トップ タグ 地震

タグ: 地震

【2分で読む】活発化する国内火山と今後の巨大地震の関連性

2018年に入ってから本州では本白根山・九州では新燃岳が爆発的噴火を起こすなど、活発な活動が見受けられる日本国内の火山。2014年には長野と岐阜にまたがる御嶽山でも爆発的噴火が発生し、火口付近に居合わせた登山者58名が死亡するという、日本における戦後最悪の火山災害も発生しました。 それを踏まえ、近年で気になる火山や地震の震源域をピックアップして南海トラフ巨大地震の想定震源域と合わせてみましたのが、上の図です。 おおむね、日本最大級の断層帯である「中央構造線」沿いで活発化している状況が見て取れます。すでに噴火した御嶽山と本白根山、活動中の箱根山は糸魚川 - 静岡構造線沿いでもあります。 加えて中央構造線と「糸魚川 - 静岡構造線」が交差するあたりに位置するのが八ヶ岳ですが、八ヶ岳も火山(南北30 km余りの大火山群)です。 オカルト話しの域は出ませんが、新燃岳の噴火が収まった後は数年内に日本国内で大地震が発生する、という説があります。試しに、新燃岳とその隣に位置する御鉢の過去の噴火と、その後の間もない時期に日本各地で発生している大地震の記録を合わせてみました。過去300年で見ても新燃岳や御鉢が噴火した数ヶ月〜数年以内に、国内の何処かで大地震が発生しています。約300年で11回の関連のようなものが見られ、期間で平均すると26〜27年に1度の割合。政府の地震調査委員会が発表した南海トラフ巨大地震についての発生確率に関する「今後30年以内」という期間もこれにおおむね合致します。 科学的にどこまで関連性を裏付けられるのかは判りませんが、『次の大震災』が来るのは、予想より案外と早いかもしれません。JTNDZGl2JTIwY2xhc3MlM0QlMjJiYWJ5bGluay1ib3glMjIlM0UlMEElM0NkaXYlMjBjbGFzcyUzRCUyMmJhYnlsaW5rLWltYWdlJTIyJTNFJTBBJTNDYSUyMGhyZWYlM0QlMjJodHRwcyUzQSUyRiUyRmFtem4udG8lMkYySHN5cXFwJTIyJTIwcmVsJTNEJTIybm9mb2xsb3clMjIlMjB0YXJnZXQlM0QlMjJfYmxhbmslMjIlM0UlMEElMjAlMjAlM0NpbWclMjBzcmMlM0QlMjJodHRwcyUzQSUyRiUyRmltYWdlcy1mZS5zc2wtaW1hZ2VzLWFtYXpvbi5jb20lMkZpbWFnZXMlMkZJJTJGNTFhSEdGQ2d4eUwuX0FDX1VTMjAwXy5qcGclMjIlMjAlMkYlM0UlMEElM0MlMkZhJTNFJTBBJTNDJTJGZGl2JTNFJTBBJTNDZGl2JTIwY2xhc3MlM0QlMjJiYWJ5bGluay1pbmZvJTIyJTNFJTBBJTNDZGl2JTIwY2xhc3MlM0QlMjJiYWJ5bGluay10aXRsZSUyMiUzRSUwQSUyMCUyMCUzQ2ElMjBocmVmJTNEJTIyaHR0cHMlM0ElMkYlMkZhbXpuLnRvJTJGMkhzeXFxcCUyMiUyMHJlbCUzRCUyMm5vZm9sbG93JTIyJTIwdGFyZ2V0JTNEJTIyX2JsYW5rJTIyJTNFJUUzJTgxJTg0JUUzJTgxJUJFJUUzJTgxJUFFJUUzJTgxJTg2JUUzJTgxJUExJUUzJTgxJUFCJUU1JTgyJTk5JUUzJTgxJTg4JUUzJTgxJUE2JUUzJTgxJThBJUUzJTgxJThEJUUzJTgxJTlGJUUzJTgxJTg0JUU5JTk4JUIyJUU3JTgxJUJEJUUzJTgyJUIwJUUzJTgzJTgzJUUzJTgyJUJBJUU1JTkwJTg0JUU3JUE4JUFFJTNDJTJGYSUzRSUzQyUyRmRpdiUzRSUwQSUyMCUyMCUzQ2RpdiUyMGNsYXNzJTNEJTIyYmFieWxpbmstZGVzY3JpcHRpb24lMjIlM0UlRTMlODAlOTAlRTklOTglQjIlRTclODElQkQlRTclOTQlQTglRTUlOTMlODElRTMlODIlOTJhbWF6b24lRTMlODElQTclRTMlODMlODElRTMlODIlQTclRTMlODMlODMlRTMlODIlQUYlRUYlQkMlODElRTMlODAlOTElM0MlMkZkaXYlM0UlMEElM0MlMkZkaXYlM0UlMEElM0NkaXYlMjBjbGFzcyUzRCUyMmJvb2tsaW5rLWZvb3RlciUyMiUzRSUzQyUyRmRpdiUzRSUwQSUzQyUyRmRpdiUzRSUwQQ==

【2分で読む】島根県西部の連続地震を断層と過去の地震歴で見る

2018年4月9日に島根県西部で発生した最大震度5強の連続地震(1日に27回)の震源と、近年に周辺で発生した地震、断層帯等を図に起こしてしてみました。プレート境界地震ではなく京都大学防災研によれば山陰地方には「ひずみが集中している領域がある」とのことです。 ◆参考情報(NHKニュース):『京大防災研 西村准教授「山陰では地下の岩盤にひずみ集中」』 被害に関しては、大田市で1100戸余りが断水、負傷者も出ています。 ◆参考情報(NHKニュース):『島根県で震度5強 1100戸余りが断水 大田市』 連続地震は現在、一応の収束のようですが、気象庁によれば今回の震源周辺では1週間程度の間に同規模の地震が繰り返されるケースが過去の地震の例でも確認されていると言うことです。 島根・鳥取周辺では2000年以降、鳥取県西部地震・鳥取県中部地震を含め、複数の大きめの地震が発生した記録があります。 2000/10/6:M7.3、震度6強(鳥取県西部地震) 2002/9/16:M5.3、震度4 2011/6/4:M5.2、震度4 2016/10/21:M6.6、震度6弱(鳥取県中部地震) 震度5強を観測した大田市では市内の小中学校を中心の50箇所の避難所が開設、188人の方々が一次避難され、また重軽傷者が5名いらっしゃるとのことなので、早期復旧と回復を祈るばかりです。 余談ですがフィリピン海プレート自体は、島根県までには到達していない(到達する前にユーラシアプレート下へ沈降)というデータもあるようです。 またオカルトの域を脱しませんが、新燃岳の噴火後には大きめの地震が起きるという説がありますが、該当するのではないかな?などと感じてしまいます(確たる根拠はありませんが)。 なお、島根県西部の地震に関してはその後の調査で「長さ5キロ程度の断層がずれ動いて起きたと推定」というニュースがありました。 ◆参考情報(NHKニュース):『島根県西部の地震「長さ約5キロの断層か」政府 地震調査委』 該当する断層がどの断層なのかに関する記述はありませんが、既存のものでなければ未発見の断層帯が存在するということかもしれません。 いずれにせよ次の大震災はほぼ確実に起きると予測されているため、日頃から備えは怠らないようにしておきたいものです。 JTNDZGl2JTIwY2xhc3MlM0QlMjJiYWJ5bGluay1ib3glMjIlM0UlMEElM0NkaXYlMjBjbGFzcyUzRCUyMmJhYnlsaW5rLWltYWdlJTIyJTNFJTBBJTNDYSUyMGhyZWYlM0QlMjJodHRwcyUzQSUyRiUyRmFtem4udG8lMkYySHN5cXFwJTIyJTIwcmVsJTNEJTIybm9mb2xsb3clMjIlMjB0YXJnZXQlM0QlMjJfYmxhbmslMjIlM0UlMEElMjAlMjAlM0NpbWclMjBzcmMlM0QlMjJodHRwcyUzQSUyRiUyRmltYWdlcy1mZS5zc2wtaW1hZ2VzLWFtYXpvbi5jb20lMkZpbWFnZXMlMkZJJTJGNTFhSEdGQ2d4eUwuX0FDX1VTMjAwXy5qcGclMjIlMjAlMkYlM0UlMEElM0MlMkZhJTNFJTBBJTNDJTJGZGl2JTNFJTBBJTNDZGl2JTIwY2xhc3MlM0QlMjJiYWJ5bGluay1pbmZvJTIyJTNFJTBBJTNDZGl2JTIwY2xhc3MlM0QlMjJiYWJ5bGluay10aXRsZSUyMiUzRSUwQSUyMCUyMCUzQ2ElMjBocmVmJTNEJTIyaHR0cHMlM0ElMkYlMkZhbXpuLnRvJTJGMkhzeXFxcCUyMiUyMHJlbCUzRCUyMm5vZm9sbG93JTIyJTIwdGFyZ2V0JTNEJTIyX2JsYW5rJTIyJTNFJUUzJTgxJTg0JUUzJTgxJUJFJUUzJTgxJUFFJUUzJTgxJTg2JUUzJTgxJUExJUUzJTgxJUFCJUU1JTgyJTk5JUUzJTgxJTg4JUUzJTgxJUE2JUUzJTgxJThBJUUzJTgxJThEJUUzJTgxJTlGJUUzJTgxJTg0JUU5JTk4JUIyJUU3JTgxJUJEJUUzJTgyJUIwJUUzJTgzJTgzJUUzJTgyJUJBJUU1JTkwJTg0JUU3JUE4JUFFJTNDJTJGYSUzRSUzQyUyRmRpdiUzRSUwQSUyMCUyMCUzQ2RpdiUyMGNsYXNzJTNEJTIyYmFieWxpbmstZGVzY3JpcHRpb24lMjIlM0UlRTMlODAlOTAlRTklOTglQjIlRTclODElQkQlRTclOTQlQTglRTUlOTMlODElRTMlODIlOTJhbWF6b24lRTMlODElQTclRTMlODMlODElRTMlODIlQTclRTMlODMlODMlRTMlODIlQUYlRUYlQkMlODElRTMlODAlOTElM0MlMkZkaXYlM0UlMEElM0MlMkZkaXYlM0UlMEElM0NkaXYlMjBjbGFzcyUzRCUyMmJvb2tsaW5rLWZvb3RlciUyMiUzRSUzQyUyRmRpdiUzRSUwQSUzQyUyRmRpdiUzRSUwQQ==

