2019/03/19:新島・神津島近海で最大震度3・M3.7の地震
2019/03/19の深夜に新島・神津島近海で最大震度3・M3.7の地震がありました。
震度1以上の有感地震としては昨年7/16以来、震度3としては昨年4/23以来のようです。
このあたりは相模トラフと駿河トラフに挟まれた
「フィリピン海プレート」
「北米プレート」
「ユーラシアプレート」
の3つのプレートが重なる領域で、日本列島のある陸側プレートの下にフィリピン海プレートが沈み込む構造です。
特に駿河トラフに沿って相模湾〜房総半島起きにかけての領域とか南関東の直下では、このあたりを震源とする大きめの地震が過去に繰り返し発生しており、かつての1923/9/1の「関東大震災(大正関東地震)」の震源域があります。
毎年9/1の「防災の日」は、関東大震災に因むものですね。
相模トラフ沿いで今後30年以内にM8クラスの地震が起こる可能性としては6%以下と低いのですが、プレートの沈み込みに伴うM7クラスの地震の発生率は70%と高い評価になっています。
南関東では歴史的に200〜400年間隔でM8クラスの地震が発生していますが、M8クラスの地震の前にはM7クラスの地震が複数発生する傾向があるようです。
1923年の関東大震災以降の静穏期?に入った後にちょうど日本の高度経済成長期が当てはまったことは、幸運だったのかもしれません。
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