2019/02/21:北海道胆振地方中東部で震度6弱・M5.8の大きな地震
2019/2月21日、北海道胆振地方中東部で震度6弱・M5.8の大きな地震がありました。この付近を震源とする地震は比較的多めです。
2018年から2019年2月21日までの「震度4」以上をピックアップしてみたのがこの図です。震度4以上に限ると2018年9月6日以前は2017年7月、それ以前は2014年11月。やはり昨年の地震が際立ちます。
2月21日の夜時点で、北海道の厚真町では土砂崩れが発生しているとのこと。人命的被害が無いことを祈るばかりです。
また、北海道では千島海溝を震源としたM9クラスの巨大地震について、今後30年以内の発生確率が最大40%とされています。確率論ですので、30年以内に確実に来るという確証はありませんが、逆に言えば明日にも来る可能性もゼロではありません。
いわゆる「海溝型」の地震に関してはある程度の予測はしやすいのですが、内陸の断層型の地震については予測がかなり難しいのです。北海道胆振東部地震や熊本地震、大阪北部地震などが当てはまります。
これらのタイプの地震は、前兆無しにある日突然発生するのです。
また、北海道だけでなく、今後30年以内の巨大地震の発生が懸念されている地域は主に太平洋側で複数存在します。該当する地域にお住まいの皆さんにおかれましては、日頃からの備えをしっかりと。
確かに「いつも地震が起きているエリア」というのは多数存在し、いつも起きているのだから殊更に騒ぐのはおかしい、と感じるかたもいらっしゃるでしょう。
しかし、備えた上で何もなければそれがベストだと思います。怖いのは「いつものこと」と軽視して何も備えていなかったところに大きな被害が発生することです。ぜひ備えてみてください。