【更新】台湾地震で知っておくべきこと、義援金・寄付の送金先のまとめ

2018年2月6日・午後11時50分ごろ、台湾東部の花蓮沖でマグニチュード(M)6.0の大規模な地震が発生し、多くの死傷者と建物の倒壊などが起きています。 日本から一般の民間の方が台湾を支援する際に、有益と思われる情報をまとめました。 ※2018/02/14:義援金の送金先情報を追記しました。ページトップ画像出典:bloomberg Technology Rescue workers search for survivors at the site of a collapsed building on Feb. 6. in Tainan. Photographer: Ashley Pon/Getty Images 『備災FUN!』では、次の震災・災害に備える「備災」をテーマに、被災時にも大活躍のアウトドアグッズを日常で活用して「楽しみながら備える」情報をメインに発信しています。JTNDYmxvY2txdW90ZSUyMGNsYXNzJTNEJTIydHdpdHRlci10d2VldCUyMiUyMGRhdGEtY2FyZHMlM0QlMjJoaWRkZW4lMjIlMjBkYXRhLWxhbmclM0QlMjJqYSUyMiUzRSUzQ3AlMjBsYW5nJTNEJTIyamElMjIlMjBkaXIlM0QlMjJsdHIlMjIlM0UlRTUlOEYlQjAlRTYlQjklQkUlRTUlOUMlQjAlRTklOUMlODclRTMlODElQUIlRTklOTYlQTIlRTMlODElOTclRTMlODElQTYlRTYlOTclQTUlRTYlOUMlQUMlRTUlODUlQTglRTUlOUIlQkQlRTMlODElQTclRTUlOEIlOUYlRTklODclOTElRTMlODIlODQlRTclQkUlQTklRTYlOEYlQjQlRTklODclOTElRTMlODElQTclRTMlODElQUUlRTYlOTQlQUYlRTYlOEYlQjQlRTMlODElOEMlRTUlQTclOEIlRTMlODElQkUlRTMlODElQTMlRTMlODElQTYlRTMlODElODQlRTMlODElQkUlRTMlODElOTklRTMlODAlODIlRTUlOEYlQjAlRTYlQjklQkUlRTMlODElQTclRTMlODElQUYlRTYlOUQlQjElRTYlOTclQTUlRTYlOUMlQUMlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTclODElQkQlRTclOTklQkElRTclOTQlOUYlRTMlODElQUUlRTclQjQlODQlRUYlQkMlOTElRTklODAlQjElRTklOTYlOTMlRTUlQkUlOEMlRTMlODElQUIlRTMlODElQUYlRTMlODMlODYlRTMlODMlQUMlRTMlODMlOTMlRTMlODElQTclRTMlODMlODElRTMlODMlQTMlRTMlODMlQUElRTMlODMlODYlRTMlODIlQTMlRTclOTUlQUElRTclQjUlODQlRTMlODElOEMlRTYlOTQlQkUlRTklODAlODElRTMlODElOTUlRTMlODIlOEMlRUYlQkMlOTIlRUYlQkMlOTElRTUlODQlODQlRTUlODYlODYlRTMlODIlODIlRTMlODElQUUlRTclQkUlQTklRTYlOEYlQjQlRTklODclOTElRTMlODElOEMlRTklOUIlODYlRTMlODElQkUlRTMlODIlOEElRTMlODElQkUlRTMlODElOTclRTMlODElOUYlRTMlODElOEMlRTMlODAlODElRTYlOTclQTUlRTYlOUMlQUMlRTMlODElQUUlRTMlODMlODYlRTMlODMlQUMlRTMlODMlOTMlRTYlQTUlQUQlRTclOTUlOEMlRTMlODElQTclRTMlODIlODIlRTMlODElOUQlRTMlODElODYlRTMlODElOTclRTMlODElOUYlRTQlQkMlODElRTclOTQlQkIlRTMlODElOEMlRTklODAlQjIlRTMlODIlOTMlRTMlODElQTclRTMlODElODQlRTMlODIlOEIlRTMlODElQTglRTYlOUMlOUYlRTUlQkUlODUlRTMlODElOTclRTMlODElOUYlRTMlODElODQlRTMlODElQTglRTMlODElOTMlRTMlODIlOEQlRTMlODElQTclRTMlODElOTklRTMlODAlODIlM0NhJTIwaHJlZiUzRCUyMmh0dHBzJTNBJTJGJTJGdC5jbyUyRnI0N0lGYXhEN1glMjIlM0VodHRwcyUzQSUyRiUyRnQuY28lMkZyNDdJRmF4RDdYJTNDJTJGYSUzRSUzQyUyRnAlM0UlMjZtZGFzaCUzQiUyMElUT0lUTy1TVFlMRSVFNyVCNyVBOCVFOSU5QiU4NiVFOSU4MyVBOCUyMCUyOCU0MElUT0lUT19TVFlMRSUyOSUyMCUzQ2ElMjBocmVmJTNEJTIyaHR0cHMlM0ElMkYlMkZ0d2l0dGVyLmNvbSUyRklUT0lUT19TVFlMRSUyRnN0YXR1cyUyRjk2MjEzOTkyOTk1MzI4MDAwMCUzRnJlZl9zcmMlM0R0d3NyYyUyNTVFdGZ3JTIyJTNFMjAxOCVFNSVCOSVCNDIlRTYlOUMlODgxMCVFNiU5NyVBNSUzQyUyRmElM0UlM0MlMkZibG9ja3F1b3RlJTNFJTBBJTNDc2NyaXB0JTIwYXN5bmMlMjBzcmMlM0QlMjJodHRwcyUzQSUyRiUyRnBsYXRmb3JtLnR3aXR0ZXIuY29tJTJGd2lkZ2V0cy5qcyUyMiUyMGNoYXJzZXQlM0QlMjJ1dGYtOCUyMiUzRSUzQyUyRnNjcmlwdCUzRSUwQQ==2011年の東日本大震災では台湾全土から日本へ送られた義援金の総額は200億円を越え、世界で最も多くのご支援を頂いた国が台湾です。 また、東日本大震災の直後3月18日に台湾で放送され21億円を集めたチャリティ番組「相信希望Fight & Smile」の動画が中華電視公司のチャンネルにあります。台湾の人口規模や物価水準、新卒平均給与が約9万円という実情を考えるといかにモノ凄いことが実現されたかが理解できると思います。 このチャリティ番組においては、当時の馬英九総統(日本で言うなら安倍首相の立場です)みずから、番組内で義援金受付の電話応対を手伝ってくださっています。 当時もし逆に台湾で巨大地震が発生し日本で台湾のためのチャリティ番組を放送した場合どの程度の支援金が集められたでしょうか。当時の日本の大卒者の初任給が20万円ほどでしたので、非常に乱暴な単純計算ですが40億円ものお金が集まった計算になるのでしょうか。日本のテレビでは、現時点では台湾地震に関してあまり時間を割かない傾向があるようで、現地の状況が掴みにくいのですが、Youtueの「東森新聞 CH51」のチャンネルがオススメです。現在、正式な駐日台湾大使館は存在しませんが、台湾大使館に相当する「台北駐日経済文化代表処」があります。 こちらの代表・謝長廷さんの発表としては、「まずは救命を最優先するとの方針、2/7時点では募金専用の口座は現在のところ設けておらず、必要性に応じて開設の要否を判断する」とのことです。 フォーカス台湾「台湾東部地震...

【コラム】相次ぐ大震災に火山噴火。南海トラフ巨大地震・首都直下型地震の「X-DAY」は!?

