トップ 2分で読む 西表島付近でM4.5、石川能登・福井沖でそれぞれM2.5の地震(2021/11/22)

西表島付近でM4.5、石川能登・福井沖でそれぞれM2.5の地震(2021/11/22)

2021/11/22は西表島付近でM4.5、石川能登・福井沖でそれぞれM2.5の地震が発生。注目は西表島付近。八重山諸島に含まれますが隣国である台湾とも近く、このあたりではしばしば大きめの規模の地震が発生します。歴史を遡ると1771年に「八重山地震」と名付けられた推定M7.4〜8.7の巨大地震が発生しています。

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2021/11/22:西表島付近でM4.5、石川能登・福井沖でそれぞれM2.5の地震

2021/11/22は西表島付近でM4.5、石川能登・福井沖でそれぞれM2.5の地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/11/22 23:26頃西表島付近1M4.5約50km24.3, 123.4
2021/11/22 10:19頃石川県能登地方1M2.5約10km37.5, 137.3
2021/11/22 10:08頃福井県沖1M2.5約10km36.3, 136.2

注目は西表島付近。西表島は八重山列島(八重山諸島)に含まれますが隣国である台湾とも近く、このあたりではしばしば大きめの規模の地震が発生します。

 

歴史を遡ると1771年(明和8年)に「八重山地震」と名付けられた、推定マグニチュード7.4〜8.7の巨大地震が発生しています。

八重山地震の地震そのものによる被害は僅かでしたが、この地震が引き起こした大津波によって先島諸島が大きな被害を受け、この津波は「明和の大津波」とも呼ばれています。石垣島では80mを超える大津波となり、第3波まで襲来し、第2波がもっとも大きかったと伝えられています。

 

八重山群島での死者・行方不明者は1万人を超える琉球史上で最悪の津波災害だったとされ、八重山地震の震源は八重山列島近海で、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込むことによって発生する歪みによって発生した海溝型地震と考えられています。

 

このあたりでは、過去2400年間の間に150〜400年程度の周期で大規模な津波が襲来したことが調査によって判明しています。また、先島諸島では過去2000年の間に約600年間隔で1771年の八重山地震と同じような規模の地震が4回発生しています。

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