トップ 2分で読む 【全国】北海道十勝沖でM5.8、岐阜, 奈良, 静岡で小規模な地震(2020/05/31)

【全国】北海道十勝沖でM5.8、岐阜, 奈良, 静岡で小規模な地震(2020/05/31)

2020/05/31は北海道十勝沖でのM5.8をはじめ岐阜・奈良・静岡で小規模な地震がありました。気になるのは十勝沖でのM5.8。2017年の政府地震調査委の発表では根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の津波が押し寄せる可能性があるという予測です。

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2020/05/31:北海道十勝沖でM5.8、岐阜, 奈良, 静岡で小規模な地震

2020/05/31は北海道十勝沖でのM5.8をはじめ、岐阜・奈良・静岡で小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【奈良県】
2020/05/31 11:20頃, 震度1, M3.6, 深さ50km, 北緯:34.0, 東経:135.7

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/31 07:59頃, 震度1, M3.1, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【十勝沖】
2020/05/31 03:14頃, 震度4, M5.8, 深さ90km, 北緯:42.5, 東経:143.7

【静岡県西部】
2020/05/31 00:56頃, 震度1, M2.8, 深さ30km, 北緯:35.0, 東経:137.9

 

気になるのは十勝沖でのM5.8。2017年12月の政府地震調査委の発表では、北海道の根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波が押し寄せる可能性があるという予測となっています。

北海道根室沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。

 

自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません。

 

これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。

 

とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。行動した結果、何も起きなければそれでいいのです。行動しないことで命を落とすということだけは、なんとしても避けなければなりません。

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