関連記事:『草津白根山の噴火と今後の巨大地震の関連性は!?』「1000年に1度の巨大地震」と表現された東日本大震災。 たしかにマグニチュード9クラスを基準とすればそう言えるのかもしれませんが、ここで1900年以降のおよそ100年間で発生したマグニチュード6以上の大きめの地震を見てみましょう。およそ100年間で160回近くの地震が発生しています。単純計算しても実に1年に1回以上のペースで発生していることが判ります。そして震源は北海道から沖縄までと、ほぼ日本全域に渡ります。 もちろんこの一覧の中には、阪神淡路大震災や新潟県中越地震、東日本大震災・熊本地震・鳥取県西部地震なども含まれます。『備災FUN!』では、次の震災・災害に備える「備災」をテーマに、被災時にも大活躍のアウトドアグッズを日常で活用して「楽しみながら備える」情報をメインに発信しています。2016年には熊本地震が発生しましたが、それまで熊本県は「過去120年間、M7以上の地震の発生していない安全地帯」と銘打って東日本方面などからの企業誘致を進めてきたところに、突如として襲いかかった大地震でした。 東日本大震災に関しては事前に前震とみられる地震はあったものの、科学的根拠に基づく研究をおこなっている範疇においては精度の高い発生時期の予測や、まさかマグニチュード9という巨大地震になるという想定はほぼ不可能だったというのが現状に置ける総括と言えます(予言などのオカルトや疑似科学等の範囲を除く)。事前の予測が難しいものと言えば、火山の噴火があります。近年では2014年の長野・岐阜にまたがる「御嶽山」の爆発的噴火と、2018年の群馬県の本白根山の噴火です。 御嶽山のマグマ噴火は5000年前・本白根山の噴火は3000年前だったということもあり、技術的にも研究予算的にも制約のある今の火山観測の枠組みにおいては精度の高い噴火予測はなかなか難しいものがあります。ご存知の通り、日本には富士山を始めとした活火山が多く存在します。火山噴火予知連絡会は「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と定義していますが、2017年の時点で活火山と認定されている山の数は、なんと「111」箇所となっています。 気象庁が発表している日本の活火山のに関する資料があります。画像出典:気象庁「我が国の活火山の分布」こうして見る限り、もはや超地震大国であり火山大国でもある日本では、地震や噴火災害に対して抜本的に安全な場所は存在しません。 東日本大震災以降、日本の火山は活動期に入ったと言われています。 ※「日経スタイル」より「日本の火山、活動期入りか 震災後に各地で活発 」 また、日本を含む世界へ目を向けた場合、「環太平洋火山帯(環太平洋造山帯):Ring of Fire」というものがあります。これは太平洋の周囲を取り巻く火山帯のことで、火山列島や火山群の総称です。 画像出典:Wikipedia「環太平洋火山帯」ニュージーランドから東南アジア・日本・アラスカ・北米から中南米沿岸にわたって広がる、長大な火山帯となっています。2018年1月は特に、この火山帯の動きが極めて活発になっている点が揚げられます。 この環太平洋火山帯に属する各国で、2018年1月に発生した地震を時系列にしたものが次のリストです。(12月のNZ含む) 2018/12/08:ニュージーランド:M5.9 2018/01/04:サンフランシスコ沿岸:M4.4 2018/01/10:ホンジュラス沖:M7.6 2018/01/11:ミャンマー:M6.0 2018/01/14:ペルー沿岸:M7.1 2018/01/17:台湾:M5.7 2018/01/19:メキシコ:M6.3 2018/01/21:南米チリ沿岸:M6.3 2018/01/22:フィリピンルソン島噴火 2018/01/23:インドネシア:M6.0 2018/01/23:本白根山噴火 2018/01/23:アラスカ:M8.2 1ヶ月の間にこれだけ発生していると、ちょっと不安になりますよね。 地球科学の学説で「プレートテクトニクス理論」というものがあります。地球の表面は「プレート」と呼ばれる複数の固く広大な岩盤で構成されており、このプレートが海溝に沈み込む事で、プレートの下で対流するマントルに乗って互いに動いていると説明されてます。画像出典:気象庁「地震発生のしくみ」奇しくも日本列島は、北米プレート・ユーラシアプレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートという4つの巨大なプレートがぶつかり合う、極めて特殊な場所に位置しています。国土面積的には比較的小さな日本に、先述の活火山が111も存在する理由はここにあります。(日本の国土面積は、世界の陸地面積の0.25%しかありません) そしてこの小さな国土において、世界で発生する地震の10%が集中しているのです。元白根山の噴火で気になったのが、あのあたりの火山の分布状況とプレート境界にも位置しているフォッサマグナの関係、そして箱根山と富士山。 2014年に噴火した御嶽山、そこから4年後に噴火した本白根山、2015年に活動が活発化した箱根山と、今は静かに眠るも活火山である霊峰富士。これらの火山が構成するトライアングルの中心には、大火山群である八ヶ岳が位置しています。 こうなってくると、私たち日本列島に住む人間として気になるのは「次の噴火や大震災はいつどこで起こるのか?」という1点でしょう。近い将来に発生が危惧されているのは、ご存知の通り「南海トラフ巨大地震」と「首都直下型地震」です。 近年の地震予測研究においても、もはや「いつ起きるのか?」ではなく「必ず起きるため、どう備えるのか」という段階に入っているわけですが、大変残念なことに南海トラフ地震に関して検討を続ける国の中央防災会議の作業部会が2017年の夏に、「現在の科学的知見では地震発生時期の確度の高い予測は困難」とする最終報告をまとめる事態となっています。実用化されている「緊急地震速報システム」では、通知が地震の本震が始まる数秒前〜数十秒前であるため、この速報を受けてから実行できることは極めて限られているのが現実です。 そのため、各種研究機関から民間団体・個人にいたるまで、多くの人々が様々な手法で来るべき次の大震災を予知予測しようとしています。 いわゆる「X-DAY」と表現される南海トラフ巨大地震や首都直下型地震の発生期日に関しては、言ってしまえばすでに結論は出ています。先述した「現在の科学的知見では地震発生時期の確度の高い予測は困難」が答えです。 しかし、すでに発生した大震災について言えば、阪神淡路大震災のX-DAYは1995年1月17日、東日本大震災のX-DAYは2011年3月11日として明確に記録されています。 つまり「X-DAY」が実際に到来した経験を、今を生きる多くの日本人がすでに持っているということになります。これを次に活かさずして何を活かすというのでしょうか。 もう1つ明確になっていることは、「いつ起きるのかではなく、必ず起きるためどう備えるのか」という点です。想定される被害規模も大きなものなので、政府や自治体の対応に期待する前に、みずから備えるという発想が重要です。 「防災」は「災害を防ぐ」と書きますが、地震や噴火などの自然災害を防ぐことはできません。今や「災害に備える・被害を減らす」という意味での「備災・減災」が重要になってきました。科学的研究に限界があるなかで、つい人々の耳目を集めるのが科学の範疇ではない「いわゆるオカルト」の領域にある話題です。たとえば地鳴りや発光現象、動物の異常行動や地震雲などの「宏観異常現象」や「体感による地震予知」など。 それらを100%否定するわけではありませんが、あくまで付随情報として「〜という見方や話題もある(ただし科学的根拠は無い)」という受け取り方をすべきでしょう。 とは言え、話のネタとして面白いのはその通り。ネットやSNSで大震災に関する予言や予知などの情報を検索すれば、すぐに「南海トラフ巨大地震が発生する可能性が高いのは◯月◯日〜△月△日!」「首都直下型地震が起きるのは201x年の晩秋」といった話しが書いてあるページにすぐにたどり着きます。オカルトネタが大好物の編集部スタッフも、興味深く読んでいます。 その手のネタを読んだら鵜呑みにしたり不必要に恐れる必要はありませんが、「良いキッカケ」として使うことができます。 日頃忘れがちな備蓄品の在庫チェックや、家族や親戚、パートナーや友だちなどとのイザという時の連絡手段の確認、避難ルートの再検討などをおこなうためのキッカケにすれば良いでしょう。超地震大国であり火山大国である日本。現代に生きる私たちの中で相応の年齢層であれば、物心付いた頃からの記憶の中に、阪神淡路大震災・新潟県中越地震・東日本大震災・熊本地震・鳥取県西部地震あたりの5つの大震災の記憶があると思いますが、いずれも被災地においては多くの方々が大変な経験をされている事実があり、直接的な被災地から少し離れた地域であっても、停電や物流停止によって生活に影響が出ていました。 そして、それぞれの発生日が「X-DAY」とも言えます。次のX-DAYがやってくることもほぼ確実であるため、その日がいつかどうかを心配する段階はすでに終わりました。明日がその日だとしても、命さえ無事ならその後のために今から準備をすることがもっとも優先度が高いのです。 世界に目を向けると「地震がほぼ起きない国」という場所もあります。ドイツやスイス・スウェーデンなどの欧州圏、オーストラリアやロシア、西アフリカなど。可能であれば将来的に、そうした国々に移住するという手段もあるかもしれません。 もっとも、移住するにあたっては厳しい条件が課せられることが多いため、最低でも英会話力と潤沢な資産は必要になってくるので、一般庶民にはなかなか現実的な選択肢とはなり得ないのも現実です。 編集部スタッフもそうですが、これをご覧いただいている多くの皆さんも、いざという時には日本と運命を共にする・・・ということになると思います。であればこそ、日頃からしっかりと情報収集をおこない、備えておくべきでしょう。 東日本大震災の後、「正しく恐れる」という言葉をメディアなどで目にするようになりました。この言葉は、明治中期〜昭和初期の物理学・地震学の権威で随筆家でもあった寺田寅彦(1878年~1935年)の言葉に基づいた「戒めの言葉」として使われています。 客観的で検証可能な情報に基いて、発生しうる危険性を理解した上で、正しく恐れ、できるかぎり適切と思われる備えをすることが肝要です。備え方は人それぞれにはなりますが、最後に頼れるのは自分自身と家族やパートナーなどの親しい存在、そして地域コミュニティなどの人との繋がりです。 現代は人間関係が希薄で孤独な社会であるという見方もありますが、災害時には人と人とが助け合わなければ厳しい状況を乗り越えにくいものです。そのときのために、今から準備をしておいて損はありません。 まずは備えましょう。 次の「X-DAY」は、明日かもしれないし、来週か、または来月かもしれません。 関連記事:『草津白根山の噴火と今後の巨大地震の関連性は!?』%3Ch2%20class%3D%22wpb_heading%20wpb_singleimage_heading%22%3E%E3%81%84%E3%81%96%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%99%82%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%80%8C%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%80%8D%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%82%E3%81%86%EF%BC%81%3C%2Fh2%3E%0A%0A%3Cdiv%20class%3D%22babylink-box%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20font-size%3A%20small%3B%20zoom%3A%201%3B%20margin%3A%2015px%200%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-image%22%20style%3D%22float%3A%20left%3B%20margin%3A%200px%2015px%2010px%200px%3B%20width%3A%2075px%3B%20height%3A%2075px%3B%20text-align%3A%20center%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB01DJ6KDUS%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%3Cimg%20style%3D%22border-top%3A%20medium%20none%3B%20border-right%3A%20medium%20none%3B%20border-bottom%3A%20medium%20none%3B%20border-left%3A%20medium%20none%3B%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51VhgcdnVjL._SL75_.jpg%22%20width%3D%2253%22%20height%3D%2275%22%20%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-info%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20zoom%3A%201%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-title%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%202px%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB01DJ6KDUS%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%98%B2%E7%81%BD%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-description%22%20style%3D%22margin-top%3A%207px%3B%22%3E%E3%80%90%E5%85%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E5%BF%85%E6%90%BA%E3%81%AE%E3%80%8C%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%80%8D%E3%80%82%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%AEKindle%E7%89%88%E3%81%AF%E5%AE%8C%E5%85%A8%E7%84%A1%E6%96%99%EF%BC%81%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%81%AB%E4%BB%8A%E3%81%99%E3%81%90%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%91%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22booklink-footer%22%20style%3D%22clear%3A%20left%22%3E%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%0A%3Cdiv%20class%3D%22babylink-box%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20font-size%3A%20small%3B%20zoom%3A%201%3B%20margin%3A%2015px%200%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-image%22%20style%3D%22float%3A%20left%3B%20margin%3A%200px%2015px%2010px%200px%3B%20width%3A%2075px%3B%20height%3A%2075px%3B%20text-align%3A%20center%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Famzn.to%2F2DtnSo8%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%3Cimg%20style%3D%22border-top%3A%20medium%20none%3B%20border-right%3A%20medium%20none%3B%20border-bottom%3A%20medium%20none%3B%20border-left%3A%20medium%20none%3B%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F61MsgyjpIGL._SL75_.jpg%22%20width%3D%2254%22%20height%3D%2275%22%20%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-info%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20zoom%3A%201%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-title%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%202px%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Famzn.to%2F2DtnSo8%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BA%E5%90%84%E7%A8%AE%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-description%22%20style%3D%22margin-top%3A%207px%3B%22%3E%E3%80%90%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E7%94%A8%E6%8C%81%E3%81%A1%E5%87%BA%E3%81%97%E8%A2%8B%E3%82%84%E9%98%B2%E7%81%BD%E9%A3%9F%E3%80%81%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E7%94%A8%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%80%82%E4%BB%8A%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%A9%E3%80%81%E6%AC%A1%E3%81%AE%E7%81%BD%E5%AE%B3%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%82%99%E3%81%88%E3%82%92%E3%80%91%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22booklink-footer%22%20style%3D%22clear%3A%20left%22%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%3C%2Fdiv%3E%0A%0A%3Cdiv%20class%3D%22babylink-box%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20font-size%3A%20small%3B%20zoom%3A%201%3B%20margin%3A%2015px%200%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-image%22%20style%3D%22float%3A%20left%3B%20margin%3A%200px%2015px%2010px%200px%3B%20width%3A%2075px%3B%20height%3A%2075px%3B%20text-align%3A%20center%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB000JMJU7I%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%3Cimg%20style%3D%22border-top%3A%20medium%20none%3B%20border-right%3A%20medium%20none%3B%20border-bottom%3A%20medium%20none%3B%20border-left%3A%20medium%20none%3B%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fimages-na.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51sdVLFqgIL.jpg%22%20width%3D%2265%22%20height%3D%2265%22%20%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-info%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20zoom%3A%201%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-title%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%202px%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB000JMJU7I%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B2%88%E6%B2%A1%20%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20%5BDVD%5D%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22booklink-footer%22%20style%3D%22clear%3A%20left%22%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%3C%2Fdiv%3E%0A%3Cdiv%20class%3D%22babylink-box%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20font-size%3A%20small%3B%20zoom%3A%201%3B%20margin%3A%2015px%200%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-image%22%20style%3D%22float%3A%20left%3B%20margin%3A%200px%2015px%2010px%200px%3B%20width%3A%2075px%3B%20height%3A%2075px%3B%20text-align%3A%20center%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB000FZENLM%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%3Cimg%20style%3D%22border-top%3A%20medium%20none%3B%20border-right%3A%20medium%20none%3B%20border-bottom%3A%20medium%20none%3B%20border-left%3A%20medium%20none%3B%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F61794sPL5aL._SL75_.jpg%22%20width%3D%2255%22%20height%3D%2275%22%20%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-info%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20zoom%3A%201%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22babylink-title%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%202px%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB000FZENLM%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B2%88%E6%B2%A1%20%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20%28%E5%88%9D%E5%9B%9E%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%94%9F%E7%94%A3%29%20%5BDVD%5D%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20class%3D%22booklink-footer%22%20style%3D%22clear%3A%20left%22%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%3C%2Fdiv%3E

