トップ 2分で読む 西表島付近でM4.2・2.7、岩手・宮城でも少規模な地震が発生(2021/01/21)

西表島付近でM4.2・2.7、岩手・宮城でも少規模な地震が発生(2021/01/21)

2021/01/21は西表島付近でM4.2・2.7、岩手・宮城でも少規模な地震が発生しました。注目したのは西表島付近で発生したM4.2およびM2.7の2回の地震。いずれも最大震度は1と小規模のものです。沖縄トラフと琉球海溝に挟まれた領域で沖縄から台湾に近い位置で発生しています。

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2021/01/21:西表島付近でM4.2・2.7、岩手・宮城でも少規模な地震が発生

2021/01/21は西表島付近でM4.2・2.7、岩手・宮城でも少規模な地震が発生しました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/01/21 16:36頃西表島付近1M2.7約10km24.3, 123.7
2021/01/21 08:00頃岩手県沖1M3.6約50km39.6, 142.1
2021/01/21 06:37頃宮城県沖1M3.2約50km38.3, 141.7
2021/01/21 06:02頃西表島付近1M4.2約20km24.4, 123.4

注目したのは西表島付近で発生したM4.2およびM2.7の2回の地震。いずれも最大震度は1と小規模のものです。沖縄トラフと琉球海溝に挟まれた領域で沖縄から台湾に近い位置で発生しています。

沖縄周辺は地震が少ないイメージがあり、歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないのが現状ですが、M4〜5クラスの地震は発生しています。近年においては、沖縄本島近海で2010年にM6.9・最大震度5弱、2016年にもM5.6で最大震度5弱の大きめの地震が発生。

 

特に、2010年(2010/02/27)の沖縄本島近海地震に関しては、沖縄本島南東沖の琉球海溝付近のユーラシアプレート内で発生しています。
震源の深さは37kmで、発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型とされています。
沖縄本島での震度5以上の地震は1909年(明治42年)の地震以来、実に101年ぶりのものとなり、世界遺産に登録されている、うるま市の「勝連城跡」の石垣が一部崩落する事態となりました。

 

津波に関しては沖縄県南城市で確認された10cm程度で、当初は沖縄本島・奄美諸島・トカラ列島の沿岸住民に避難勧告が発令されましたが、特に被害は報告されませんでした。
M7クラスに迫る大規模地震にも関わらず津波がこの程度で済んだのは、横ずれ断層型の地震だったからと推察されます。

 

過去100年内で沖縄周辺で発生した大規模な地震を見た場合は発生回数が意外と多く、頻度としては数年〜30年くらいの間隔となっています。沖縄でも今後、大きな地震が発生する可能性は十分にありますので、ぜひ何もない平時にこそ災害への備えをしておきましょう。

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