トップ 2分で読む 岩手沖で2回のM4クラス、青森沖でもM4.1、和歌山北部でM3.7の地震(2022/01/29)

岩手沖で2回のM4クラス、青森沖でもM4.1、和歌山北部でM3.7の地震(2022/01/29)

2022/01/29は岩手沖で2回のM4クラス、青森沖でもM4.1、和歌山北部でM3.7の地震が発生。東北地方、岩手沖・青森沖でいずれも計3回のM4クラスが発生しています。東日本大震災は、ここ数十年における地震の中でも非常に大きな規模の地震であったため、現在においてもあの地震によって誘発された小規模・中規模な地震が日本列島のかなり広い範囲で発生し続けています。

194

2022/01/29:岩手沖で2回のM4クラス、青森沖でもM4.1、和歌山北部でM3.7の地震

2022/01/29は岩手沖で2回のM4クラス、青森沖でもM4.1、和歌山北部でM3.7の地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/01/29 18:29頃青森県東方沖1M4.1約30km41.3, 142.1
2022/01/29 10:59頃和歌山県北部3M3.7約10km34.0, 135.2
2022/01/29 06:22頃岩手県沖2M4.0約40km39.1, 142.5
2022/01/29 06:00頃岩手県沖3M4.7約50km39.1, 142.5

東北地方、岩手沖・青森沖でいずれも計3回のM4クラスが発生しています。東日本大震災は、ここ数十年における地震の中でも非常に大きな規模の地震であったため、現在においてもあの地震によって誘発された小規模・中規模な地震が日本列島のかなり広い範囲で発生し続けています。

 

そして、太平洋プレートと、東日本〜東北地方のプレート境界では大規模な「余効変動」が続いています。

 

この「余効変動」とは、大地震が起きた後に長期に渡ってゆっくりと進行していく地殻変動のことで、スロー地震(スロースリップ・深部低周波微動など)の一種で、「余効すべり」「アフタースリップ」などとも呼ばれます。

 

震源域の断層周辺・広範囲のプレートが長期間・ゆっくりと滑り続けることで発生し、この余効変動は、今後も10年スパンの長い期間を使って続いていく可能性があります。

かつてより「地震大国」を自認する日本、小規模な地震は意に介さず、中規模な地震が起きると「お、ちょっと揺れたかな」と感じ、特に被害がなければそれなりの大きな揺れでも平然とやりすごしてしまう傾向があるように思います。しかし、これまでに起きた大震災クラスの地震は予知できませんでした。

 

多くの死者を出すような巨大地震も、いつ何どき発生するかは最先端の科学技術をもってしても正確には誰にも判りません。だからこそ「普段からの備え」をする人々が増えていく必要があるのです。

 

「次の大地震はいつ起きるのか」を心配するよりも、「起きたときに備えはあるか」という発想に切り替えるべきでしょう。「その日」は100年先かもしれませんが、明日という可能性もあるためです。

いま備えておくべき「備災アイテム」をamazonで見る!

このサイトや記事が気に入ったらシェアしましょう!