【コラム】東日本大震災を振り返り、次の巨大地震に備えよう。

2017年3月11日は東日本大震災からちょうど6年。マグニチュード9.0、震度7という激震は、発生時点において日本周辺における観測史上最大の巨大地震でした。東北地方の沿岸では波高10m以上、場所によっては16m(最大遡上高40.1m)の高さまで達する津波が押し寄せ、数多くの人命や財産・大切なものを押し流し海へと連れ去ってしまいました。この地震で亡くなられた方々は15,000名を超え、行方不明者を併せると24,000名を上回る事態となっています。 また、この2017年は阪神淡路大震災(最大震度7・Mj7.3)からは22年、新潟県中越地震(最大震度7、Mj6.8)から13年、熊本地震(最大震度7、Mj6.5)からは約1年。さらに21世紀という単位で日本で発生した規模が大きめの地震を見た場合、実はかなりの頻度で発生しています。 参考リンク:Wikipedia:地震の年表(日本)例えば2015年に発生した小笠原諸島西方沖地震。規模はマグニチュード8.1というかなりの大きさでしたが、幸いにも震源の深さが681kmと深かったため甚大な被害こそ免れたものの、関東圏では負傷者や停電などの被害は発生しました。 仮に震源の深さが東日本大震災と同様の20kmあたりだった場合、太平洋沿岸地域では甚大な被害が発生したと考えられます。そして近年、発生が懸念されている巨大地震の1つが「南海トラフ巨大地震」。東海地方〜九州沖の太平洋海底に位置する「南海トラフ」沿いで発生が想定される巨大地震で、規模はマグニチュード8〜9と見込まれています。 政府の地震調査委員会ではこの巨大地震の発生確率を今後30年以内に70%、10年以内では20~30%としています。なお今後50年以内で見た場合は恐ろしいことに「90%程度もしくはそれ以上」という状況であり、今この記事をご覧いただいているあなたも、高い確率で南海トラフ巨大地震を生き延びなければならない可能性が高いことになります。 もちろん、政府も手を拱(こまね)いているわけではなく、そのための対策を進めています。その対策の一環として、海上保安庁は2008年ごろから南海トラフの十数箇所に海底の動きを観測する機器を設置し、長期に渡って調査を続けてきました。 状況としては、海底の「強いひずみ」が九州の日向灘〜東海地方の太平洋沿岸の広範囲に渡って蓄積されており、特に高知県沖が顕著であるようです。 海上保安庁のサイトでは、一連の調査結果を「南海トラフ想定震源域のひずみの分布状態が初めて明らかに」などのPDF形式で公開しています。 By:海上保安庁 参考リンク:「海上保安庁における海底地殻変動観測」またテレビ朝日のYouTubeチャンネルでも、この調査結果に関する報道動画を公開しているので参考になるでしょう。実は、南海トラフ巨大地震は「過去すでに起きている」のです。南海トラフ巨大地震の先祖的な地震は過去13回発生していますが、特に着目すべきは和歌山県沖を震源とする「宝永地震(1707年)」、東海道沖を震源とする「明応地震(1498年)」です。宝永地震は東日本大震災並みの巨大地震であったとされ、また明応地震では巨大津波によって現在の三重県の港町「案濃津」に位置する地域にあった数千軒の家屋が壊滅し、地形まで変わってしまったそうです。 By:pixabay また、1605年には「慶長地震」が発生し、九州〜千葉県に至る広範囲の沿岸に津波が押し寄せ、死者は1〜2万人とされています。南海トラフでは約100〜200年単位で蓄積された海底のひずみ開放による巨大地震が発生しており、近年では1944年の「昭和東南海地震」と、続く1946年の「昭和南海地震」があります。この2つの地震発生からおよそ70年が経過した現在だからこそ、次の南海トラフ巨大地震の発生が懸念されているということになります。今や、南海トラフ巨大地震が「いつ起きるのか」を議論するタイミングは越えたと言え、もっとも重要なことは「どう備えるか」という1点に絞られます。過去の震災例と、ITOITO-STYLE編集部スタッフが身をもって経験した東日本大震災から備えのポイントを導き出すと、おおむね次の8項目です。 ① 通帳類、印鑑、健康保険証、多少の現金を確保 ② 一時的に公共施設に避難しても、自宅が無事なら基本は「在宅避難」 ③ 簡易トイレなど、断水と停電時に使えるトイレは必須。家族単位で最低1週間分 ④ 水と食糧の確保は家族単位で最低1週間分、水は断水時の生活用水を考慮して多めに確保 ⑤ 電気やガスが止まっても、調理や暖が取れる用意。カセットコンロやアウトドア用の焚き火台など ⑥ 衛生面の担保。ゴミ袋や使い捨てビニール袋やラップ類。除菌用アルコール、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウェットティッシュの確保 ⑦ 女性向けの衛生用品、乳幼児のミルクと哺乳瓶・オムツ、高齢者や病人向けの介護用品の確保 ⑧ 情報源と電源の確保。ポータブルラジオと電池、スマホ充電用の外付けバッテリー(スマホは懐中電灯代わりにもなります) 幸いにも、近年の市販の防災グッズの機能性や進化にはめざましいものがあります。いわゆる「非常持ち出し袋」は各家庭で用意しておきましょう。 参考リンク:消防庁「非常持ち出し袋には、最低これだけは必要です」JTNDZGl2JTIwY2xhc3MlM0QlMjJyZWNpcGVfbGluayUyMiUyMHN0eWxlJTNEJTIycGFkZGluZy1ib3R0b20lM0EzMHB4JTNCJTIyJTNFJTNDYSUyMGhyZWYlM0QlMjIlMkZyZXZpZXdfZW1lcmdlbmN5YmFnJTIyJTIwdGFyZ2V0JTNEJTIyX2JsYW5rJTIyJTIwY2xhc3MlM0QlMjJ2Y19zaW5nbGVfaW1hZ2Utd3JhcHBlciUyMHZjX2JveF9ib3JkZXJfZ3JleSUyMiUzRSUzQ2ltZyUyMHdpZHRoJTNEJTIyMTAwMCUyMiUyMGhlaWdodCUzRCUyMjEyMCUyMiUyMHNyYyUzRCUyMiUyRndwLWNvbnRlbnQlMkZpbWFnZXMlMkZiYW5uZXJzJTJGYmFubmVyX2VtZXJnZW5jeWJhZy5qcGclMjIlM0UlM0MlMkZhJTNFJTNDJTJGZGl2JTNFさて、どれだけ防災グッズを買い揃えてみたところで、イザ大震災というときに使えない・生活に困るのは本末転倒。日頃からある程度馴れておくことが必要ですが、正直「避難訓練」や「防災訓練」だとちょっと気乗りがしませんよね。 電気ガス水道などの生活インフラが止まった状態での「被災生活訓練」を自宅でするにしても、やはり今ひとつ「のれない」のが現実だと思います。もちろん、アタマではそれが必要なことだとは十分理解してはいるものの。 By:pixabay そこでオススメなのが、過去のコラムでも触れていますが「キャンプ」や「アウトドア」です。初心者にオススメなのは、まずは日帰りのデイキャンプから。日本全国に、無料で利用できるキャンプ場やバーベキューサイトがありますので、近場へ出かけて野外調理と食事を楽しんで帰ってくるというパターンから入るといいでしょう。その際に利用するのは、アウトドア用のコンロやクッカーなどの調理器具。中でも最も簡単な楽しみかたは「外でお湯を沸かしてインスタントラーメンを作って食べる」ことです。 必要なものは、 ① アウトドア用の加熱器具(シングルバーナー、コンロ、ストーブ) ② アウトドア用の調理器具(いわゆるクッカー) ③ インスタントラーメンまたはカップラーメン だけ。YouTubeなどの動画共有サイトで「アウトドア ラーメン」といったキーワードで検索すると、同様の楽しみ方をしている人たちの動画を多く観ることができます。 By:pixabay まずはこうした簡単なところから始めて徐々にテントやランタン、焚き火台などのグッズを揃えていき、最終的には電気・ガス・水道などの公共の社会インフラを利用せずに数泊のキャンプができるようになれば被災時でも問題なく、十分に生活を維持することが可能です。 例えば熊本地震においても実際に、日頃からキャンプを嗜んでいた人達が半壊した自宅敷地内にテントを張り、使い慣れたアウトドアグッズをフル活用して復興への備えをしていました。 By:pixabay 「訓練」と捉えると堅苦しくなりますし、過去の震災で身内や友人知人を失った方々にとって、震災への備えを楽しむという考え方は不謹慎と捉えられてしまう可能性も否めませんが、ここは敢えて次の震災に対しては「楽しみながら備える」という観点で取り組んでみてはいかがでしょうか。 そういう点でも、まずはキャンプやアウトドア・アクティビティを楽しむところから入ってみるのはオススメの選択肢です。近年のキャンプやアウトドアを楽しむ人たちの著しい増加により、今やそれらに関する情報はネット上でも多数存在し容易に手に入ります。 次の震災が起きるのは10年後かもしれないですが、もしかしたら1年後かもしれないですし、実は明日かもしれません。そう考えれば「備え」は早いほうがいいでしょう。次の休日にアウトドアショップへ出向き、必要なグッズを手に入れるのもいいチョイスだと思います。 重要なことはいざという時でも、あなた自身とあなたの大切な存在が共に生き延びられることです。そのための備えを、ぜひ。【コラム】第1回・これまでの大震災を振り返る 【コラム】第2回・震災後の在宅避難とアウトドア道具の活用 【レビュー】『東京防災』〜地震大国日本に住む全ての人々必携、無料ガイドブックの決定版!

【レビュー】『東京防災』〜地震大国日本に住む全ての人々必携、無料ガイドブックの決定版!

