トップ 2分で読む 宮古島近海でM4.4、石川能登でM2.0の有感地震(2024/02/22)

宮古島近海でM4.4、石川能登でM2.0の有感地震(2024/02/22)

2024/02/22は宮古島近海でM4.4、石川能登でM2.0の有感地震が発生。能登も収束傾向で久しぶりに静穏な1日となっていますが、注目は宮古島近海。歴史を遡ると周辺では1771年(明和8年)に「八重山地震」と名付けられた、推定マグニチュード7.4〜8.7の巨大地震が発生しています。

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2024/02/22:宮古島近海でM4.4、石川能登でM2.0の有感地震

2024/02/22は宮古島近海でM4.4、石川能登でM2.0の有感地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2024/02/22 18:55頃石川県能登地方1M2.0約10km37.5, 137.2
2024/02/22 13:22頃宮古島近海3M4.4約50km24.8, 125.4

能登も収束傾向で久しぶりに静穏な1日となっていますが、注目は宮古島近海。宮古島は八重山列島(八重山諸島)に含まれますが隣国である台湾とも近く、このあたりではしばしば大きめの規模の地震が発生します。
歴史を遡ると1771年(明和8年)に「八重山地震」と名付けられた、推定マグニチュード7.4〜8.7の巨大地震が発生しています。

 

八重山地震の地震そのものによる被害は僅かでしたが地震が引き起こした大津波によって先島諸島が大きな被害を受け、宮古島の南海岸に位置する宮国・新里・砂川・友利の集落では591戸の家屋が崩壊、2042人が亡くなったといった記録があります。この津波は「明和の大津波」とも呼ばれています。

明和の大津波は八重山群島での死者・行方不明者は1万人を超える琉球史上で最悪の津波災害だったとされ、八重山地震の震源は八重山列島近海で、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込むことによって発生する歪みによって発生した海溝型地震と考えられています。

 

このあたりでは、過去2400年間の間に150〜400年程度の周期で大規模な津波が襲来したことが調査によって判明しています。また、先島諸島では過去2000年の間に約600年間隔で1771年の八重山地震と同じような規模の地震が4回発生しています。

 

沖縄周辺は大きな地震の少ないイメージがあると思われますが、実際にはそうではありません。M4〜5クラスの有感地震が頻発する場合もあり、前述のとおり過去には大きな被害の出る地震も発生しています。今後も大津波を伴う巨大地震の発生も想定されているため、継続的な警戒と備えが必要です。

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