トップ 2分で読む 日向灘でM6.6・最大震度5強を含む群発地震、北海道沖・鳥取・父島近海でも小規模(2022/01/21〜1/22)

日向灘でM6.6・最大震度5強を含む群発地震、北海道沖・鳥取・父島近海でも小規模(2022/01/21〜1/22)

2022/01/22は日向灘でM6.6・最大震度5強を含む群発地震が発生。南海トラフ巨大地震の想定震源域の西端となります。今回最大M6.6でしたが、もしM6.8以上であれば「南海トラフ地震臨時情報」を発表し巨大地震が発生する可能性について調査する作業を進めることになります。

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2022/01/21〜1/22:日向灘でM6.6・最大震度5強を含む群発地震、北海道沖・鳥取・父島近海でも小規模

2022/01/22は日向灘でM6.6・最大震度5強を含む群発地震、北海道沖・鳥取・父島近海でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/01/22 16:26頃日向灘1M2.5約40km32.7, 132.0
2022/01/22 14:18頃鳥取県中部1M2.3約10km35.4, 133.9
2022/01/22 13:21頃日向灘3M4.2約40km32.7, 132.0
2022/01/22 13:06頃根室半島南東沖2M4.0約90km43.3, 146.0
2022/01/22 11:57頃日向灘1M3.5約40km32.7, 132.1
2022/01/22 11:48頃日向灘1M3.1約40km32.7, 132.1
2022/01/22 11:05頃日向灘1M3.0約40km32.7, 132.1
2022/01/22 10:04頃日向灘2M3.3約40km32.6, 132.1
2022/01/22 10:01頃日向灘1M3.1約40km32.7, 132.0
2022/01/22 08:32頃日向灘2M3.5約40km32.7, 132.1
2022/01/22 06:48頃日向灘3M4.2約40km32.7, 132.1
2022/01/22 06:34頃日向灘1M3.5約40km32.7, 132.1
2022/01/22 05:31頃日向灘3M4.7約40km32.7, 132.1
2022/01/22 05:08頃日向灘1M3.4約40km32.7, 132.1
2022/01/22 05:02頃日向灘1M3.3約30km32.7, 132.1
2022/01/22 04:55頃父島近海1M4.1約50km27.0, 142.8
2022/01/22 03:43頃日向灘2M4.0約40km32.6, 132.0
2022/01/22 03:17頃日向灘2M4.1約40km32.7, 132.1
2022/01/22 03:06頃日向灘1M3.3約40km32.6, 132.0
2022/01/22 02:56頃日向灘1M3.2約40km32.7, 132.0
2022/01/22 02:45頃日向灘1M3.2約30km32.7, 132.0
2022/01/22 02:43頃日向灘3M4.2約40km32.7, 132.0
2022/01/22 02:28頃日向灘1M2.8約40km32.7, 132.1
2022/01/22 02:20頃日向灘2M3.9約30km32.7, 132.0
2022/01/22 02:15頃日向灘1M3.4約40km32.7, 132.1
2022/01/22 02:04頃日向灘1M2.5約40km32.7, 132.1
2022/01/22 01:56頃日向灘1M3.4約40km32.7, 132.1
2022/01/22 01:46頃日向灘1M3.2約40km32.7, 132.1
2022/01/22 01:43頃日向灘1M3.6約40km32.7, 132.1
2022/01/22 01:27頃日向灘1M3.5約30km32.7, 132.1
2022/01/22 01:21頃日向灘3M4.5約30km32.7, 132.1
2022/01/22 01:17頃日向灘2M3.4約40km32.7, 132.0
2022/01/22 01:08頃日向灘5強M6.6約50km32.7, 132.1
2022/01/21 09:00頃北海道東方沖1M4.7ごく浅い43.7, 147.8
2022/01/21 02:25頃宮城県沖1M3.6約40km38.8, 142.1

南海トラフ巨大地震の想定震源域の西端に位置する日向灘で群発地震が発生しています。今回最大M6.6でしたが、もしM6.8以上であれば気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」を発表し巨大地震が発生する可能性について調査する作業を進めることになります。

 

「南海トラフ巨大地震」の発生時期に関しては、現時点では科学的に確度の高い予測は不可能というのが政府も認め公開している実情ですが、確率論的には今後30年以内の発生確率は70%、さらに50年以内まで範囲を広げると90%という高い数値となっています。

 

直近500年間で見てみると、南海トラフ沿いでの大きな地震は約100年間隔で発生しており、一番最近は1946/12/21に発生したM8クラスの「昭和南海地震」。
また、昭和南海地震の2年前には「昭和東南海地震」が発生しており、これはM7.9・最大震度6を記録しています。

南海トラフ沿いでは以前より、九州東部〜四国中西部〜近畿地方でプレートのスロースリップによる地殻変動が起きており、南海トラフのプレート境界で発生している地震は東海〜九州までの広範囲に渡ります。

 

重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。防災よりも「備災」を念頭においた行動を。

 

いざ大震災規模の災害が起きた際に防災用品や備蓄食料などの備えが無い場合、直後の被災生活が大変厳しいものになることは、地震のみならず近年の豪雨被害や台風被害に遭われたかたであれば身に沁みて理解されているはずです。

 

南海トラフ巨大地震の想定震源域では着々と「歪み(ひずみ)」は蓄積され続けていることに変わりは無いので、(緊張感を常に持続することは困難ですが)各ご家庭でもしっかりと備えていただきたいと思います。備えた上で、平穏な状況が長く続くことが望まれます。

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