「東京防災(公式サイト)」は、東京都(東京都総務局総合防災部防災管理課)が、2015年9月に東京都内の全世帯に冊子として配布した防災用のハンドブックです。総ページ数は340P、テーマとしては今後の発生が想定される首都直下型地震や南関東直下型地震(wikipedia)に対する「備災と対策」ですが、当然ながら同様に発生が想定されている南海トラフ巨大地震や東海地震などへの備えとしても十分に役に立つものです。 都民の皆さんはすでにお持ちかと思います。ペーパーメディアとしての東京防災は140円で販売されていますが、電子書籍版(公式サイト)であれば無料です。他道府県民の皆さんには、こちらの電子書籍版がオススメ。ぜひ、今すぐスマホに入れてしまいましょう。無料のamazon kindle版ならこちらから。JTNDcCUzRWFtYXpvbiUyMGtpbmRsZSVFNyU4OSU4OCVFMyU4MiU5MiVFOCVBQSVBRCVFMyU4MiU4MCVFMyU4MSVBQiVFMyU4MSVBRiVFMyU4MCU4MWtpbmRsZSVFNSU4NSVBQyVFNSVCQyU4RiVFMyU4MSVBRSVFNyU4NCVBMSVFNiU5NiU5OSVFMyU4MSVBRSVFMyU4MCU4Q2tpbmRsZSVFOSU5QiVCQiVFNSVBRCU5MCVFNiU5QiVCOCVFNyVCMSU4RCVFMyU4MyVBQSVFMyU4MyVCQyVFMyU4MyU4MCVFMyU4MyVCQyVFMyU4MCU4RCVFMyU4MSU4QyVFNSVCRiU4NSVFOCVBNiU4MSVFMyU4MSVBNyVFMyU4MSU5OSVFMyU4MCU4MiVFMyU4MSU5MyVFMyU4MSVBMSVFMyU4MiU4OSVFMyU4MSU4QiVFMyU4MiU4OSVFMyU4MyU4MCVFMyU4MiVBNiVFMyU4MyVCMyVFMyU4MyVBRCVFMyU4MyVCQyVFMyU4MyU4OSVFMyU4MSU5NyVFMyU4MSVBNiVFMyU4MSU4RiVFMyU4MSVBMCVFMyU4MSU5NSVFMyU4MSU4NCUzQyUyRnAlM0UlMEElM0NhJTIwdGFyZ2V0JTNEJTIyX2JsYW5rJTIyJTIwaHJlZiUzRCUyMmh0dHBzJTNBJTJGJTJGaXR1bmVzLmFwcGxlLmNvbSUyRmpwJTJGYXBwJTJGa2luZGxlLXJlbi1xaW5vLXhpYW8tc2h1b3lhbWFuZ2ElMkZpZDMwMjU4NDYxMyUzRm10JTNEOCUyMiUzRSUzQ2ltZyUyMHNyYyUzRCUyMiUyRndwLWNvbnRlbnQlMkZpbWFnZXMlMkZsb2dvX0FwcFN0b3JlLnBuZyUyMiUyMHdpZHRoJTNEJTIyMTQwJTIyJTIwc3R5bGUlM0QlMjJtYXJnaW4tYm90dG9tJTNBJTIwNXB4JTNCJTIyJTNFJTNDc3BhbiUyMHN0eWxlJTNEJTIycGFkZGluZy1ib3R0b20lM0ExNHB4JTNCJTIwZGlzcGxheSUzQWlubGluZS1ibG9jayUzQiUyMiUzRWlQaG9uZSUyRmlQYWQlRTMlODIlOTIlRTMlODElOEElRTQlQkQlQkYlRTMlODElODQlRTMlODElQUUlRTUlQTAlQjQlRTUlOTAlODglRTMlODElQUYlRTMlODElOTMlRTMlODElQTElRTMlODIlODklRTMlODElOEIlRTMlODIlODklM0MlMkZzcGFuJTNFJTNDJTJGYSUzRSUwQSUzQ2ElMjB0YXJnZXQlM0QlMjJfYmxhbmslMjIlMjBocmVmJTNEJTIyaHR0cHMlM0ElMkYlMkZwbGF5Lmdvb2dsZS5jb20lMkZzdG9yZSUyRmFwcHMlMkZkZXRhaWxzJTNGaWQlM0Rjb20uYW1hem9uLmtpbmRsZSUyNmhsJTNEamElMjIlM0UlM0NpbWclMjBzcmMlM0QlMjIlMkZ3cC1jb250ZW50JTJGaW1hZ2VzJTJGbG9nb19Hb29nbGVQbGF5LnBuZyUyMiUyMHdpZHRoJTNEJTIyMTQwJTIyJTIwc3R5bGUlM0QlMjJtYXJnaW4tYm90dG9tJTNBJTIwNXB4JTNCJTIyJTNFJTNDc3BhbiUyMHN0eWxlJTNEJTIycGFkZGluZy1ib3R0b20lM0ExNHB4JTNCJTIwZGlzcGxheSUzQWlubGluZS1ibG9jayUzQiUyMiUzRUFuZHJvaWQlRTMlODIlOTIlRTMlODElOEElRTQlQkQlQkYlRTMlODElODQlRTMlODElQUUlRTUlQTAlQjQlRTUlOTAlODglRTMlODElQUYlRTMlODElOTMlRTMlODElQTElRTMlODIlODklRTMlODElOEIlRTMlODIlODklM0MlMkZzcGFuJTNFJTNDJTJGYSUzRSUwQQ==また、東京防災の多言語版(英語版・中国語版・韓国語版)も用意されています。他言語版については、こちらから。 【「東京防災」多言語対応版を見る】 英語版のみ、冊子が用意されています。詳しくは上記リンク先から。お知り合いに外国人がいらっしゃる場合に、この多言語版を紹介してあげてください。『備災FUN!』では、次の震災・災害に備える「備災」をテーマに、被災時にも大活躍のアウトドアグッズを日常で活用して「楽しみながら備える」情報をメインに発信しています。では、さっそく340ページある内容のごく一部ですが、抜粋して見ていきましょう。 なお、以降の写真の出典は「東京防災」のKindle版のiPad表示のスクリーンショットです。著作権は東京都及び東京都総務局が保持しているものです。目次の一部。ケース別や対策別に体系的に整理され、知りたい内容がどこに記載されているのかがかなり解りやすい構成です。「今やろう」に関するもの。今すぐに・今日からでも始められる対策です。避難先の確認や被災時の家族の集合場所などに関して、意外とまだ決めていなかったり確認していなかったりしませんか?ページ上部に記載されている「インジケータ」に気がつくでしょうか。「地震発生→発災直後→避難→避難生活→生活再建」という、被災時の生活プロセスの順に説明が記載されています。どの段階では何に注意し何をすべきかについて、時系列で解るようになっています。発災直後を乗り切った次の避難プロセス。自宅の安全が確認できたならば、在宅避難が推奨されています。避難所では多くの人たちとの共同生活になり、助け合いもできる反面ストレスも大きなものです。基本は在宅避難を念頭において準備しておきましょう。「在宅避難のすすめ」。備えあれば憂い無しが「在宅避難」。水や食糧を備蓄している人は多いようですが、「(簡易)トイレ」はどうでしょうか。人間、食べたら出るものです。特にマンションなどの高層階で下水への配管が破損している場合、トイレが通常どおり使えなくなるのでトイレの備えは極めて重要です。避難所生活に関する留意事項も記載されています。過去の震災からの教訓やノウハウが適切に活用されていることが伺えます。とは言え、避難者が多くなると様々な人々がいるわけで、ルールやマナーを守らない・守れない人が出るのも現実。そのあたりも頭の片隅に入れておきましょう。「死と向き合う」。過去の大規模災害でどれほどの死者が発生したのかの統計が載っています。地震だけでなく火山噴火や台風・大雨なども。日本は四季折々の美しい季節感を感じられる国ですが、豊かな自然ゆえの自然災害にも備えなければなりません。被災者のかたのインタビューも収録されています。引用:『自分でできることは自分でやらないと、命を守り生きのびることは難しい』という言葉が胸に刺さります。「非常用持ち出し袋」は、避難時の初動対応の必需品。配置場所については、各家庭で最適な場所を検討しましょう。過去の震災では家屋1階が全壊して潰れてしまったために、せっかくの準備品を取り出せなかったという例もあったようです。 市販の非常用持ち出し袋のレビューに関しては、こちらの記事「【特集】市販の非常用持出袋(防災セット)の徹底レビュー!」を併せてご覧ください。「日常備蓄」について。備蓄というと何か特別なものを用意しておかなければならない、3年や5年保存可能な高機能備蓄品を買わなければならないと思いがちですが、決してそうではありません。普段の生活の延長上に「備蓄」があります。例えば1週間分余分に用意しておいて、その中の一番古いものから順に消費して新しいストックを足す。これだけでも十分です。生活再建の段階になってくると様々な手続きが必要だったり、知らないままでいると使える行政制度が使えなかったりします。個人や事業者に応じて、利用可能な各種の支援金や控除・減免制度などについても余すこと無く網羅されています。 特に事業者の皆さんにとっては、被災して仕事がストップしてしまったりすると文字通りの死活問題になりかねません。このあたりの情報については、日頃からキャッチアップしておいて損は無いでしょう。「東京防災」として読み進めた巻末、またはいわゆる「右開き」で読むと、最初に出てくるのは漫画「TOKYO X DAY」。著名な漫画家「かわぐちかいじ」氏による作品です。短編作品ではありますが、大きな危機感と緊迫感が伝わるとても読み応えのある内容になっています。 まとめ 通常、行政が発行する無料のガイドブック類の多くは、読みにくかったり形式的で堅苦しかったり論文調で理解しづらかったりするものですが、この「東京防災」に関してはおそらく企画段階から「多岐にわたる情報をなるべく噛み砕いて整理して、多くの人々に解りやすく伝えよう」という思想が貫かれていたのではないかと思えるほど、極めて完成度の高いガイドブックに仕上がっています。添付の漫画作品の配置の仕方を見ても、よく考えられていることがわかります。 本書からの引用でP.6に「東京には、さまざまな災害リスクが潜んでいます。東京の多様な地域特性、都市構造、都民のライフスタイルなどを考慮してつくられた、完全東京仕様の防災ブック。それが『東京防災』です」とあります。これは東京に限らず、すべての地域で共有できるものです。 この日本に住む私たちは、熊本地震・東日本大震災・新潟県中越地震・阪神淡路大震と、ここ20数年の間に記憶に残る大地震を何度も目にしてきました。そしてこれからまだ、首都直下型地震や南海トラフ巨大地震などの発生が予測される状況で生活をしていかなければなりません。 長らく防災という言葉が使われて来ましたが、自然災害を防ぐことはできません。だからこそ近年言われているのが「備災」と「減災」なのです。災害に備える、発生した災害被害を減らす。そのために必要なのが、私たち個人レベルでの備えです。被災時を乗り切るにせよ助け合うにせよ、やはり「備え」が無ければ厳しいものです。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とならないためにも、この「東京防災」を日本に住むすべての人々が手元に置いて備災・減災への理解と備えを深められることを期待します。JTNDaDIlMjBjbGFzcyUzRCUyMndwYl9oZWFkaW5nJTIwd3BiX3NpbmdsZWltYWdlX2hlYWRpbmclMjIlM0UlRTMlODAlOEMlRTYlOUQlQjElRTQlQkElQUMlRTklOTglQjIlRTclODElQkQlRTMlODAlOEQlRTMlODIlOTIlRTclODQlQTElRTYlOTYlOTklRTMlODMlODAlRTMlODIlQTYlRTMlODMlQjMlRTMlODMlQUQlRTMlODMlQkMlRTMlODMlODklRTMlODElOTklRTMlODIlOEIlRUYlQkMlODElM0MlMkZoMiUzRSUwQSUwQSUzQ2RpdiUyMGNsYXNzJTNEJTIyYmFieWxpbmstYm94JTIyJTIwc3R5bGUlM0QlMjJvdmVyZmxvdyUzQSUyMGhpZGRlbiUzQiUyMGZvbnQtc2l6ZSUzQSUyMHNtYWxsJTNCJTIwem9vbSUzQSUyMDElM0IlMjBtYXJnaW4lM0ElMjAxNXB4JTIwMCUzQiUyMHRleHQtYWxpZ24lM0ElMjBsZWZ0JTNCJTIyJTNFJTNDZGl2JTIwY2xhc3MlM0QlMjJiYWJ5bGluay1pbWFnZSUyMiUyMHN0eWxlJTNEJTIyZmxvYXQlM0ElMjBsZWZ0JTNCJTIwbWFyZ2luJTNBJTIwMHB4JTIwMTVweCUyMDEwcHglMjAwcHglM0IlMjB3aWR0aCUzQSUyMDc1cHglM0IlMjBoZWlnaHQlM0ElMjA3NXB4JTNCJTIwdGV4dC1hbGlnbiUzQSUyMGNlbnRlciUzQiUyMiUzRSUzQ2ElMjBocmVmJTNEJTIyaHR0cCUzQSUyRiUyRnd3dy5hbWF6b24uY28uanAlMkZleGVjJTJGb2JpZG9zJTJGQVNJTiUyRkIwMURKNktEVVMlMkZpdG9pdG9fc3R5bGUtMjIlMkYlMjIlMjByZWwlM0QlMjJub2ZvbGxvdyUyMiUyMHRhcmdldCUzRCUyMl9ibGFuayUyMiUzRSUzQ2ltZyUyMHN0eWxlJTNEJTIyYm9yZGVyLXRvcCUzQSUyMG1lZGl1bSUyMG5vbmUlM0IlMjBib3JkZXItcmlnaHQlM0ElMjBtZWRpdW0lMjBub25lJTNCJTIwYm9yZGVyLWJvdHRvbSUzQSUyMG1lZGl1bSUyMG5vbmUlM0IlMjBib3JkZXItbGVmdCUzQSUyMG1lZGl1bSUyMG5vbmUlM0IlMjIlMjBzcmMlM0QlMjJodHRwcyUzQSUyRiUyRmltYWdlcy1mZS5zc2wtaW1hZ2VzLWFtYXpvbi5jb20lMkZpbWFnZXMlMkZJJTJGNTFWaGdjZG5WakwuX1NMNzVfLmpwZyUyMiUyMHdpZHRoJTNEJTIyNTMlMjIlMjBoZWlnaHQlM0QlMjI3NSUyMiUyMCUyRiUzRSUzQyUyRmElM0UlM0MlMkZkaXYlM0UlM0NkaXYlMjBjbGFzcyUzRCUyMmJhYnlsaW5rLWluZm8lMjIlMjBzdHlsZSUzRCUyMm92ZXJmbG93JTNBJTIwaGlkZGVuJTNCJTIwem9vbSUzQSUyMDElM0IlMjBsaW5lLWhlaWdodCUzQSUyMDEyMCUyNSUzQiUyMiUzRSUzQ2RpdiUyMGNsYXNzJTNEJTIyYmFieWxpbmstdGl0bGUlMjIlMjBzdHlsZSUzRCUyMm1hcmdpbi1ib3R0b20lM0ElMjAycHglM0IlMjBsaW5lLWhlaWdodCUzQSUyMDEyMCUyNSUzQiUyMiUzRSUzQ2ElMjBocmVmJTNEJTIyaHR0cCUzQSUyRiUyRnd3dy5hbWF6b24uY28uanAlMkZleGVjJTJGb2JpZG9zJTJGQVNJTiUyRkIwMURKNktEVVMlMkZpdG9pdG9fc3R5bGUtMjIlMkYlMjIlMjByZWwlM0QlMjJub2ZvbGxvdyUyMiUyMHRhcmdldCUzRCUyMl9ibGFuayUyMiUzRSVFNiU5RCVCMSVFNCVCQSVBQyVFOSU5OCVCMiVFNyU4MSVCRCUzQyUyRmElM0UlM0MlMkZkaXYlM0UlM0NkaXYlMjBjbGFzcyUzRCUyMmJhYnlsaW5rLW1hbnVmYWN0dXJlciUyMiUyMHN0eWxlJTNEJTIybWFyZ2luLWJvdHRvbSUzQSUyMDVweCUzQiUyMiUzRSVFNiU5RCVCMSVFNCVCQSVBQyVFOSU4MyVCRCUzQyUyRmRpdiUzRSUzQ2RpdiUyMGNsYXNzJTNEJTIyYmFieWxpbmstZGVzY3JpcHRpb24lMjIlMjBzdHlsZSUzRCUyMm1hcmdpbi10b3AlM0ElMjA3cHglM0IlMjIlM0UlRTMlODAlOTAlRTclODQlQTElRTYlOTYlOTklRTMlODMlODAlRTMlODIlQTYlRTMlODMlQjMlRTMlODMlQUQlRTMlODMlQkMlRTMlODMlODklRTMlODElQTclRTMlODElOEQlRTMlODElQkUlRTMlODElOTklRUYlQkMlODElRTMlODAlOTElM0MlMkZkaXYlM0UlM0MlMkZkaXYlM0UlM0NkaXYlMjBjbGFzcyUzRCUyMmJvb2tsaW5rLWZvb3RlciUyMiUyMHN0eWxlJTNEJTIyY2xlYXIlM0ElMjBsZWZ0JTIyJTNFJTNDJTJGZGl2JTNFJTNDJTJGZGl2JTNF

