トップ 2分で読む 石川能登でM4.1、宮城南部・トカラ列島近海でM3クラスの地震(2021/11/5〜11/6)

石川能登でM4.1、宮城南部・トカラ列島近海でM3クラスの地震(2021/11/5〜11/6)

2021/11/5〜11/6にかけて石川能登でM4.1、宮城南部・トカラ列島近海でM3クラスの地震が発生。注目は高頻度で地震が続いている石川能登。能登半島沖には「猿山岬北方沖断層」と「珠洲岬沖断層帯」が走っており、2021年6月あたりから増えている能登半島付近での地震の震源は「珠洲岬沖断層帯」と考えられます。

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2021/11/5〜11/6:石川能登でM4.1、宮城南部・トカラ列島近海でM3クラスの地震

2021/11/5〜11/6にかけて石川能登でM4.1、宮城南部・トカラ列島近海でM3クラスの地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/11/06 09:08頃宮城県南部1M3.8約100km38.2, 140.8
2021/11/05 19:35頃トカラ列島近海2M3.1約30km29.4, 129.3
2021/11/05 00:21頃石川県能登地方3M4.1約10km37.5, 137.2

注目は高頻度で地震が続いている石川能登。能登半島沖には「猿山岬北方沖断層」と「珠洲岬沖断層帯」が走っており、2021年6月あたりから増えている能登半島付近での地震の震源は「珠洲岬沖断層帯」と考えられます。

 

また石川県〜富山県にかけては邑知潟(おうちがた)断層帯を含めた複数の断層がありますが、体に感じる大きさの地震は多くありません。歴史的資料で知られている主な被害地震は、金沢市〜加賀市付近にかけての地域や能登半島、それら地域の日本海沖合で発生しています。

これまでに起きた大きな地震としては注目すべきは、

1799年の「金沢地震」がM6.0、最大震度6
2007年の「平成19年能登半島地震」がM6.9、最大震度6強

あたりとなります。特に「平成19年能登半島地震」に関しては、その後の最大余震は13年後の2020/03/13に輪島市で震度5強・M5.5のものが発生しています。

 

また、富山県は2017年に邑知潟断層帯・森本・富樫断層帯・砺波平野断層帯の3つを震源とする最大規模の地震が発生した場合の想定被害を発表。
石川県中部に存在する邑知潟断層帯でM7.6クラスの地震が起きた場合、富山では高岡市・氷見市を中心に最大で3557人の死者が出る想定となっています。

 

今後は「北陸は大地震発生リスクが低い」という認識を改める必要があるかもしれません。実際に、2016年の熊本地震をはじめとしてこれまで「安全地帯」と考えられていた場所で大地震が起き、断層帯に関しても大地震に繋がる可能性がゼロ%のものが動くケースが増えています。

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