トップ 2分で読む 択捉島沖でM4.8、父島近海でM4.4、トカラ列島・石川でも小規模な地震(2023/04/06)

択捉島沖でM4.8、父島近海でM4.4、トカラ列島・石川でも小規模な地震(2023/04/06)

2023/04/06は択捉島沖でM4.8、父島近海でM4.4、トカラ列島・石川でも小規模な地震が発生。注目は択捉島南東沖。北海道沖を中心とする地震は発生間隔が340〜380年周期と考えられ、前回の発生からはすでに400年以上が経過。次がいつ起きてもおかしくないとされています。

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2023/04/06:択捉島沖でM4.8、父島近海でM4.4、トカラ列島・石川でも小規模な地震

2023/04/06は択捉島沖でM4.8、父島近海でM4.4、トカラ列島・石川でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2023/04/06 19:07頃石川県能登地方1M3.1約10km37.5, 137.2
2023/04/06 14:15頃トカラ列島近海1M2.4約10km29.9, 130.0
2023/04/06 13:10頃択捉島南東沖1M4.8約110km44.1, 147.8
2023/04/06 12:57頃父島近海1M4.4約40km27.0, 141.6

注目は択捉島南東沖。2017年12月の政府地震調査委の発表では、北海道の千島海溝沿いを中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波(根室市歯舞地区で遡上高19.4m)が押し寄せる可能性があるという予想です。

 

北海道沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。

自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません。

 

これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。

 

とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。また、備災・防災用品の準備と使い方の確認や備蓄用の水・食料などの確保は何もない平時におこなっておきましょう。いざ大きな地震が起きた後では必要な物資を十分に確保できなくなります。

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