【コラム】震災後の在宅避難とアウトドア道具の活用

第1回目となった前回の記事では、これまでの大震災経験をヒントに今後発生する可能性の高い次の地震災害に備えるため、アウトドアグッズやキャンプ用品の利用を日常生活に取り入れてはどうか、というところまでのお話しでした。第2回となる今回はもう少し掘り下げて、「防災用品と震災時の在宅避難」についてをお届けします。 【最低限「市販の非常用持ち出し袋」は用意しておく】 阪神淡路大震災以降、各家庭での備えが必須とまで言われるようになった「非常用持ち出し袋」。今や様々な防災グッズを詰め込んだ商品が多数販売されています。毎年定期的に購入して入れ替えをしているご家庭も多いのではないでしょうか。 平時は特に必要となるものではありませんが、やはり備えておけばいざというときに心強いもの。購入後はクローゼットの片隅などにしまい込まれがちですが、日本国内各地で地震が増えている昨今、2〜3ヶ月に1度程度は引っ張り出して用品の確認や備蓄食品や飲料水の賞味期限は確認するようにしたいものです。特に重要な点は避難用品の扱い方です。非常用持ち出し袋を常備したものの、震災発生後にその中身が使えないと困りますね。取り扱い説明書などには、必ず目を通しましょう。%3Cdiv%20class%3D%22recipe_link%22%20style%3D%22padding-bottom%3A30px%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22%2Freview_emergencybag%22%20target%3D%22_blank%22%20class%3D%22vc_single_image-wrapper%20vc_box_border_grey%22%3E%3Cimg%20width%3D%221000%22%20height%3D%22120%22%20src%3D%22%2Fwp-content%2Fimages%2Fbanners%2Fbanner_emergencybag.jpg%22%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%0A%3Cdiv%20class%3D%22babylink-box%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20font-size%3A%20small%3B%20zoom%3A%201%3B%20margin%3A%2015px%200%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-image%22%20style%3D%22float%3A%20left%3B%20margin%3A%200px%2015px%2010px%200px%3B%20width%3A%2075px%3B%20height%3A%2075px%3B%20text-align%3A%20center%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB0061YKXVK%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%3Cimg%20style%3D%22border-top%3A%20medium%20none%3B%20border-right%3A%20medium%20none%3B%20border-bottom%3A%20medium%20none%3B%20border-left%3A%20medium%20none%3B%22%20src%3D%22http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F61euXI09xzL._SL75_.jpg%22%20width%3D%2275%22%20height%3D%2275%22%20%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-info%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20zoom%3A%201%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-title%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%202px%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB0061YKXVK%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E7%94%A8%E6%8C%81%E3%81%A1%E5%87%BA%E3%81%97%E8%A2%8B36%E7%82%B9%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%80%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E3%81%AE%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-manufacturer%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%205px%3B%22%3E%EF%BC%A8%EF%BC%A9%EF%BC%A8%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22booklink-footer%22%20style%3D%22clear%3A%20left%22%3E%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%0A%3Cdiv%20class%3D%22babylink-box%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20font-size%3A%20small%3B%20zoom%3A%201%3B%20margin%3A%2015px%200%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-image%22%20style%3D%22float%3A%20left%3B%20margin%3A%200px%2015px%2010px%200px%3B%20width%3A%2075px%3B%20height%3A%2075px%3B%20text-align%3A%20center%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB004QLKO46%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%3Cimg%20style%3D%22border-top%3A%20medium%20none%3B%20border-right%3A%20medium%20none%3B%20border-bottom%3A%20medium%20none%3B%20border-left%3A%20medium%20none%3B%22%20src%3D%22http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51-0b34mwiL._SL75_.jpg%22%20width%3D%2275%22%20height%3D%2254%22%20%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-info%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20zoom%3A%201%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-title%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%202px%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB004QLKO46%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%E3%80%90%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BA%E3%80%91%E5%9C%B0%E9%9C%87%E5%AF%BE%E7%AD%9630%E7%82%B9%E9%81%BF%E9%9B%A3%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%80%EF%BD%9E%E9%81%BF%E9%9B%A3%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%A7%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E9%98%B2%E7%81%BD%E7%94%A8%E5%93%81%E3%82%92%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%97%E3%81%9F%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E6%8C%81%E5%87%BA%E8%A2%8B%28%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%29%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-manufacturer%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%205px%3B%22%3E%E9%98%B2%E7%81%BD%E9%98%B2%E7%8A%AF%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22booklink-footer%22%20style%3D%22clear%3A%20left%22%3E%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%0A%3Cdiv%20class%3D%22babylink-box%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20font-size%3A%20small%3B%20zoom%3A%201%3B%20margin%3A%2015px%200%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-image%22%20style%3D%22float%3A%20left%3B%20margin%3A%200px%2015px%2010px%200px%3B%20width%3A%2075px%3B%20height%3A%2075px%3B%20text-align%3A%20center%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB0068XHNCQ%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%3Cimg%20style%3D%22border-top%3A%20medium%20none%3B%20border-right%3A%20medium%20none%3B%20border-bottom%3A%20medium%20none%3B%20border-left%3A%20medium%20none%3B%22%20src%3D%22http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51M5njICLnL._SL75_.jpg%22%20width%3D%2263%22%20height%3D%2275%22%20%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-info%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20zoom%3A%201%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-title%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%202px%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB0068XHNCQ%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%E3%80%90%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BA%E3%80%91%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E7%94%A8%E6%8C%81%E3%81%A1%E5%87%BA%E3%81%97%20204%E7%82%B9%20%E8%B1%AA%E8%8F%AF%E5%85%85%E5%AE%9F%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%80%E9%98%B2%E7%81%BD%E9%81%BF%E9%9B%A3%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%20%E3%83%BB%20%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E7%94%A8%E6%8C%81%E3%81%A1%E5%87%BA%E3%81%97%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%20%E3%83%BB%20%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E6%8C%81%E5%87%BA%E3%81%97%E8%A2%8B%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-manufacturer%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%205px%3B%22%3EGowell%EF%BC%88%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%83%AB%EF%BC%89%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22booklink-footer%22%20style