぎました。岩手県沖は東日本大震災以降、比較的活発に活動を続けている領域で、震災翌年の2012年も特に活発でしたが、以降も定期的に大きめの地震が起きています。

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2020/5/9〜5/10:岩手県沖でM4.5を筆頭に連続地震、茨城・日向灘でも小規模な地震が相次ぐ

2020/5/9〜5/10にかけて、岩手県沖でM4.5を筆頭に連続地震、茨城・日向灘でも小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【茨城県北部】
2020/05/10 07:42頃, 震度3, M3.3, 深さ10km, 北緯:36.6, 東経:140.6

【岩手県沖】
2020/05/10 04:19頃, 震度1, M3.3, 深さ10km, 北緯:40.1, 東経:142.0

【日向灘】
2020/05/09 17:10頃, 震度1, M3.2, 深さ20km, 北緯:32.2, 東経:132.2

【岩手県沖】
2020/05/09 11:48頃, 震度1, M3.2, 深さ10km, 北緯:40.1, 東経:142.0

【岩手県沖】
2020/05/09 07:24頃, 震度1, M3.5, 深さ20km, 北緯:40.1, 東経:142.0

【岩手県沖】
2020/05/09 06:35頃, 震度3, M4.5, 深さ10km, 北緯:40.1, 東経:142.0

 

岩手県沖は東日本大震災以降、比較的活発に活動を続けている領域です。
では岩手県沖における東日本大震災の翌年以降のM5.0以上・震度4以上の地震を見てみます。

岩手県沖における東日本大震災の翌年以降のM5.0以上・震度4以上
2019/01/26 17:23頃 震度4 M5.7
2017/12/16 02:58頃 震度4 M5.4
2017/09/27 05:22頃 震度4 M6.0
2016/02/02 14:31頃 震度4 M5.7
2015/02/17 13:46頃 震度5強 M5.7
2014/10/03 09:57頃 震度4 M5.5
2014/09/10 10:09頃 震度4 M5.0
2014/07/05 07:42頃 震度5弱 M5.9
2013/07/16 07:45頃 震度4 M5.3
2013/05/16 08:46頃 震度4 M5.1
2012/07/30 07:05頃 震度4 M5.4
2012/04/30 00:02頃 震度4 M5.6
2012/03/27 20:02頃 震度4 M5.1
2012/03/27 20:00頃 震度5弱 M6.4
2012/03/18 09:36頃 震度4 M5.0
2012/01/28 09:22頃 震度4 M5.6

東日本大震災の翌年の2012年も特に活発でしたが、以降も定期的に大きめの地震が起きていることが判ります。

今後30年内ではほぼ日本全国の太平洋側においてM7〜M8クラスの複数の地震の発生が想定されています。その中でも関東〜東北の太平洋側は今後も大地震発生確率が高いエリアで、日本海溝に沿って北は青森県東方沖から南は房総半島沖にかけての広範囲で、M7〜8クラスの大地震が今後30年内に起きる確率が90%以上とされています。

・M9クラス:東日本大震災のような超巨大地震の発生確率は「0%」
・M7.9程度:沿岸が高い津波に襲われる・宮城県沖で20%、青森・岩手で5〜30%
・M7.0〜M7.5:青森・岩手沖で90%以上、宮城沖で90%、茨城沖で80%

 

いずれも「どの場所でいつ起きる」という精度の高い予測は難しく、海溝型地震よりも内陸部の断層型地震のほうが予測困難です。過去に起きた大地震として、熊本地震・大阪府北部地震・北海道胆振東部地震などは内陸部の断層型地震で、予測の範囲外だったと言えます。

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、日頃からの情報収集と備えが生死を分けることになります。「まだいいや」で済まさず、明日起きても対応できるように、備えだけはしておきましょう。

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