トップ 2分で読む 三重沖M5.7の深発地震と異常震域、岩手沖・日高・宮古島・三重北部でも小規模な地震(2025/02/26)

三重沖M5.7の深発地震と異常震域、岩手沖・日高・宮古島・三重北部でも小規模な地震(2025/02/26)

2025/02/26は三重沖でM5.7、岩手沖・日高・宮古島・三重北部でも小規模な地震が発生。注目は三重沖の深発地震と異常震域の同時発生です。異常震域は地盤状態やプレート構造等により震源より遠方で震度が高くなる現象で、発生頻度は高くないため不安に感じるかもしれませんが、珍しいことではありません。

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2025/02/26:三重沖M5.7の深発地震,域、岩手沖・日高・宮古島・三重北部でも小規模な地震

2025/02/26は三重沖M5.7の深発地震と異常震域、岩手沖・日高・宮古島・三重北部でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2025/02/26 14:54頃三重県南東沖2M5.7約400km33.6, 136.3
2025/02/26 08:23頃岩手県沖1M4.3約30km40.2, 142.6
2025/02/26 07:22頃日高地方東部1M3.6約60km42.3, 143.0
2025/02/26 02:10頃宮古島近海1M3.5約50km24.7, 125.4
2025/02/26 01:42頃三重県北部1M2.8約20km34.9, 136.6

今回の注目は深発地震と異常震域の同時発生です。深発地震は震源の深さが深い地震ではありますが、明確な定義はされていません。おおむね深さ60kmまでの地震を浅発地震、60kmから200kmまでの地震を稍(やや)深発地震、200km以深で発生する地震を深発地震と位置づけています。

 

この深発地震が起きた際には、震源から遠く離れた場所で大きな揺れを観測する「異常震域」が発生することがあります。異常震域とは、地盤の状態やプレート構造等により震源地より遠方で震度が高くなる震度分布・現象です。

 

「異常震域」は震源の深さが深い「深発地震」で起きる傾向があるようで、海洋プレートがマントル内に沈んでスラブ(地球の地殻とマントル最上部の固い岩盤を併せた部分)となる過程で、深さが数百km付近まで沈んだところで熱や圧力により構造などが変化した時に発生すると考えられています。

深発地震も異常震域も稀有な現象ではないので必要以上に不安を感じる必要はありません。特に今回のような伊豆・小笠原・マリアナ海溝沿いや東海道沖で規模が大きめの深発地震が起きた際には異常震域も同時に発生することがよくあります。

 

このような地震は「備えるキッカケ」として備災・防災用品の確認や備蓄品の消費期限のチェックと補充などをおこなっておきましょう。緊急時の家族の連絡手段や集合場所の選定なども。イザというときにはネットやスマホが使えなくなるものです。

 

普段は存在を意識しない公衆電話が自宅周辺のどこにあるのか、また公衆電話と伝言ダイヤルサービスの使い方なども把握しておくと良いでしょう。

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