%3D%22clear%3A%20left%22%3E%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%0A%0A%3Cdiv%20class%3D%22babylink-box%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20font-size%3A%20small%3B%20zoom%3A%201%3B%20margin%3A%2015px%200%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-image%22%20style%3D%22float%3A%20left%3B%20margin%3A%200px%2015px%2010px%200px%3B%20width%3A%2075px%3B%20height%3A%2075px%3B%20text-align%3A%20center%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB00H5GJBXY%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%3Cimg%20style%3D%22border-top%3A%20medium%20none%3B%20border-right%3A%20medium%20none%3B%20border-bottom%3A%20medium%20none%3B%20border-left%3A%20medium%20none%3B%22%20src%3D%22http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51IUg0vv%252BLL._SL75_.jpg%22%20width%3D%2275%22%20height%3D%2257%22%20%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-info%22%20style%3D%22overflow%3A%20hidden%3B%20zoom%3A%201%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-title%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%202px%3B%20line-height%3A%20120%25%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2FB00H5GJBXY%2Fitoito_style-22%2F%22%20rel%3D%22nofollow%22%20target%3D%22_blank%22%3E%E9%81%B8%E3%81%B9%E3%82%8B%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%20%E3%80%90%E7%B7%8A%E6%80%A5%E9%9D%9E%E9%9B%A3%E3%80%91%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%EF%BC%A4%EF%BC%B8%E3%80%90%E7%94%B7%E5%A5%B3%E5%90%841%E5%90%8D%E6%A7%98%E5%88%86%E3%80%91%EF%BC%8B%E5%A2%97%E9%87%8F%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%EF%BC%8B%E8%B3%87%E7%94%9F%E5%A0%82%E3%80%90%E6%B0%B4%E3%81%AE%E3%81%84%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%BC%E3%80%91%E4%BB%98%E3%81%8D%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22babylink-manufacturer%22%20style%3D%22margin-bottom%3A%205px%3B%22%3Ezackau%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cdiv%20class%3D%22booklink-footer%22%20style%3D%22clear%3A%20left%22%3E%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E さて、被災時に必要とされる用品には大きく分けて2種類あります。地震発生直後の避難行動に緊急的に必要なものと、余震が収まった後にライフラインと物流が復旧するまでの間の生活に必要なものとです。 【「在宅避難」という考え方】 東京都が発行して都民の全世帯に配布された「東京防災」というガイドブックがあります。 参考情報:東京都総務局『東京防災』 都民だけでなく多くの人びとにとって有益な情報が整理・集約されています。PCやスマホで見ることも可能なので、ブックマークしておきましょう。 スマホユーザーなら、アプリ「i広報誌」での配信を受けられるので、インストールしておくといいですね。 参考情報:産経新聞『行政情報アプリ「i広報紙」で『東京防災』の配信を開始しました。』 このガイドブックにも記載されていることですが、東京都では地震発生後の避難先について基本は「在宅避難」となっています。火災を避けるために大きな公園や広場へいったん避難した後、火災の危険性が無くなったら自宅の状況を確認しに行き、全半壊などで生活できる状態でなければ最寄りの小中学校などに開設された指定避難所へ。 自宅に戻って生活できるようであれば「在宅避難」をするようになっています。指定避難所に収容できる人数はそう多くありませんし、水や食料の備蓄量にも限りがあるからという点も大きいでしょう。在宅避難を前提として考える場合、地震発生時はとにかく逃げる。余震が収まり火災の心配も無い場合は自宅に戻って生活再建となるので、まずは初動での避難時では命を守るための最低限の備えがあればよく、併せて別途自宅に避難後の生活用品を備蓄しておけばいいと考えることもできます。 【地震発生直後の避難行動に必要な用品】 まずは何よりも命を守る、生き残るということが最優先です。震災の瞬間を切り抜けることが出来たら、すぐに避難行動に移ります。必要なものは、今自分が何をしているか・どこにいるかで変わってきます。 ◆在宅時なら:避難所へ行くために、スニーカー・懐中電灯・軍手・マスク・ホイッスル ◆外出時なら:いったん自宅へ帰るために、帰宅地図・飲料水・携行食・ポケット雨具・小型LEDライト・マスク在宅時の場合、割れた窓ガラスや食器などが散乱する床の上を歩いて外に出る場合を想定して、歩きやすいスニーカーは室内に用意しておきましょう。「厚底のスリッパ」も良いとは言われますが、かかと部分が開いているので怪我をする可能性があり、移動中に濡れたりすると意味をなしません。 夜間行動も想定しての懐中電灯と、ガレキの間やホコリっぽい場所を移動したりことも多いため、軍手とマスクがあればまずは避難所へ向かうことができます。最低限、これらをバックパックなどに入れて玄関や窓際など出入り口付近に常備しておきます。万が一、閉じ込められた場合はホイッスルを使うことで外部に存在を知らせることもできます。外出時の場合、徒歩で帰宅できる距離は10〜20kmだと言われています。人間の平均歩行速度や地震後の路面の状態などを考慮しても無理せず歩いていられる時間は長くても2〜3時間。 職場など自宅までの距離が10km以上の距離があるような場合は、無理に帰宅せずにその場に留まったほうが良い場合があります。帰宅可能な状況であれば帰宅地図を確認の上、無理のないペースで自宅を目指します。 飲料水は250〜500lmサイズのミネラルウォーターか利尿作用のあるカフェインを含まないもの。携行食としてはエネルギー源となる糖分を含む飴など(糖質ゼロやカロリーオフ系は不可)。いつものバッグの底や隅に入れておくと良いです。 また、甚大災害の状況で単身者・自宅に家族やペットなども居ない場合は、帰宅はせずにもっとも近場の避難所にいったん身を寄せるのも選択肢のひとつです。 いずれの場合でもポケットサイズやカードサイズの「ポータブルラジオ」があると情報収集に役立ちます。とりあえずFM放送が受信できればいいです。 地域ごとに「コミュニティFM局」などがあったりしますので、広域放送よりも自分のいる地域に関係する情報に触れやすくなります。AMラジオ局も送信所(親局)が地震などによって被災した場合は、FM放送を使って放送を続けることになります。 【避難所への道と、想定される生活を理解しておく】 災害の瞬間と直後の混乱を乗り切った後は、ライフラインが止まった状況での一定期間、いかに心身の健康を維持しながら生活していくかが重要です。自宅の状態確認や家族との合流後は、その後の生活再建の準備をしましょう。熊本地震では学校の体育館や福祉施設などを利用した避難所の使用と併せ、個人レベルでの「在宅避難」や「車中避難」をされる方も目立ちました。これまでの震災事例を知ることで、どう対応していけばいいのかという点が見えてきます。 避難所指定されている施設では食料や飲料水などの備蓄品が準備されていますが、状況によっては避難者全員にじゅうぶんに行き渡るだけの量が無いこともあります。熊本地震では、指定避難所が損壊等で閉鎖され使用できなかったり、満員のため新たな避難者を収容できないという状況が発生しました。 参考情報:毎日新聞『「指定避難所」32カ所閉鎖 建物の損壊などで』 参考情報:毎日新聞『続く余震、募る不安「避難所いっぱいで入れず」』 また指定避難所以外に避難した場合は、水や食料などの備蓄が不足したりそもそも無かったり、支援物資が届きにくかったりします。まずは最寄りとなる指定避難所を日頃から家族で確認・周知しておきましょう。 参考情報:Togetter『#熊本地震 指定避難所以外に避難している方々に支援物資が届かずTwitterに出すSOS』 避難所では大人数での集団生活となりますが、先の東日本大震災における避難所生活のリアルな記録として詳しいこちらの記事によると、食事に関しては人数が多いため調理に時間が掛かり、調理開始から食事が配られるまで2時間掛かったという話もあります。 参考情報:ハフポスト日本版『東日本大震災、体育館避難所で起きたこと』避難所に入れた場合でも、生活上での様々な不自由が発生しています。食事の配給を受けるために最初に整理券をもらうために長時間並び、その後に食事を受け取るために改めて並ぶといった具合です。備蓄などをしていなかったためか「友人や実家から食料の差し入れがないとやっていけない」と本音を漏らす方もいたようです。 参考情報:河北新報『<熊本地震>避難所混乱 あふれる人募る不安』 熊本地震でクローズアップされた問題の1つに、初動で支援物資が迅速に集められたにも関わらず被災者の手元になかなか届かなかった点が挙げられます。 参考情報:BuzzFeed『なぜ、被災者に支援物資が届かないのか 県庁には大量の水と食料があった』 食料と水と言えば、被災時にはありがたい温かい食事の代表格的に備蓄食料の定番品的なイメージのあるインスタントラーメン。しかし食べるためには1食あたり450〜500mlの水と、それをお湯として沸かすための熱源と時間が必要です。 例えば避難者が100人生活をしている避難所で、全員にインスタントラーメンを提供するとしましょう。水を節約するために1食あたりに使う水の量を400mlにするとします。それでも、100人全員が温かいインスタントラーメンを食べるためには、40リットルもの水が必要で、2リットルのミネラルウォーターのペットボトルが20本必要です。それを沸かすために必要な熱源・燃料・調理時間と食べるまでに待つ時間も。 また、様々な事情によって避難所での集団生活そのものが難しい方々もいらっしゃるでしょう。何らかの持病やハンディキャップを抱えていたり、気難しいペットを飼っていたり。 東日本大震災以降、環境省はペットの同行避難を推奨していますが、震災直後の混乱した状況でパニックを起こしている他の避難者からペット同伴者が排斥されない可能性もゼロではありませんし、仮にペット同伴で避難所に入れたとしてもペットと飼い主ともに、何らかのストレスを受けるような事態にならないとも限りません。こうしたことを鑑みても、被災時の初期における避難生活では自分と家族の生活はできるだけ自分たちで守る、という考え方と準備と行動が重要であることに気が付きます。災害の規模が大きいほど、政府や行政の対応は遅れがちになります。支援物資がすぐには届かないことも十分に想定できます。たとえ行政に苦情を訴えたところで、いま目の前で起きている状況を簡単に解決することはできないのです。 【支援物資の到着やライフライン復旧までの間の「在宅避難」の備えを】 避難所は安住できる場所ではありません。様々な形で傷ついた人たちが集まった上にプライバシーのほぼ無い空間での集団生活です。体調面・精神面などストレスも蓄積していきます。だからこそ、自分たちの避難生活はまずは自分たちで守ることが重要です。 普段からこういう視点での心構えを持ち備えをしておけば、巨大地震直後の初期避難さえ無事にできれば何とかなるということです。今から「在宅避難」の準備をしておきましょう。 では、震災後の世の中の状況を改めて見てみましょう。 ・水道、電気、ガスなどの公共のライフラインが動いていない ・街なかの商店やスーパーやコンビニで買い物ができない ・水を潤沢に使えないため入浴や洗面、洗濯などが不便 ・トイレがまともに使えない ・ゴミを気軽に捨てられない ・場合によっては生活空間に壁や屋根がない これらと共通する状況は、第1回めでも触れた「キャンプ」です。管理されたキャンプ場よりも野営場や人里離れた場所でのアウトドアライフと似ています。標高の大きな山での冬登山などはさらに過酷です。 震災後の自宅が在宅避難が可能な状態であれば、その状況をアウトドアに見立てて生活をしながらライフラインや物流の復旧を待つという対応方法が選択できます。使える道具はキャンプ道具やアウトドアグッズ。すでにお持ちのかたもいらっしゃるでしょう。 生活空間となるテントやタープ、食事を取るための熱源・食器・調理器具、給水貯水グッズ、照明となるランタンやLEDライト、睡眠のためのシュラフ(寝袋)、荷物を運ぶためのキャリアーなど。不便な生活を便利にしたり楽しさに換えるための道具やノウハウもたくさんあります。あとは日頃から食料と水・医薬品・育児介護用品など必要なものを自分なりにカスタマイズして備えておけばいざというときでも、避難所でのストレスを受けるであろう生活を避け、生活の質をある程度自分自身でコントロールできるのです。 そういった道具を今の日常生活の中、休日ライフなどに取り入れてみると新しい発見があるかもしれません。例えば半日〜1日、ちょっとした自然の中で食事を作ったり珈琲を飲む時間を追加してみるだけでもリフレッシュできたりします。慣れたら実際にキャンプに繰り出してみるのもオススメです。 そうした体験の積み重ねが自然と「在宅避難」への準備となり、いざ震災・避難生活という場面でも慌てることなく生活の質をコントロール可能です。そんな楽しみ方は、いかがでしょうか。 【バックナンバー】 ・第1回・これまでの大震災を振り返る

