トップ 2分で読む 福島沖でM4.1、オホーツク海でM4.9、山形・石川で小規模(2022/07/30)

福島沖でM4.1、オホーツク海でM4.9、山形・石川で小規模(2022/07/30)

2022/07/30は福島沖でM4.1、オホーツク海でM4.9、山形・石川で小規模な地震が発生。注目は福島沖。東北の巨大地震である東日本大震災はM9クラスとしては1000年に1度と言われましたが、M7〜8は今後も複数発生が想定され、すでに2021/02/13には福島県沖でM7.3が発生しています。

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2022/07/30:福島沖でM4.1、オホーツク海でM4.9、山形・石川で小規模

2022/07/30は福島沖でM4.1、オホーツク海でM4.9、山形・石川で小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/07/30 18:58頃山形県庄内地方1M3.1約10km38.6, 139.6
2022/07/30 17:53頃福島県沖2M4.1約60km37.8, 141.7
2022/07/30 13:18頃石川県能登地方1M2.9約10km37.5, 137.3
2022/07/30 00:05頃オホーツク海南部1M4.9約350km46.1, 143.9

注目は福島沖。東北地方の巨大地震としてすぐに思い起こされる東日本大震災を引き起こした「東北地方太平洋沖地震」は、北海道〜房総沖にかけて存在する日本海溝沿い、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む部分で発生しましたが、この時に動いたのは宮城沖〜福島沖のみ。

 

その他の部分が「動き残り・割れ残り」となっている可能性は十分残っており、東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内に、M7級の大地震の発生確率がかなり高いと予測されています。
(当該報道は2019年2月26日に政府の地震調査委員会によって公表されています)

東日本大震災は1000年に1度と言われましたが、確かにM9クラスの巨大地震はとうぶん発生しないと考えられています。しかし、M7〜8クラスのものは今後も複数の発生が予想されています。そして実際に2021/05/01に宮城沖でM6.8、2021/02/13に福島県沖でM7.3、2021/03/20には宮城県沖でM6.9の大きな地震が発生しました。

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、何も無い平常な状態が続くとかつての震災の記憶も薄れ、備えもおざなりになりがちです。

 

環太平洋火山帯の範囲で見た場合はM4〜5クラスの地震が高い頻度で起きても、ある意味では「いつもどおり」とも言えますので必要以上に不安に感じる必要はありませんが、備えはしっかりと。
また月に1度は、備災・防災用品や備蓄品の使いかた・消費期限や入れ替え期限などを確認してみてください。

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