トップ 2分で読む 【全国】茨城沖でM4.6・震度3、和歌山,宮崎,奄美で小規模な地震(2020/07/29)

【全国】茨城沖でM4.6・震度3、和歌山,宮崎,奄美で小規模な地震(2020/07/29)

2020/07/29は茨城沖でM4.6・震度3と、和歌山,宮崎,奄美で小規模な地震が相次ぎました。特に奄美大島近海では3連続、和歌山県北部でも2連続で発生しています。奄美大島〜沖縄あたりは地震が少ないイメージがありますが、M4〜5クラスの地震は過去いくつも発生しています。

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2020/07/29:茨城沖でM4.6・震度3、和歌山,宮崎,奄美で小規模な地震

2020/07/29は茨城沖でM4.6・震度3と、和歌山,宮崎,奄美で小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【奄美大島近海】
2020/07/29 07:32頃, 震度2, M3.4, ごく浅い, 北緯28.4度, 東経129.4度

【奄美大島近海】
2020/07/29 05:50頃, 震度1, M3.0, 深さ10km, 北緯28.3度, 東経129.5度

【奄美大島近海】
2020/07/29 05:36頃, 震度1, M2.7, ごく浅い, 北緯28.4度, 東経129.4度

【茨城県沖】
2020/07/29 05:33頃, 震度3, M4.6, 深さ20km, 北緯35.9度, 東経140.9度

【宮崎県北部山沿い】
2020/07/29 05:16頃, 震度2, M3.8, 深さ100km, 北緯32.8度, 東経131.4度

【和歌山県北部】
2020/07/29 03:00頃, 震度1, M1.9, 深さ10km, 北緯34.2度, 東経135.2度

【和歌山県北部】
2020/07/29 02:57頃, 震度1, M2.0, 深さ10km, 北緯34.2度, 東経135.2度

 

特に奄美大島近海では3連続、和歌山県北部でも2連続で発生しています。
和歌山県北部では、2011年に

 

2011/07/05 19:18頃, 震度5強, M5.4, 深さ10km, 北緯:34.0, 東経:135.2

 

という、中規模の逆断層型地震が起きており、近畿地方を中心に中部地方〜九州地方にかけて震度4〜1を観測しています。

奄美大島近海でも3連続の地震が発生。奄美大島〜沖縄あたりは地震が少ないイメージがあり、歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないのが現状ですが、M4〜5クラスの地震は過去いくつも発生しています。

 

また近くの震源としては近年、沖縄本島近海で2010年にM7.2・最大震度5弱、2016年にもM5.6で最大震度5弱の大きめの地震が発生。過去100年内あたりに奄美大島〜沖縄周辺で発生した大規模な地震をピックアップすると、次のようなものとなります。

過去100年内の奄美大島〜沖縄周辺で発生した大規模な地震
2011/11/08沖縄本島北西沖M7.0震度4
2010/02/27沖縄本島近海M7.2震度5弱
2002/03/26石垣島近海M7.0震度1
2001/12/18与那国島近海M7.3震度4
2001/12/09奄美大島近海M6.0震度5強
2000/10/02トカラ列島近海M5.9震度5強
1998/05/04石垣島南方沖M7.7震度3
1966/03/13与那国島近海M7.8震度5
1958/03/11石垣島近海M7.2震度5
1947/09/27与那国島近海M7.4震度5
1938/06/10宮古島北西沖M7.7震度4
1926/08/07宮古島近海M7.0震度4
1926/06/29沖縄本島北西沖M7.0震度4
1923/07/13九州地方南東沖M7.3震度4
1926/06/29沖縄本島北西沖M7.0震度4
1915/01/06石垣島北西沖M7.4震度4
1911/06/15奄美大島近海M8.0震度6

意外と多く、頻度としては数年〜30年くらいの間隔であることも判ります。

 

余談ですが、地震の規模を示す「マグニチュード」は、値が「1」上がると地震のエネルギーは約30倍になります(厳密には31.6倍)。
例えば、M5を「1」としましょう。M6〜M9を考えると、単純計算して

 

M5:1倍
M6:約31.6倍
M7:約998.6倍
M8:約31,554倍
M9:約997,122倍

 

となるのです。乱暴に言うと、M5クラスの地震で東日本大震災並みのM9クラスの巨大地震のエネルギーを開放するにはM5が99万回(以上)発生する必要があります。

 

「地震が多発している場所では、エネルギーの開放が進んでいるのではないか?」

 

と思われるかもしれませんが、そうではないことが解ると思います。私たち一般庶民にできることは、国や行政などの支援だけを期待するのではなく、個人や家庭や地域でもしっかりと備えること(備災)。いざというときには、備えたモノや知識やネットワークを活用して互助・共助をおこない、被害を減らす試みをする(減災)ことです。

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