【コラム】これまでの大震災を振り返る

私たちは、熊本地震・東日本大震災・新潟県中越地震・阪神淡路大震と、ここ20数年の間に記憶に残る大地震を何度も目にしてきました。そして、現在でも避難生活を余儀なくされている人たちがいます。被災者たちの厳しい状況は多くの人の記憶に残っていることでしょう。 しかし日本に住んでいる限り、こうした状況は他人事ではありません。私たち誰もが経験する可能性があるのです。では、私たちはそうした状況にどのように備えたらよいのでしょうか。 そのヒントは、実際に被災した人たちの声の中にあります。その1つが、キャンプ道具やアウトドア・スキルが役立ったというものです。なぜキャンプ道具やアウトドア・スキルが役立ったのか、詳細は本文をご覧ください。 第1回:これまでの大震災を振り返る 2016年4月14日に発生した「熊本地震」は、もっとも記憶に新しい巨大震災でした。遡ると、1995年1月17日の「阪神淡路大震災」、2004年10月23日の「新潟県中越地震」、2011年3月11日の「東日本大震災」、そしてM7クラスの地震で見れば、1983年5月26日に「日本海中部地震」が発生しています。 特に熊本県はこれまで長期にわたって大きな地震が発生していない「安全地帯」を自負し東日本からの移住支援や企業誘致などを提案していただけに、自治体や地元経済界が少なからずのショックを受けたという報も目にしましたし、日本海中部地震は「日本海では津波は起きない」というこれまでの俗説が覆された地震でした。 この30数年の間に5回もの巨大地震に見舞われた日本。単純計算するとだいたい6年に1回の割合で大きな地震が発生していることになります。 そして現在、四国沖の南海トラフの「ひずみ」に起因する巨大地震の懸念が高まっており、南海トラフ地震が発生した場合の最悪の被害想定は死者32万人、負傷者62万人、発生翌日には避難所へ400万人を超える被災者が詰めかけ、最初の3日間で不足する食料は3200万食にも達する想定です。参考情報:産経WEST『四国沖で地殻のひずみ蓄積 南海トラフの震源域』 参考情報:朝日新聞デジタル『南海トラフ地震の被害想定』 そして南海トラフ地震が発生した場合、高知県の試算では約4万人ぶんもの避難所が不足するという、極めて恐ろしい試算がなされています。 参考情報:YOMIURI ONLINE『<中>避難所 4万人分不足』 各地震研究機関や内閣府発表の資料によっても「M7クラス」の首都直下型地震や東海・南海・東南海地震の発生確率は、今後30年以内に70%と予測されています。 特に南海トラフ地震に関しては「M8クラス」で発生確率87%という数値もあり、これは「いつ起きてもおかしくない」ことを意味しています。それは1年後かもしれませんし1か月後かもしれませんし、もしかしたら1週間後かもしれません。参考情報:内閣府:防災担当資料PDF『これまでの首都直下地震対策 について』 参考情報:Wikipediaより『東海・東南海・南海地震』 かねてより「地震大国」と言われてきた日本。その地下では4つの巨大な大陸プレートがぶつかり合う場所でもあります。東日本大震災を機に地震や火山などが活動期に突入したと見る研究者も多く、もはや北海道から九州まで、地震に対して根本的に安全な場所は無いと日頃から意識しておくべきでしょう。 近い将来の発生が予測される次の地震災害に対して、一般家庭で今からどのように備えておくべきなのか、どのように日々の生活の中に「備え」を組み込んでいくべきかを、「暮らしに取り入れる防災」という観点から考えてみたいと思います。 熊本地震では発生直後の避難所において、水や食料の不足が問題となりました。最大の要因は、災害時を想定した食料備蓄が適切にできていなかったことです。 震災後のマスメディアによる被災者の方々へのインタビューなどでも、「まさか熊本に大きな地震が来るなんて思ってもみなかったから、備蓄なんて考えてもいなかった」という声が聞かれました。参考情報:日本経済新聞 『災害時の食料備蓄、東海が最高65% 最低は九州24%』 参考情報:pelicanmemo 『災害時の食料備蓄率 熊本県は28% 全国平均の半分程度か』 参考情報:時事ドットコムニュース 『個人備蓄、機能不全=家倒壊「持ち出せず」-自治体も想定甘く・熊本地震』 【これまでの地震から得る、備えのヒント】 そのような状況の中、住民みずからが日常生活に食料の備蓄という要素を組み込んでいたことで、震災直後に最もキツいとされる3日間を自炊で乗り越えた地域があります。熊本県西原村です。 参考情報:毎日新聞『備蓄してよかった…自炊する避難所 西原村』 西原村は農業地帯であるため、自分たちがその年に消費するお米を自宅に備蓄している住民が多いことが苦境を乗り切る原動力となりました。 また個人備蓄をしていたにも関わらず家屋倒壊などで持ち出せなかった方などもいましたが、住民が持ち寄った食料を分け合うことで対応していた点は地域のコミュニティが日常的にしっかりと機能していたとも言え、日頃のご近所付き合いなどが功を奏した一面もあると言えましょう。地震発生後の避難生活の特徴としてもう一つ挙げられるのが「車中泊」で生活をされる被災者が目立ったことです。 2度にわたる最大震度7クラスの地震と余震が続く状況への不安、一部の指定避難所では損壊により被災者の収容が不可能という状況が、車中泊を余儀なくされる方々を増やしてしまう状況へとつながりました。窮屈で不慣れな車中泊生活により、エコノミークラス症候群を患って大変残念なことに逝去されるかたもいらっしゃいました。 【不便な避難生活を乗り切るための、知恵と工夫と必要な道具】 避難生活が1週間も経ったころから人々が望むようになったものの幾つか、それは「変化のある温かい食事」と「プライバシーが保たれる空間」です。 避難所として設けられた公共施設に入り支援物資として支給される水とパンやオニギリだけの生活でも、しばらく「生きていく」ことは可能ですが、慣れない避難所で隣人との間仕切りが無い集団生活では、徐々にメンタル面が疲弊していきます。 厳しい環境に直面しても、自分や家族だけの空間でホッとひと息ついて体をやすめ、温かい食事ができる。これが可能なだけでも大きな違いが出てくるものです。 そこで役に立つもの、それは「キャンプ道具」や「アウトドア用品」です。限られたライフラインで過ごす野外キャンプ場から過酷な冬山登山に至るまで、不便で不自由・場合によっては完全に孤立している環境で生活するためだけでなく、むしろその状況を楽しむための便利で役に立つ道具やノウハウが数多く存在します。 不便な環境下でもプライバシーを維持できる生活空間となるテント、温かい食事を自分で作ることができるコンロやバーナーなどの熱源、鍋やクッカーといった調理器具があるだけでも、被災時でも生活の質や安心感はグッと上がります。参考情報:モンベル 『暮らしのなかの防災』 阪神淡路大震災、東日本大震災、そして熊本地震ともに共通して、被災経験者の一部からはこんな声が聞かれました。 「キャンプ用グッズがそのまま防災用品として使えた」 「避難用品にアウトドア用調理器具一式は欠かせなかった」 「夫のキャンプ道具が役に立ちました」 また日頃アウトドア生活に精通したその道のプロたちも、熊本地震で積極支援を展開しました。 参考情報:東洋経済オンライン 『熊本地震で強力支援を展開した山のプロたち』 参考情報:日刊工業新聞 『【熊本地震】被災地に即席テント村−アウトドア店が提供』 キャンプ道具の中でも「テント」は単なる生活拠点としての機能だけでなく、就寝時にも脚を伸ばせること・寝返りを打てるスペースがあることで「エコノミークラス症候群」を防ぐことにも繋がりますし、特に女性にとっては着替えの場にもなり乳児を抱えたお母さんにとっては人目を気にすることなく授乳やオムツ交換ができる空間にもなります。 また東日本大震災では、あちこちの避難所で「子どもたちの居場所」となるスペースを設ける動きが見られました。親と一緒に安心して過ごせる場所があるかどうかは小さな子ども達の精神衛生面でも重要なポイントとなり、不安を抱えた子どもたちが落ち着きなく避難所内を走り回るような状況を防ぐことにもつながります。テントが1つあるだけで、こうした場面にも柔軟に対応することができるわけです。 余裕があれば予備に「一人用のテント」があるとさらに便利です。着替え専用や簡易トイレを使う際の覆いとしても使えるからです。避難所内での生活は、支援物資配給の受けやすさと(特に行政対応に関する)情報収集がしやすいというメリットはありますが、やはり長期化する場合は生活の質を担保することが重要です。災害の規模が大きくなるほど、政府や行政の対応が被災者一人ひとりに届くまでに時間がかかる様になりがちです。 少なくとも地震発生直後の最初の3日間〜2週間は支援物資が届かないこともあらかじめ想定して、乗り切るために必要な道具と物資は自分たちで備えをしておくことが重要と言えるでしょう。 何より大切なことは、そのための道具や物資の扱い方に日常的に慣れ親しんでおくことです。防災用品を備えておいても、いざという時に使い方が解らなかったり、必要なものが足りなかったりすることは防ぎたいものです。 災害を防ぐ「防災」というよりは災害が起きた場合に備える「備災」という視点を持ちつつ、日常生活や休日ライフにアウトドドアグッズの活用を取り入れることで、楽しみながらも有事に備えることができるのではないでしょうか。次回の第2回コラムでは、「基本的な防災用品と避難生活の理解」という視点をテーマにお届けします。