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【沖縄】与那国島および台湾近海で連続地震(2018/10/23)

2018年10月23日の13:35と10月24日の01:04に、与那国島近海で地震がありました。 いずれも震度3、M6.1(深さ30km)とM6.3(深さ20km)。琉球海溝の西端で深い位置での発震→浅い位置での発震です。 場所としては今年2月に発生し大きな被害を出した「台湾花蓮地震(震度7・M6.4)」の震源の近く。 与那国島近海での地震としては今年3月以来ですが、最近は沖縄本島や奄美大島近海でも小さな地震が頻発。今年の2〜3月には西表島付近でも一時期、群発地震のような状況がありました。 琉球海溝ではこれまで大地震の記録がないため「巨大地震は発生しない」とされていましたが、数千年に一度、推定M9クラスの超巨大地震が発生する可能性があることが近年では指摘されています。 また琉球海溝の東端からさらに東は南海トラフとなっていますので、今後の動きに注目していきたいところです。 沖縄周辺にお住まいの方は、備蓄品の確認など含め「備災」を意識されてください。

【沖縄】活発化する沖縄本島近海での地震(2018/09/16)

強震モニタを随時チェックしていますが、2018/09/16付近の数日、沖縄本島近海での地震が活発です。 M3後半〜M5クラスの地震が連続しているようですが、震源の概ねの位置と周辺状況を図に起こしてみました。 フィリピン海プレートの北東側の琉球海溝に位置し、西側を見ると今年3月の西表島での連続地震、そして台湾花蓮地震の震源とも繋がります。南東側はそのまま南海トラフへ。 地震自体はプレート型地震と思われます。琉球海溝では巨大地震の記録が少ないものの、過去を見ると先島諸島では巨大津波による被害が起きています。 東日本大震災が起きた際、震源の周辺海域では前兆となる小規模な群発地震が発生していました。しかし、熊本地震・大阪北部地震・北海道胆振東部地震ではそのような現象はありません。前者は海溝型、後者3つは断層型と見られています。 海溝型(プレート型)地震はそれなりに予測しやすいものの、断層型の予測はかなり困難です。沖縄周辺での地震はほぼ海溝型なので、今後の動きは気にしておきたいところです。 (余談ですが、週末ということで編集部スタッフはトイレットペーパーを中心に備蓄を増強しました。文字通りの備えあれば憂いなし、その上で何も起きないことが最良です)