トップ 2分で読む 【全国】茨城県でM5.3、鹿児島県でM4.3、岐阜県および長野県でも小規模な地震(2020/06/01)

【全国】茨城県でM5.3、鹿児島県でM4.3、岐阜県および長野県でも小規模な地震(2020/06/01)

2020/06/01は茨城県でM5.3、鹿児島でM4.3、岐阜・長野でも小規模な地震。茨城県北部における最大震度4以上の地震は東日本大震災を機に発生頻度が上昇。薩摩半島西方沖でも4連続の地震が発生、この震源域で1日に4連続の地震は過去の記録を見ると2016年の熊本地震の発生から約1ヶ月後の2016/05/07です。

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2020/06/01:茨城県でM5.3、鹿児島県でM4.3、岐阜県および長野県でも小規模な地震

2020/06/01は茨城県北部でM5.3、鹿児島県(薩摩半島西方沖)でM4.3、岐阜県および長野県でも小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【茨城県北部】
2020/06/01 10:47頃, 震度1, M2.4, 深さ10km, 北緯:36.8, 東経:140.6

【薩摩半島西方沖】
2020/06/01 10:15頃, 震度1, M2.5, 深さ10km, 北緯:31.6, 東経:130.3

【薩摩半島西方沖】
2020/06/01 09:50頃, 震度1, M2.3, 深さ10km, 北緯:31.6, 東経:130.3

【薩摩半島西方沖】
2020/06/01 09:37頃, 震度2, M2.9, 深さ10km, 北緯:31.6, 東経:130.3

【薩摩半島西方沖】
2020/06/01 09:33頃, 震度4, M4.3, 深さ10km, 北緯:31.6, 東経:130.3

【茨城県北部】
2020/06/01 06:02頃, 震度4, M5.3, 深さ100km, 北緯:36.2, 東経:140.4

【長野県中部】
2020/06/01 04:43頃, 震度2, M3.3, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.7

【岐阜県飛騨地方】
2020/06/01 04:02頃, 震度1, M3.1, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

 

今回は茨城県北部を震源とするM5.3の地震が発生しました。茨城県北部における最大震度4以上の地震は、2011年の東日本大震災を機に明らかに発生頻度が高くなっています。

 

また茨城〜千葉周辺はご存知の通り中規模地震の巣とも言えるような地震頻発領域となっており、特に茨城県南部の地表下50〜60kmあたりは、フィリピン海プレートが沈み込んだ先の先端部分にあたります。

そしてこの日は鹿児島県の薩摩半島西方沖でも4連続の地震が発生しました。この震源域で1日に4連続の地震が発生したのは、過去の記録を見ると2016年の熊本地震の発生から約1ヶ月後の2016/05/07となっています。

 

最近はあちこちで「地震が多いのでは?」という声が聞かれ、緊急地震速報もよく届く印象があります。また「東日本大震災以降、地震や火山活動が活発になった」とも言われてきました。

 

地球規模の動きに目を向けると、近年は特に太平洋を囲む「環太平洋火山帯」の動きが活発な印象があり、日本列島周辺だけでなくフィリピンやインドネシアなどの東南アジア、フィジー・トンガ・バヌアツなどオセアニア諸国の北側、米国大陸の太平洋側、アラスカなどでも時おり大きな地震が起きるなど頻発しています。

 

もっとも体に感じない規模の地震ともなれば、毎日無数に発生しているのが現実です。「いつどこで、どのくらいの規模の地震が起きるのか?」という問いには現代の最新科学を持ってしても答えは出せませんし、「大きな地震が起きそうになったら防災用品や備蓄品を準備する」という考え方は手遅れに繋がる可能性があります。

 

重要なことは、「もし大きな地震が起きたときに命さえ無事なら、発災後の最低1週間を乗り切れるだけの備えがあるか?」ということです。まずは何も無い平時から備えておくことです。大きな地震ほど被害は大きくなりますし、その場合の国や自治体による救助や支援などの公助は必ず遅れます。

この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)

【日向灘】
2020/06/01 20:45頃, 震度1, M4.0, 深さ20km, 北緯:32.0, 東経:132.1

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